ディフェンシブでもS&P500に負けないポートフォリオをセクターETFで作る。(パート3)

FIVE SECTOR PORTFOLIO

前回までのトワナナさん。

マルチ・アセット・アロケーションではパフォーマンスが犠牲に。セクターローテーションではリスクが高すぎ。それなら2つを合わせてマルチ・セクター・アロケーションなら強くない?と、勝負を挑むもS&P500、S&P500配当貴族にまで惨敗。

もう耐えきれません。実家に帰らせていただきます。

めそめそ。

今回の記事はたぶんサクサク終わるので、コーラでも飲みながらお付き合い下さいな。

memo

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20221203
基準価額:7,754円 / 前日比(円)+262円 / 前日比(%)+3.5% / 純資産総額80.52億円

日経平均:27,777.90円 / ドル円:134.32円

ダウ平均:34,429.88 / ナスダック総合指数:11,461.50 / S&P500指数:4,071.70

be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

diary

これまでの記事はこちら。並べてみたけれど、実は今回の記事だけ読めばよくない?って。貴方が言った今日はなんたら記念日。

何故だろう。

S&P500のセレクト・セクター指数を元にしたETFを均等に保有するSS&Cアルプス・アドバイザーズ社のALPS Equal Sector Weight ETF(ティッカーEQL)はそこそこな成績だった。

S&P500とS&P500高配当貴族に負けたけど。

負けたけど。

きー!

くやしい!くやしい!でも現状分析から。ぶんせきから!

はふん。まずは基準価格と純資産総額、出来高を並べてみる。だいたいこの辺りで見えてくるはず。

セクター名称ティッカー基準価格
(USD)
純資産総額
(MUSD)
出来高
コミュニケーション
サービス
XLC51.948,663.914,402,205
一般消費財XLY145.9814,870.695,986,233
生活必需品XLP77.1717,672.296,086,724
エネルギーXLE90.2943,031.7618,375,361
金融XLF35.9233,687.5840,462,197
ヘルスケアXLV139.8043,129.427,778,325
資本財
サービス
XLI102.3414,613.3110,767,896
情報技術XLK135.3641,653.794,466,587
素材XLB83.745,540.913,412,502
不動産XLRE39.985,122.585,460,322
公益事業XLU71.0316,599.5210,354,131
セレクト・セクターETF今日の基準価格と純資産総額と出来高一覧

ちょっと見難いからランキングで再度表をまとめるこんな感じ。

セクター名称ティッカー基準価格
RANKING
純資産総額
RANKING
出来高
RANKING
コミュニケーション
サービス
XLC9910
一般消費財XLY147
生活必需品XLP776
エネルギーXLE522
金融XLF1161
ヘルスケアXLV215
資本財
サービス
XLI453
情報技術XLK339
素材XLB61011
不動産XLRE10118
公益事業XLU884
セレクト・セクターETF今日のランキング

あー、なるほろ。これは面白いかも。

出来高のランキングは1位が金融、2位がエネルギー、3位が資本財・サービス。出来高はその日の取引量の多さを測る数字になるので、当日のトレンドの強さを表しているともいえる。

記事のパート1で書いた景気局面に対して有望なセクターを引っ張り出すと。これ。

景気局面有望な投資対象となる産業
回復金融・情報技術・不動産
好況一般消費財・素材・資本財
後退エネルギー
不況生活必需品・ヘルスケア・情報通信・公共事業
景気局面に対して有望な投資対象となる産業一覧

全然一致しない。

ここからわかるのは、少なくとも昨日、週末の取引では次の景気局面を見据えた取引ではなかったということ。次の景気局面に備えるというよりは、今の景気局面に備えている?のかな。高金利の今なら金融に資金が集まるのは説明がつくし、エネルキーも価格上昇が激しいのでそうだよね。

基準価格は短期的なトレンドで、純資産額は長期的な人気と捉えてみると。ええと、これはトワナナさんの個人的な感想で。

基準価格の1位は一般消費財、2位がヘルスケア、3位が情報技術。んー?経済再開を期待して一般消費材と情報技術、オールラウンド安心のヘルスケアはそれでもリセッションを気にしているから?ちょっとバラついていてわからないかも。もう少し長い期間の情報を見ないとダメかな。

純資産総額の1位はヘルスケア、2位のエネルギー、3位の情報技術。景気局面の観点では不況・後退・回復の順だから。えーっと。少なくともリセッションに備えている感じなのかな。情報技術は2021年までの貯金があるから難しいところ。

2020年まではエネルギーとか墓場みたいな感じだったのにね。あー、バフェットさん家がコロナ過でエネルギー企業買収していたっけ。ドミニオン・エナジーの天然ガス輸送・貯蔵事業をバークシャー・ハサウェイが買収したってニュースになってた。当時は「へんなのー」って言われてた記憶。エネルギーなんて落ち目じゃんねって。もちろんロシアの侵略戦争前の話。

トワナナさんは当時エネルギーセクターETFを持続化給付金で購入していたから、ちょっと嬉しかった思い出。じーさんわかってるーみたいな。うひ。

最近もオキシデンタルを買収という話になっているし。株式の50%保有ってことはもう子会社になってない?攻めてるなー。みんな思惑買いで追従している気もする。


さて。うーん。とりあえずそだなー。まずは出来高上位で面子を組んで比較してみよう!

S&P500にはステート・ストリート社のSPDR S&P500 ETF(ティッカーSPY)。

セレクト・セクターETFからは金融のFinancial Select Sector SPDR Fund(ティカーXLF)、エネルギーのEnergy Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLE)、資本財・サービスの Industrial Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLI)を使用。

セレクト・セクターETFの比率は1位のXLFが34%、他2つは33%でほぼ均等持ち。均等で持つのは今の景気局面だけに着目しても未来に備えられないから。

でん。

この記事で掲載しているスクリーンショット画像はSilicon Cloud Technologies社Portfolio Visualizerの画面をキャプチャしたものです。

セレクト・セクターETFの今日の出来高3位までランキングchart比較

うおおおおおお!!

勝ったー!涙。

トワナナさんやりましたー!わーん。

・・・。

ん?勝つには勝ったけれど。あれれ?ちょっとコロナ直撃時の落ち込みもスゴイね。MaxDrawdownがSPYより10%近く高くて、BestYearとWorstYearも両方高い。これってつまり高ボラティリティということ?リターンはSPYを14.42%上回るから悪くはないのだけれど。

うーん。それならランキング上位5つまで含めてみる?

出来高4位は公共事業のUtilities Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLU)、5位はヘルスケアのHealth Care Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLV)。セレクト・セクターETFにこの2つのETFを追加して再度比較。

セレクト・セクターETFの比率は全て20%ずつ保有の均等持ち。ヘルスケアが参戦なら意外といい感じになるかな?

セレクト・セクターETFの今日の出来高5位までランキングchart比較

ひやっほーうう!!

どうだー、どうだー!涙。

今度はMaxDrawdownを0.66%まで縮めて、BestYearは0.95%負けるものの、リターンはSPYを22.76%も上になったー。スゴイ、スゴイ!もうこれでよくない?わーん。

はぁ。

・・・。

・・・・。

でもこう、出来高上位5位まで含めるとここまで改善するなら。ね。

ほら。あとちょっと、もうちょっと。上位7位くらいまで増やしてみたくなるのが人情というもので。ギャンブラーの破滅思考っぽいけれど。

オチがほしいじゃないっ!(←げいにん。

出来高6位は生活必需品のConsumer Staples Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLP)、7位は一般消費財のConsumer Discretionary Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLY)。セレクト・セクターETFにこの2つのETFを追加して再度比較。

セレクト・セクターETFの比率は1位のXLFのみ16%、それ以外は14%ずつ保有のそこそこ均等持ち。一般消費財は基準価格も高いし、もしかしてもしかして?

セレクト・セクターETFの今日の出来高7位までランキングchart比較

うああああああああ!!

誰もハッピーエンドなんか望んでないのに勝ってしまったあああ!人気出ないけどうれしいいいー!涙。

ちょっと何言ってるかわからないけれど。とりあえず数字が改善しているので見てみる。MaxDrawdownはSPYより2.15%低く、WorstYearはSPYより3.18%低く、BestYearは0.01%高い。リターンはSPYを24.16%上回る。

セレクト・セクターETFの今日の出来高7位までポートフォリオ

もうこの結果で特許とっちゃおうよ、うわーん。

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