グローバル5.5倍バランスファンドは世界の中央銀行による政策金利上昇に伴い基準価格を落とし続けている。主に債券価格の下落による影響が大きいという。
ここで疑問が1つ。(ぴんぽーん)
グローバル5.5倍バランスファンドは先物を使うことで資産100に対し、5.5倍相当の運用を行うファンド。それならレバレッジのかかっていない、似通ったポートフォリオを持つバランスファンドを5.5倍にすると同じような数字になるの?って疑問が浮かんだ。
memo
グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20221118
基準価額:7,297円 / 前日比(円)+102円 / 前日比(%)+1.42% / 純資産総額73.24億円
日経平均:27,930.57円 / ドル円:140.34円
ダウ平均:33,546.32 / ナスダック総合指数:11,144.96 / S&P500指数:3,946.56
be careful
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「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。
diary
と。比較をしてみようとファンドを探してみるけれど、意外とない。むむ。
グローバル5.5倍バランスファンドの資産比率は以下になる。
債券:72.7%
株式:18.2%
REIT:4.5%
金 :4.5%
これに5.5倍相当のレバレッジをかけて運用する。
債券の比率もだけれど、コモディティを持つファンドは絶望的に少ない気がする。仕方がないので今の相場に債券の影響が大きいのであれば、債券を同比率持つファンドを探す。
たとえばアセットマネジメントOne社のたわらノーロードバランス(堅実型)。
国内債券:36%
先進国債券(ヘッジあり):33%
先進国債券:3%
新興国債券:8%
国内株式:4%
先進国株式(ヘッジあり):12%
先進国株式:0%
新興国株式:1%
国内リート:2%
先進国リート:1%
各資産をまとめてみると、(債券80%、株式17%、REIT3%)に。
グローバル5.5倍バランスファンドのコモディティ枠を丸ごと債券に充てて、リートと株式の比率を僅かに落としている感じ。債券比率80%はスゴイ。
グローバル5.5倍バランスファンドは債券入れすぎと言われたりもするけれど、バランスファンド界隈だとそこまで異端じゃないみたい。たわら男爵がアレなだけという説はおいておいて。
で。この2つを比べてみる。
たわらノーロードバランス(堅実型)の下落率を5.5倍すれば、グローバル5.5倍バランスファンドの下落と近い値になる?
本当は世界株式だからとか、債券だからとか、そういった括りで同じと考えてはいけなくて。ちゃんと組成を見て比べないと意味がない。例えば、英語の通訳がきでるなら仏蘭西語の翻訳もできるだろうとか、それくらいの誤った認識。だめだよボンジュール。
なので。あくまで近そうなものが無いので比較的共通点がある同士くらいの関係。
でん。
※この記事で掲載しているスクリーンショット画像はマネックス証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。

たわらノーロードバランス(堅実型)
2021年11月17日 基準価格 11,377円
2022年11月17日 基準価格 10,336円、下落1,041円(下落率9.1500%)

グローバル5.5倍バランスファンド
2021年11月17日 基準価格 15,135円
2022年11月17日 基準価格 7,297円、下落7,838円(下落率51.7872%)
計算してみる。
たわらノーロードバランス(堅実型)の下落率9.1500% を5.5倍すると、50.3250%。
対するグローバル5.5倍バランスファンドは下落率51.7872%。
51.7872 – 50.3250 = 1.4622、差異は 1.4622 意外と近い。
試しに場率で割ってみると、1.4622 ÷ 5.5 = 0.2658
んー。レバレッジを使うと単位ごとに0.2658%ブレている感じ?かな。このくらいだと組成の違いとも言えそうだけれど。
ここから見えるのは。
例えば、1万円分のグローバル5.5倍バランスファンドを持つのと、5万5千円分のたわらノーロードバランス(堅実型)を持つのは比較的近い値動きになる。債券をファンド内に沢山持っていると、レバレッジの有無は関係なく金利上昇局面で大きなダメージを受けるよというお話。
なのかな。
チャートを比較すると、5.5倍の地獄具合がわかるけれど。

たーすーけーてー涙。
あ、でもそうか。グローバル5.5倍バランスファンドは先物を使っているから、為替のことも考慮しないとダメだ。と思ったけれど、たわらノーロードバランス(堅実型)は全体の45%がヘッジありだから為替ヘッジ資産が多いぞ。
ふむー。計算方法を考えないと。
今日は金曜日。よい週末をね。