グローバル5.5倍バランスファンド月報(公式月報)2025年04月。

運用状況

Google先生だったかな?

調べものをしていた時に、「ユーはコレも気になるっしょー」って表示されたワードで。

ティッカーコード(AIPI)REX AI Equity Premium Income ETFがあって。

楽天証券さんちで検索したら、買いボタン付きで表示されたので取り扱いは既にあるのかな?お名前からも想像できるように、AIとカバードコール戦略の組み合わせファンド。

調べているところなので詳しいお話はできないのだけれど、REX Sharesさん公式をみる限りでは米国に上場するのAI先端テクノロジーのパフォーマンスを追従することを目的としたインデックス、BITA AI Leaders Select Indexに連動を目指す部分で基本設計の8割。

残り2割でカバードコール戦略を組み立てるファンド(?)なのかな。

これ、何がスゴイってそこらのAI銘柄インデックスのように「あー、そんな会社もあるんだねー」的な世界お宝発見インデックスとは異なり「これ知ってるー!!」ってな企業がズラリと並ぶ〇〇が考えたようなインデックス。

ちなみにこの記事を書いている現在だと、インデックス上位構成銘柄はこんな感じ。

RANKNAMEWeighting
(%)
1NVIDIA CORP10.68
2Palantir Technologies Inc. Class A9.35
3Crowdstrike Holdings Inc. Class A8.89
4ARM HOLDINGS PLC8.47
5Super Micro Computer Inc3.55
6CASH AND CASH EQUIVALENTS3.27
7MICRON TECHNOLOGY INC3.22
8ADVANCED MICRO DEVICES INC3.17
9Broadcom Inc.3.11
10Datadog Inc. Class A3.03

現在の銘柄数は69社。

勝手な想像で。一般ぴーぽーが考えるAI銘柄って、こんな感じではないかなってラインナップ。むしろカバードコール抜いてインデックスだけないの?って声さえ聞こえそうな風格。

ただちょっと流行りに寄せている感が強い並びでもあって。NYSE FANG+のように出来高の評価加点が多いのか、時価総額だけにしてはちょっと怪しい。

怪しさでいったら直近配当利回り34.08%とかいうバケモンパフォーマンスの方だけれども、今が旬のテーマ系カテゴリなのでカバードコールとの相性はよいのかな。旬を過ぎたら目も当てられないことになるけれど。

えー?でも今後の世界でAIは必須になるから衰退なんてないんじゃないのー?ってなご意見に関しては。

うーん。

必須になるからこそ資金が細っていくと思っていて。

必須なものは値段が高くならないように法整備されたり、価格競争にさらされて利益が維持できなくなったり。今でこそ黎明期なので一部の企業に資金が集中しているだけではないかなって。(株価は将来の価値への期待値なので、当たり前の存在になったら当たり前の価値に落ち着く。)

それと、EVと同じ匂いがするんだよ。

ご立派な理想の看板を掲げて、力ある者が弱者を叩いているみたいな図式。

どこぞのEVメーカーの社長さまの言うように、「それ」により多くの人命を救っているから、「それ」により少ない人命が失われても責任は取らない的な理屈。

その考えが是となる世界ではあってほしくないなって。

なんて。

どーでもいいことをぼやんと考えつつ。

BITA AI Leaders Select Indexに俄然興味が出てきたので、時間を取って調べたいなって。

・・・。

今回は、運用状況の分割記事その2。

グローバル5.5倍バランスファンド月報、公式月報(マンスリーレポート)の2025年4月のお話。

Be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

Composition ratio

例によって例の如く、まずはグローバル5.5倍バランスファンドのマンスリーレポートからポートフォリオ内の資産比を見ていく。

ここでの数値は日興アセットマネジメント社、グローバル5.5倍バランスファンドの3月31日付けマンスリーレポート(2025年5月1日に参照)を参考にしています。

つまり、2025年5月1日に最新のマンスリーレポートを見たら、3月31日付けの資料が最新だったよといったお話。

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4月
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9月
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10月
24年
11月
24年
12月
25年
1月
25年
2月
25年
3月
米国64.465.667.166.867.166.167.566.069.868.369.166.1
欧州11.411.611.810.711.311.410.910.610.010.110.510.5
新興国9.09.59.49.19.29.49.59.28.98.98.78.9
日本8.38.08.17.48.07.77.56.97.27.27.56.9
英国3.53.73.63.43.23.33.44.23.83.63.74.0
その他0.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.0
合計96.698.4100.097.498.897.998.896.999.798.099.596.5
グローバル5.5倍バランスファンド資産保有比率(世界株式)単位はパーセント

これはファンドが保有する株式。

米国は米国株先物(ミニS&P500)、欧州は欧州株先物(ユーロ・ストックス50)、新興国は新興国株先物(ミニMSCI EM)、日本は日本国株式先物(TOPIX)、英国は英国株先物(FT100)みたい。

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10月
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11月
24年
12月
25年
1月
25年
2月
25年
3月
米国15.315.916.215.815.715.415.815.516.015.516.215.6
オースト
ラリア
3.13.33.33.03.43.23.23.23.43.13.23.1
英国2.42.52.62.52.42.52.52.52.62.52.52.5
日本2.22.22.22.32.22.22.32.22.32.22.22.2
シンガ
ポール
1.01.00.90.90.91.01.11.01.00.91.01.1
その他0.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.0
合計24.124.825.224.524.624.324.824.325.324.125.224.6
グローバル5.5倍バランスファンド資産保有比率(世界REIT)単位はパーセント

これはファンドが保有するREIT。全て現物かな?

米国はVANGUARD REAL ES-ETF、オーストラリアはVANGUARD AU PROP-ETF、英国はISHARES UK PROPE-ETF、日本は上場インデックスJリート隔月、シンガポールはNIKKOAM-STRAITST-ETFみたい。


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9月
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10月
24年
11月
24年
12月
25年
1月
25年
2月
25年
3月
米国283.381.692.592.193.388.891.890.896.493.891.387.9
米国1073.974.369.569.871.567.769.468.671.770.373.370.7
フラ
ンス
1046.652.359.057.156.257.057.857.557.055.156.855.1
日本1046.539.338.237.839.841.339.438.937.640.243.544.9
米国3031.536.532.331.631.632.933.932.033.432.736.837.0
ドイ
1025.326.728.027.327.627.327.726.727.526.326.726.3
イタ
リア
1024.726.224.523.723.323.223.623.023.622.223.824.1
英国1017.719.419.519.319.620.020.520.721.020.021.221.2
ドイ
307.28.96.76.45.95.35.75.25.14.4
日本27.126.826.825.926.225.927.626.228.024.827.027.9
その
0.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.0
先物
合計
356.6365.3370.1365.0368.8363.6369.9363.4373.2364.9373.5367.2
現物
合計
27.126.826.825.926.225.927.626.228.024.827.027.9
グローバル5.5倍バランスファンド資産保有比率(先進国債券)単位はパーセント

これはファンドが保有する債券。

基本的に先進国のみ、米国のみ2年の短期債を保有。その他は10年と30年、日本に対してのみ現物も保有している感じ。

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11月
24年
12月
25年
1月
25年
2月
25年
3月
米国24.324.625.424.724.824.224.924.225.125.124.824.7
その他0.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.0
合計24.324.625.424.724.824.224.924.225.125.124.824.7
グローバル5.5倍バランスファンド資産保有比率(金)単位はパーセント

これはファンドが保有するゴールド。

金は米国マーケットで金先物を買っているみたい。

・・・。

数値はポートフォリオ内の比率を表しているので、他のアセットの価格変動やリバランス等の影響を受けることが想像できて。よって、時間経過と現在のポートフォリオ内の数値という意味以外の評価に使わない方がよいのかなって。

あー、今このくらい保有してるのねー程度に眺めるのがよいのだと思う。

今月は特に、目に付くことはなさげ。

Factors behind price fluctuations

次はグローバル5.5倍バランスファンドの価格情報、どの資産がどのように価格に起因したのかをマンスリーレポートの情報から読み解く。

ここでの数値は日興アセットマネジメント社、グローバル5.5倍バランスファンドの3月31日付けマンスリーレポート(2025年5月1日に参照)を参考にしています。

項目24年
4月
24年
5月
24年
6月
24年
7月
24年
8月
24年
9月
24年
10月
24年
11月
24年
12月
25年
1月
25年
2月
25年
3月
設定来
基準
価格
8,3247,6087,5558,1348,3128,8609,4178,8858,9388,2168,4418,44310,000
支払
分配金
0000000000000
世界
株式
▲178121219▲102198214▲15104▲27154▲202▲3093,702
世界
REIT
▲11419251426279▲4636▲1673523▲39382
先進国
債券
▲640▲189274274346206▲822122▲649▲17247▲272▲8,115
109▲11▲26569294109▲127▲2813839126937
その他
要因
107787▲193▲151▲36242▲83149▲85▲10681,051
合計▲716▲53579178548557▲53253▲7222252▲486▲2,043
当月末
基準
価格
7,6087,5558,1348,3128,8609,4178,8858,9388,2168,4418,4437,9577,957
グローバル5.5倍バランスファンド基準価格騰落の要因一覧

この表は基準価格騰落の要因を1年分まとめたもの。数字として追加された列は2025年3月分。

先月とざっくり比較すると。

現状は債券のマイナス8,115(前回▲7,843)を、株式を含めたその他全部のプラス6,072(前回6,287)が、74.82%(前回77.71%)ほどカバーした結果、合計▲2,043(前回▲1,556)になる感じ。

前回から487の悪化。

株式とREIT、債券のオールダウンな中、ゴールドだけ上相場。特に株式は年単位では最大規模の下落かな?

ただ、日付的に花札相互関税発表は4月頭のはず。マンスリーレポートの日付は3月31日。

・・・。

来月もっと地獄だったりするの?

Check out the score you’re interested in

締めはグローバル5.5倍バランスファンドを取り巻く世界の数値。執筆時点の気になる基準価格を眺めておしまい。

項目単位前々回前回今回52週平均 or 追加情報
ドル円JPY144.2120145.3230145.5810139.5780 – 161.9420
ビットコインUSD95,150.87103,679.72103,583.9749,121.24 – 109,114.88
S&P500 IndexUSD5,569.065,659.915,958.384,835.04 – 6,147.43
FTSE 100 IndexGBP8,491.838,554.808,684.567,544.83 – 8,908.82
DAX IndexEUR22,496.9823,499.3223,767.4317,024.82 – 23,911.98
NIFTY 50 IndexINR24,334.2024,008.0025,019.8021,281.45 – 26,277.35
TOPIX IndexJPY2,679.442,733.492,740.452,206.73 – 2,946.60
iShares
Semiconductor ETF
USD183.84193.94213.13148.31 – 267.24
SPDR Gold SharesUSD303.77306.84294.24211.54 – 317.63
SPDR Portfolio Long
Term Treasury ETF
USD26.9026.2126.0125.44 – 29.95
CBOE Volatility Index24.1021.9017.2410.62 – 65.73
Fear & Greed Index35.062.071超恐怖0-25 /恐怖25-45
貪欲55-75 /超貪欲75-100
グローバル5.5倍
バランスファンド
JPY8,2638,2788,2985,485 – 15,447(設定来)
気になる価格および指数のリスト(2025年5月17日付け)

んー。

ドル円は直近で結構な上り機運だったようにも思えたのだけれど、週単位ではレンジに。きっかけが米中関税交渉の進展というのであれば妥当な着地点。両国共に問題は何も解決していない。ただ延期を発表しただけ。(中国の方がやや不利な状態になっている説があって。中国経済がキビしい?)

ビットコインはというと、直近の上げに気分を良くしたのか年内に2倍だ2.5倍だと景気の良い予測が飛び交うヒマ人相場。どこの国もアレな輩は元気。反対にイーサの「べ、別に負けてないし」コメントが多く目に付くのは何かのフラグか、仕込みか。

株式はというと、DAXが設定来高値を更新したとの話題があった。

確かFTSE100も少し前に最高値を更新していた記憶がある。欧州勢はとんでもない勢い。

そいえば欧州は花札関税に対し報復関税の用意があるという話題があって。あれ?報復関税どこいった?って調べてみた感じ。欧州内でのネゴを進めながら米国と協議中という立て付けなのかな。

最大950億ユーロ(約1,072億ドル)の米輸入品が対象ということだから、んー。結構あかんレベルの衝突具合。そんな中、英国は関税交渉を成立させていち抜けのニュース。英国はそもそも米国との貿易赤字国なので参考にならねーよって意見もあるけれど。スターマーさんも大変。

ふむー。

半導体は上、ゴールドと米長期国債は下。

米国債といえば週末に、ムーディーズによる米国債の格付けが最上位からランクダウンの報があって、市場がざわついている。

どちらかというと、今の今まで最上位にしてくれていた事に感謝こそあれ、非難される言われは無さそうなのにホワイトハウスから批判されているとか。(S&Pとかはもうとっくにランク落としていたわけで。何を今更・・。)

VIXはついに20を割り、Fear&Greed Indexは貪欲を示すスコア圏。

絵に描いたような仕手日和。

・・・。

おつかれさまでした。

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