インドの投資信託は金融セクターの比率が高い?

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最近のレトルトカレーって電子レンジで作れるのが普通になっててビビるよね。カレーの話はおいておいて。次の投資先を探す時、やっぱりインドが気がかりで。外せないのだけれど。

インドへの投資は費用が高い。

一説によれば新興国市場のため、証券取引の整備が進んでいないからということ。あーそうなんだー、じゃあ新興国株式の指数とかのファンドに投資すればいいかなって思えば、インドは全体の15%くらい、殺人ウイルスばらまく国が全体の30%以上を占めるとか笑えない比率。

おまけにインドの首相さんいわく、25年で先進国入りを目指す!とおっしゃられているそうで。実現したら新興国株式ファンドとか積み立てても無意味になっちゃうじゃないさ!!

memo

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20221115
基準価額:7,083円 / 前日比(円)-112円 / 前日比(%)-1.56% / 純資産総額70.62億円

日経平均:27,963.47円 / ドル円:140.53円

ダウ平均:33,788.58 / ナスダック総合指数:11,241.59 / S&P500指数:3,988.02

be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

diary

いや無意味はと言うのは失礼。ごめんなさい。

先進国入りって、つまりは特権を捨てる代わりに世界に対して責任を持つということ。時として他の国を支える側に立つということ。それによって得られるのはなんだろう。信頼と発言権?どこか社会構造と似てる気がする。

トワナナさんにはインドが何故、先進国入りを目指すのかの本当のところはわからないけれど。確かインドは非同盟主義だっけ。いずれの陣営にも加わらないという立場で平和を実現しようとする外交戦略。日本の第9条も特殊だと思ったけれど、どこの国も理想を掲げて奮闘しているんだなって。

戦争をはじめたロシアは許せなくて。インドはロシアと親交があって制裁に参加していない。そのことでインドどうなのさって思いもあって。でも、立ち位置の違いで過去親しかった相手を見捨てていないだけなのだとしたら、それは責められることではないのかなって。

世界って難しい。

国内でインドに投資するための方法はいくつかあって。んー。今回は投資信託で検討しようかな。いちおう、他の選択肢としてNYSEのWisdomTree India Earnings ETF(ティッカーEPI)と、香港市場のiShares Core S&P BSE SENSEX India ETF HKD(2836)、東証のNEXT FUNDSインド株式指数上場投信(1678)あたりは国内でも購入できる。

トワナナさん的にはSENSEX指数とかいいなーって思う。

確かインドのボンベイ証券取引所における株価指数で、同取引所に上場する銘柄の中でいい感じの30銘柄で構成されてる指数。セクター分散に配慮がされていのであれば、ダウ平均みたいな感じなのかなって期待したり。でもあれかな、1証券取引所に依存するのは危険かも。

問題は香港市場だから、リスク高そうな気がする点。不思議なのだけれど、インドって中国と仲悪いのになんで香港で取り扱っているのだろう。iSharesだからNYSEとかNASDAQでもよさそうに思えるのに。まだ今みたいな事態になる前の香港で上場したETFだったのかな。

と。投資信託だった。ええと。

イーストスプリング・インド・コア株式ファンドか、iTrustインド株式が好みかな。あくまでトワナナさんの好みなので、ひとさまのスクリーニングとは結果が異なると思う。

イーストスプリング・インド・コア株式ファンドは、経費率が唯一1%を切る(インドが対象だとこれが最安)ファンドで、確かイーストスプリング社の既存ファンドを2つ買い付けるだけのファンド・オブ・ファンズ。

中身はインディア・コンシュマー・エクイティ(消費関連株式)と「インディア・インフラストラクチャー・エクイティ(インフラ関連株式)に投資を行う。

イーストスプリング社って聞いたことないよ?って調べてみると、イギリスのプルーデンシャル・グループに属するアジアを中心とする運用会社みたい。プルーデンシャル社はロンドンに本社を置く生命保険・金融サービス企業。ふむー。親会社さんの歴史は古いみたい。金融の本場で170年だそうな。

この記事で掲載しているスクリーンショット画像は、マネックス証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。

基本情報

イーストスプリング・インド・コア株式ファンド

今年の7月末にリリースされたばかりのニューカマー。ちょっと純資産が心もとないかも。信託報酬年率0.9905%、信託財産留保額0.3%。

インディア・コンシュマー・エクイティの業種別構成比は以下。

業種名構成比
銀行25.70%
自動車・自動車部品15.34%
メディア・娯楽10.90%
耐久消費財・アパレル8.10%
家庭用品・パーソナル用品7.09%
ヘルスケア機器・サービス5.92%
各種金融5.41%
消費者サービス4.11%
保険3.82%
食品・飲料・タバコ2.88%
インディア・コンシュマー・エクイティの業種別構成比一覧

インディア・インフラストラクチャー・エクイティの業種別構成比は以下。

業種名構成比率
資本財17.84%
銀行15.75%
素材12.68%
不動産11.64%
運輸10.52%
エネルギー8.86%
公益事業4.38%
各種金融4.16%
耐久消費財・アパレル3.26%
商業・専門サービス2.48%
インディア・インフラストラクチャー・エクイティの業種別構成比一覧

ぱっと見はいい感じに分散されてそうに感じる。

む。両方に金融が入ってるけれど、これ合計すると金融大杉にならないの?ぽちぽちと計算すると・・。確かファンドが均等保有だから合計を2で割ると、25.1%だ。そんなに多く、いや4分の1が金融ですかい!えーっと、そういうものなの?

あー、うーん。

iTruesインド株式は、あれ?これもファンド・オブ・ファンズだ。んー?もしかして新興国系ってこういうのが一般的なのかな。中身はピクテ・インディアン・エクイティーズというインド企業に分散投資するファンドと、ピクテ・ショートターム・マネー・マーケットJPYの2つ。

ピクテ・ショートターム・マネー・マーケットってなんじゃらほいと検索してみると、ETFが出てきた。ルクセンブルク籍のSICAVと書いてある。んー、SICAVとは欧州で一般的なオープンエンド(いつでも換金できる)型投資信託らしい。比率は1%以下なので調整用かな?

基本情報

iTruesインド株式

世界のピクテさんiTrustシリーズのインド版。唐突にマウントをとりに行くと、グローバル5.5倍バランスファンドの方が純資産が多かったりする。(株価は半分以下だけど。)
信託報酬年率1.4998%、信託財産留保額なし。

iTrustインド株式の業種別構成比は以下。

業種名構成比
金融34.5%
情報技術23.0%
一般消費財・サービス13.3%
ヘルスケア12.0%
生活必需品11.8%
その他の業種3.4%
コール・ローン等、その他2.0%
iTrustインド株式の業種別構成比一覧

あれま。こちらも3分の1以上が金融セクター。金利上昇局面なら金融業儲かるらしいけれど。むむー。
情報技術が2位につけてるのがインドがインドたるところなのか。そいえば先日イギリスの首相に就任された方もインドの方だよね。

参考に、S&P500指数の業種別構成比率は以下。

業種名構成比
情報技術26.3%
ヘルスケア15.3%
金融11.4%
一般消費財10.9%
消費財・サービス8.3%
情報通信7.5%
生活必需品6.9%
エネルギー5.4%
公共事業3.0%
不動産2.6%
素材2.5%
S&P500指数の業種別構成比率一覧

S&P500指数の金融セクター比率は11%。やっぱり金融セクターが全体の3分の1、全体の4分の1を占めるって、異常とまでは言わずとも高いよね。こっちはこっちで情報技術に肩入れし過ぎに感じるけれど、ビックテック+イーロンが入っているから仕方ないのか。

間違えた。よくビックテックはハイテク、ハイテク言われるけれど。セクター的にはわかれていて。AppleとMicrosoftが情報技術セクター、AmazonとTeslaが一般消費財セクター、AlphabetとMetaが情報通信セクター。(ちなみにNetflixとDisnyも情報通信セクターで動画配信まわりはここだそうな)

話をインドに戻すと、インドのインフレ率が10月7.41%で政策金利が5.9%。高い?今後という観点ではインフレは抑えたいはずで。そもそも通貨ルピーは史上最安値を彷徨っている。(ドル高で苦しんでいるのはインドも同じみたい)

インドの11月のインフレ率のコンセンサスは6.73%、落ちることを予想している・・。えーっと。
金利を上げてインフレを抑制するのだから、まだ高いであってそう。11月の数値は11月14日に出てくるそうな。

調べてみると、インドのインフレ目標は4%の上下2ポイント。うおー、まだコンセンサスでさえ上限を突破してる状態かー。つまり、国民はインフレに苦しんでいて、インフレ抑制で政策金利を上げ続けている状態。金融セクターにとって政策金利が高いことは追い風なので株価は上がる。

うーん。どうなんだろう。インド推しの方はみんな今後上を示唆されているみたいだけれど。中国と同じで富裕層がほとんどの富を独占して、世界の貧困層の4分の1がインドとまで言われる格差社会。インドのGDPそんなにあがらなそうって指摘もある。(大多数は上がる言ってるけれど)

とりあえず調べないといけないのはインドの金融セクターの異常な比率。

これってもしかしてインドの企業じゃなくて、他の国の出先だったりとか?国の産業押しのける程の比率はどうなのだろうと思ったけれど、投資会社ならちょっと話が変ってくるよね。そこから地元の企業に資金が流入するわけだし。あいや、指数というわけでもないから、アクティブ判断で利益が乗り易いセクターを盛ってるとか?

サンプル数増やして、金融セクターの内訳を調べてみよう。(なんかSBIとか怪しい名前もあった・・)

最後におまけ。

比較チャート

イーストスプリング・インド・コア株式ファンドとiTruesインド株式チャート比較

イーストスプリング・インド・コア株式ファンドとiTruesインド株式チャートを比較するとこんな感じ。イーストスプリング・インド・コア株式ファンドはまだ出来立てほやほやなのでとも思ったものの、ファンド・オブ・ファンズだからそれはないか。これはたぶん、組成の違いかな。

おつかれさまでした。

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