配当は悪。リバランスも悪。利確したら税金かかるから悪。手数料は更に悪。悪しかおらんくなる昨今。マネックスアドバイザーでは珍しく、提案ポートフォリオに大きな変化が起きてリバランスが推奨された。
あらま。ポートフォリオなんて3か月に1回くらい、小数点の数字をコソっと入れ替える簡単なお仕事かと思ったらそうでもなかったようで。(←ディスってる。
トワナナさん的に、結構レアな出来事なのでメモしておこうかなって。今回はマネックスアドバイザーのリバランス機能ってこうなってるんだーって。そんなお話。
memo
グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20230212
基準価額:7,259円 / 前日比(円)-59円 / 前日比(%)-0.81% / 純資産総額85.73億円
日経平均:27,670.98円 / ドル円:131.42円
ダウ平均:33,869.27 / ナスダック総合指数:11,718.12 / S&P500指数:4,090.46
be careful
この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)
「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。
diary
実のところ、今回ネタにしているマネックスアドバイザーのリバランス画面が見れた一件があったので、前回の思い出記事のリライトがあったとかなかったとか。
ひっぱるようなネタでもないので、いってみヨーカドー。
※この記事で掲載しているスクリーンショット画像はマネックス証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。
でんでん。

分かり難いけれど、画面左上に「リバランスが必要です」の文字が出ていたら当たり、じゃなかったリバランスが推奨されている状態。
確かこの状態になると平日かな?連日メールでお知らせもされる。
何でこんなことに・・。というと、上でも書いているのだけれど提案ポートフォリオに大きな変化が入った。
どうも経済正常化とか、新興国いける!新興国買っておけば勝つる!社債、社債うまうまかもっ!といった思惑が出てきたそうで。
それまでの今更国債減らせないしなー、日本株とかいーかげんあがりそうなもんだけれどなー、みたいな姿勢からちょっと路線変更が入った。たぶん。

どのくらい変化が入ったのさといえば、これが昨年の目標ポートフォリオ。(直前のをスクリーンショットし忘れたので代理。)

こっちが今設定している目標ポートフォリオ。濃い青と黄色の比率が広がってて、明るい青が縮んでいる。
違いを表にしてみるとこう。
組み入れ資産 | 前回の組み入れ比率(%) | 今回の組み入れ比率(%) |
---|---|---|
国内株式 | 30.30 | 28.19(↓2.11) |
先進国株式(ヘッジなし) | 24.40 | 19.80(↓4.6) |
新興国株式(ヘッジなし) | 0.60 | 7.10(↑6.5) |
先進国債券(ヘッジあり) | 36.00 | 16.50(↓19.5) |
先進国社債(ヘッジあり) | 0.40 | 21.60(↑21.2) |
国内REIT | 4.30 | 4.20(↓0.10) |
海外REIT | 4.00 | 2.60(↓1.40) |
社債ドーン!新興国ドーン!っぷりが数字に出てる。
えええ・・。
経済ってもうそんな感じになってたの?汗。
いちおう、わんわんで人気のチーフ・ストラテジストの方の見立てによれば、新興国に最もダメージがあるドル高が収まってくるので新興国は上。FRBの金利上昇が収まってくるので、グロースの上昇にかけるよりはクレジットのスプレッドを狙って社債に妙味があるかもだよ、とのこと。
なるほろ。
ドル高の下りは何となく理解できる。確か新興国は外貨で取引しなければいけない都合、ドルとの交換レートが利益に直結する。そのためドルの価値があがって自国通貨の価値が下がると取引であったり返済とかの金額があがってしまう。うぎゃー。みたいなことだった?かな。
日本も円安で(輸入に頼る)食料品の価格がー!!とか騒いでいるから、ひと様事ではないけれど。
社債の下りは、うーん。クレジットのスプレッドという単語を使われていただけれど、これ、企業が高い社債を発行するから取引で利益を出しやすいよということなのかな。
例えば金利が高い(利息が高い)から企業は銀行からお金を借りにくい。だから社債を発行するのが金策のメインになるよということ。みたいな。この辺り勉強が足りない。
ざっと検索してみた感じでは、今後経済が鈍化するのではれば、債券利回りが下がり債券価格が上昇するため長期目線では債券市場には追い風という見方が多かったみたい。この辺りは債券の値動き的に理解はできる。

ちなみにこっちはマネックス証券とブロックロック社の提案ポートフォリオの比較。ポートフォリオの切り替え画面で見ると違いがわかる。
アナリスト予想の違いが出ているのか、時期によるものなのか。次回のブラックロック社の提案ポートフォリオも気になるかも。

そんなこんなでリバランスのボタンを押すとこんな画面になる。
目標ポートフォリオに対して現在保有する資産がどんな状態かを「OVER」「UNDER」「GOOD」の3段階で評価してくれる。

リバランスするボタンを押すと、ざっくり「OVER」を売り払って「UNDER」を買い増そうという提案がされる。
なるほど、理に適なっている。
かなっているのだけれど、これサラっとポートフォリオの中で最大の含み損の先進国債券を38株売るって言ってる?!
非常の掟だ、マネックスアドバイザー!
・・・。
う、うううーん。
どうしたものだろう。

今現在の組み入れ資産の損益はこんな感じ。今年に入っても債券周りはボロボロ。
ポートフォリの利益に大きく貢献しているのはやはり先進国株式。日本の株式(TOPIX)もがんばっているけれど。新興国株式が先進国株式に肉薄しているのは、そもそも組み入れ比率が低いので安い時に数株チマチマ買っている都合、取得単価が低くなっているだけ・・かな?
海外REITは金利が落ちていくと影響を受けるので、今後は下がっていくとどこかで聞いたかも。
うーん。債券売り。売りか・・。
組み入れ比率を維持するために値の安い債券をしこたま仕込んで。耐えて耐えて。これから債券価格は上がることが期待できるところに差し掛かって。やったー!光が見えてきたー、やっと報われるー、債券のターンきましたわー!って。
それを、ほぼ底のようなタイミングで売り?!半分以上売り払うの!?あーた、鬼ですかっ!
むむー。
・・・。
・・・。
債券をここで売るのは違うと思う。リバランスはしない。(このへんの判断をじぶんで行うのがマネックスアドバイザーの特徴。たぶん。)
ええと、意地になっているわけも、飼い犬で人気を取りに来てる〇木がキライなわけでもなくて。トワナナさんは積み立てができるのであれば、基本はノーセルリバランスがよいと考えているから。
当初は新興国の組み入れ比率を上げるのも嫌だったので、手動でポートフォリオを組もうかとも悩んだけれど。ここまでお任せで来たので、提案されるポートフォリオでもう少し続けてみようかなって。
ただ、界隈の新興国株式ブームは、話が金融の方向から出てきたキナ臭さも感じるので焦らずに積み立てで。(ファンダのガン無視感が握らされてる感あって気になる・・。)
と。
せっかく記事にするためにスクリーンショットを撮ったので、現在の資産遷移も。

これ、下に年ごとのリターンが表示されていて。
ほえー。2021年がプラス14.30%のリターンで、2022年がマイナス0.28%のリターン。バランスファンドとはいえ債券の比重が半分近いのが結果に出てしまった形かな?
とはいえ、2022年がマイナス0.28%ってスゴイ頑強なポートフォリオだとも言えるよね。ちょっと頼もしい。

最後は分配金受取額一覧画面。2022年は最終的に6,371円の受け取りで終わったみたい。このくらい出てくれると、ちょっとした楽しみに使えそう。
おつかれさまでした。