ねぇねぇ、JEPIは配当10%らしいけれど、新NISAで運用したら大変なことにならない?

おねがい!配当ETF

働かずに生活できちゃうよね。

でもさ、でもさ。こういうのってアレなんでしょ?うまい話しにはなんとかって。実は裏があって「ひゃー、だまされたー」って泣きを見るはめになりそう。

そもそも年10%も配当を出すETFなんて本当にあるの?ほら、なんとかってひともインデックスのファンドを黙って積み立てろって言ってるよ。インデックスが鉄板。インデックス最強。みんなオルカン買ってるんだし、その方が安全。30年後にはお金持ちになれるんだから。

そんなインチキくさいETFを買うのはやめなよ。

・・・。

今回は、未来のことはわからないけれど。トワナナさんが貰った配当は証券口座に記録されているから、数字を並べてみてみよう。みたいな。生命保険の払い戻し金はここに流れていたんだってお話。たぶん。

Memo

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20230602
基準価額:7,432円 / 前日比(円)+150円 / 前日比(%)+2.06% / 純資産総額104.24億円

項目通貨ペア価格52週範囲
ドル円USD/JPY139.9470(JPY)127.2540 – 151.9370
ビットコインBTC/USD27,156.95(USD)15,599.05 – 31,693.29
イーサリアムETH/USD1,890.95(USD)896.11 – 2,137.45
リップルXRP/USD0.517243(USD)0.290579 – 0.580400
ステラルーメンXLM/USD0.092118(USD)0.070841 – 0.150174
為替と通貨の一覧

※為替はそこまでご利用が無いので、暗号通貨も混ぜています。

項目指数数値52週範囲
米国株式CRSP US Total Market Index3,080.332,590.36 – 3,145.23
S&P500S&P500 Index4,282.373,491.58 – 4,325.28
NASDAQNASDAQ Composite Index13,240.7710,088.83 – 13,256.21
英国株式FTSE 100 Index 7,607.286,707.62 – 8,047.06
独国株式DAX Index16,051.2311,862.84 – 16,331.94
日本株式TOPIX Index2,182.701,808.77 – 2,188.66
主要株価指数一覧

※ETFにするとマーケットプライスになるので、指数で扱えるものは指数でメモしています。

項目ETF価格
(USD)
52週範囲
(USD)
先進国株式
(除く米国)
Vanguard
Developed Markets Index Fund ETF
Ticker:VEA
45.9935.42 – 46.73
新興国株式Vanguard
Emerging Markets Stock Index Fund ETF
Ticker:VWO
40.3534.88 – 44.29
米国短期国債SPDR Portfolio
Short Term Treasury ETF
Ticker:SPTS
28.9128.63 – 29.58
米国中期国債SPDR Portfolio
Intermediate Term Treasury ETF
Ticker:SPTI
28.5227.55 – 30.10
米国長期国債SPDR Portfolio
Long Term Treasury ETF
Ticker:SPTL
29.7526.87 – 34.71
SPDR Gold Shares
Ticker:GLD
181.05150.57 – 191.36
コモディティiShares
S&P GSCI Commodity-Indexed Trust ETF
Ticker:GSG
19.3618.65 – 26.49
アセット別ETFの価格一覧

※こちらは情報の扱いが難しいため、数字の取り易いETFでメモしています。

Be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

So how is JEPI now?

ところで。トワナナさんが以前書いたNISA記事が非公開になっているようですが、どういった事情でしょうか。

どういった事情でしょうか!!(ばんばん。

・・・。

えーっと、うん。記事の見直ししてたら頭痛い文章だったから直してるんです、ごめんなさい。

うう。

ごめんなさい。

とりあえず気を取り直してJEPIってなあに?というところから始めると。

ざっくり要点をまとめるとこんな感じ。

JPMorgan Equity Premium Income ETF(ティッカーJEPI)とは

・JPモルガン・アセット・マネジメントが運用する成長と配当両方を目指すETF
・S&P500をベンチマークとして株価の成長を、仕組債によって高い配当を目指す
・運用開始は2015年10月22日、米国高配当ETFで第二位の純資産総額

運用の実績がまだ短いこと、仕組債への不信感から叩かれることも多いETF。安全に資産運用がしたい方は購入しちゃだめな代物。ETFでも株でも債券でも、ゼロ円になるリスクは忘れずに。

ううーん。もう少し詳しく教えてプリーズという方は、過去に記事を書いているのでこちらも読まれるとよいかも。

だいたいの説明をここまでとして、今どうなっているのかなってあたり。

ええと・・。市場の中での位置づけ的なものも見たいので、有名どころを純資産総額順に並べるとこう。

名称ティッカー基準価格
(USD)
52週平均
(USD)
純資産総額
(BillionUSD)
直近配当
利回り
(税込み%)
1年トータル
リターン
(%)
3年トータル
リターン
(%)
Vanguard
High Dividend Yield ETF
VYM104.0594.59 – 113.7847.8242.76▲3.6412.14
JPMorgan
Equity Premium Income ETF
JEPI54.3749.92 – 58.0526.4418.065.2112.00
iShares Core
High Dividend ETF
HDV99.4591.24 – 109.7010.5164.19▲4.839.59
SPDR Portfolio
S&P 500 High Dividend ETF
SPYD36.2334.79 – 44.806.3614.28▲14.7013.14
JPMorgan
Nasdaq Equity Premium Income ETF
JEPQ47.1739.61 – 49.973.3349.238.11
米国の主要高配当ETFの一覧(Bloombergにて2023年6月3日調べ)

あれ?JEPIの直近配当が8%に縮んでる。楽天証券さんだと10.5%になってるのに。Bloombergさんは直近の数字だから、先月の配当率が低かったせいかな。

うーん、JEPIの配当は8%として進めた方がよいかも。ここでの税込みは本国(米国)内で課税済みということになるので、特定口座の場合はここから更に国内で20%ちょい課税される。

全体を見ると、んー。SPYDの1年トータルリターンが3年トータルリターンを全部吐き出してて、おしっこ漏らしそう。さすが一点掛けのSPYDぱいせん半端ないです。

あと、JEPIとJEPQは1年トータルリターンが他の3ETFとは異なりプラスになっている。このあたりはポートフォリオの構成をグロースとインカムの2段構成にしている恩恵かな。グロース部分はJEPIがS&P500、JEPQがNASDAQをベンチマークにしているから。

52週平均をみる限り、JEPIは真ん中くらいで、JEPQは高値付近。SPYDぱいせんは底値ジャンピング中で、VYMとHDVはやや下くらい。

このくらい方向というか、得意とする場面が異なるのであれば、混ぜるのもよさそうに見えるね。

What was the actual payout amount?

といってもそこまで長いこと貰っている訳でもなくて。今履歴を見ると、2022年の11月からみたい。元々の原資は生命保険を解約して、その払戻金でETFを買おうと思っていた感じ。円安が酷かったので、ドルが欲しかったという事情もあり。

2022年は6月と9月に米国のQT関係で大きな暴落があることは年初からわかっていたので、9月前後のファンダを眺めてそのあたりに買い付けを行ったのかな。

いちおう補足すると、運用を行っている楽天証券さんはホームページのスクリーンショット利用がNGの会社さんなので、スクリーンショットは利用できないから手書きでまとめ。(えー、信じられなーいという方はバックボタンを連打だ!うおおおお!!!)

同時期に購入したのはJEPIだけではなくて、JEPQとXYLDも合わせて購入していて。XYLDはグローバルX社が運用するETFで、JEPIやJEPQとは異なり利益はカバードコール戦略でのみ稼ぎあげる職人ETF。

XYLDはS&P500銘柄を対象にしていて。同じくカバードコール戦略ETFでNASDAQ銘柄を対象にするQYLD、Russell2000銘柄を対象にするRYLD、ダウ・ジョーンズ工業株価平均銘柄を対象にするDJIA等もある。(確かマケスピにお気に入り登録できたから、楽天さんは4つとも取り扱いがあったかな?)

話を戻して、比較がてら当時に購入した3ETFの配当を並べるとこんな感じ。3ETF共に毎月分配なので各月で計算。税込の数字が最終的に振り込まれる額。

日付JEPIJEPQXYLD
2022年
11月
[株価55.19, 配当1.09%]
株数200 × 単価0.60627
= 121.25(税込86.98)
[株価40.73, 配当1.67%]
株数200 × 単価0.68125
= 136.25(税込97.73)
[株価39.96, 配当1.00%]
株数400 × 単価0.4007
= 160.28(税込114.97)
2022年
12月
[株価55.88, 配当1.09%]
株数203 × 単価0.61036
= 123.90(税込88.88)
[株価43.37, 配当1.25%]
株数268 × 単価0.5463
= 146.41(税込105.02)
[株価40.23, 配当1.00%]
株数403 × 単価0.4052
= 163.30(税込117.13)
2023年
1月
[株価55.18, 配当1.03%]
株数205 × 単価0.57292
= 117.45(税込84.24)
[株価40.99, 配当1.40%]
株数272 × 単価0.57554
= 156.55(税込112.29)
[株価40.28, 配当1.00%]
株数406 × 単価0.4052
= 155.17(税込111.30)
2023年
2月
[株価54.62, 配当0.81%]
株数209 × 単価0.44392
= 92.78(税込66.55)
[株価43.17, 配当1.02%]
株数277 × 単価0.44065
= 122.06(税込87.56)
[株価40.82, 配当1.00%]
株数409 × 単価0.4101
= 167.73(税込120.31)
2023年
3月
[株価52.84, 配当0.77%]
株数213 × 単価0.41115
= 87.57(税込62.82)
[株価42.08, 配当1.02%]
株数282 × 単価0.43296
= 122.09(税込87.57)
[株価40.77, 配当1.00%]
株数412 × 単価0.40812
= 168.15(税込120.60)
2023年
4月
[株価54.60, 配当0.81%]
株数358 × 単価0.44506
= 159.33(税込114.28)
[株価44.53, 配当0.97%]
株数456 × 単価0.43296
= 207.00(税込148.48)
[株価40.50, 配当0.98%]
株数415 × 単価0.39892
= 165.55(税込118.74)
2023年
5月
[株価54.68, 配当0.77%]
株数360 × 単価0.42458
= 152.85(税込109.63)
[株価45.86, 配当1.05%]
株数459 × 単価0.48406
= 222.18(税込159.36)
[株価40.55, 配当0.92%]
株数418 × 単価0.37596
= 157.15(税込112.72)
2023年
6月
[株価41.60, 配当0.68%]
株数421 × 単価0.284
= 119.56(税込85.76)
JEPIとJEPQとXYLDの配当(単位はUSD)記録:2022年11月から2023年5月まで

株価は配当落ち日がわからなかったので、配当が支払われた当日の株価を書いている。全てUSDでの数字なので、ちょっとぴんと来ないけれど。

ええと、JEPIの2022年11月を例にとると。

上の表の数字の読み方。

[株価55.19, 配当1.09%] 株数200 × 単価0.60627 = 121.25(税込86.98)

頭の「株価55.19」は株の基準価格(USD)で、「配当1.09%」は基準価格に対して配当額がどのくらいの比率を占めるかの数字。JEPIは毎月配当になるため、この数字を12ヵ月分足した数が年率になる。例えば1%が毎月払われた場合、年率は12%になる感じ。

続く「200」はそのまま株の数、200株持っているよという意味。後ろの「0.60627」が単価。イコールに続く数字「121.25」は税別の配当額。最後の税込と書かれている数字「86.98」が最終的に支払われる配当額。

この86.98はUSD(ゆーえすどる)なので、日本円(にぽーんえーん)に戻すと2023年6月3日現在はドル円が139.94円なので、86.98×139.94=12,171。つまり、税込で12,171円の配当があったよという意味。

む。ということはこうやって計算すると税金が算出できる。

86.98 ÷ 121.25 × 100 = 71.73

71.73%が税込で残っている額なので、28.27%が税率かな。確か本国(米国)の方は税率が10%くらいだったはずなので、だいたいあっているのかも。

でもって。この数字でどこに着目するべきかというと、もちろん手元に入る配当額も大切なのだけれど、単価の部分。

株数200 × 単価0.60627 = 121.25(税込86.98)

上記で「0.60627」の単価の数字が重要で。ここの値が配当額に影響する数字。結構、ぐらぐら動く感じかも。

JEPIとJEPQ、XYLDは全て株式からの配当を主とした配当の原資としていないので、どちらかというとオプション取引の市場に左右される。と思う。

とはいえ、単価の数字だけ見てもわかりにくいと思って、こっそりと株価の横に配当率を書いてある。こちらでまとめるとこう見える。

ETF月の配当率
最小(%)
月の配当率
最大(%)
月の配当率
振れ幅(%)
月の配当率
平均(%)
予想最低
年率(%)
予想最高
年率(%)
予想平均
年率(%)
JEPI0.771.090.320.919.2413.0810.92
JEPQ0.971.670.71.1911.6420.0414.28
XYLD0.681.000.320.948.1612.0011.28
JEPIとJEPQとXYLDの月の配当率まとめ:2022年11月から2023年5月まで

なるほろ。

とりあえず覚悟としては「予想最低年率」前後を理解しておいて。「予想平均年率」が出るといいなーってぼんやりしているのがよさげ?なのかな。JEPQの振れ幅がちょっと大きいのが気になるけれど、見なかった事にしお湯。

改めて注意喚起すると。この数字はトワナナさんが実際にETFを購入し、証券会社さんから頂いた配当の数字から算出したものなので、あくまで参考程度に見て下さいな。

ちなみに、XYLDの月の配当率がぴったり1%で止まっているのはETFのルール上、利益の上限1%を配当として分配するルールだったからだと思う。あれ?XYLDの記事ってまだ書いていなかったっけ。んー。その内記事を書くかも。どしよ・・・。あとで考える。

Does that mean you make money?

何の話だっけ?

ということにならないようにビシっとまとめちゃう。つまり、税抜きでJEPIは年率9.24%くらい配当が出そうということがわかって。もっと長い時間をかけた方がより確度の高い数字にはなるけれど、そういうことがこの7ヵ月くらいであったよという情報を元に考えると。

・・・。

考えると?

新NISAの成長枠が1年240万円だから、その金額分のJEPIを購入した場合、配当はこうなる。

2,400,000 × 0.0924 = 221,760

これに本国(米国)の税金が10%かかると想定して10%を抜いて12ヵ月で割る。

221,760 × 0.9 ÷ 12 = 16,632

わんだほー!!毎月16,632円くらい配当が貰える計算になる。(特定口座だと税金を30%で計算して12,936円くらいかな)

新NISAの成長枠でJEPIが購入できるのかはわからないけれど、単純に計算するとこんな感じかなって。もらえた配当は、そのまま新NISAのつみたて枠で積み立てすれば自動積み立てマシーンの完成。うひひ、これでお金の問題は解決だー!やったー!(←あたまわるそう。

なんてことを、ぼんやり考えたんだって締めくくろうとして。

ふと思った。

新NISAの成長枠で投資できる対象の制限って、どこかに情報あるかなって。

つい投稿ボタンを押す前に調べてしまって。

検索すると、マネックス証券のページが上位にヒットした。

ええと、なになに・・。

新NISAの成長枠投資で購入できる主な商品。

〇上場株式
整理・監督銘柄に指定されている上場株式は除外。

〇株式投資信託・ETF(上場投資信託)
信託期間が無制限または20年以上。
決算頻度が毎月でないこと。
ヘッジ目的の場合を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと。

〇REIT(上場不動産投資信託)

ぎゃー!!!

・・・。

・・・。

ちにたい。

成長枠って、結構きびしいんだね。

毎月決算がNGだとJEPI、JEPQ、XYLD等のカバードコール系は全滅。デリバティブ取引がNGだとすると、オプション取引も、先物取引も使えないから、レバレッジ系も全滅。(連動債券もNGだし、大和つぶしデスネ。)

グローバル3倍3分法ファンド、グローバル5.5倍バランスファンド、Tracers グローバル2倍株、Tracers S&P500ゴールドプラスも、楽天・米国レバレッジバランス・ファンドもNG扱い。

ぐううううう。

金融庁の〇んこたれー涙。

わーん、新NISAなんかつかわねーよ、〇ーか、〇ーか。

・・・。

めそめそ。

あ、SPYDぱいせんはセーフ?

おつかれさまでした。

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