おねがいJPST!資産は減らしたくない、でも銀行預金は負けた気がする小心者の願い。

おねがい!配当ETF

資産を減らしたくなければ、少し前だと債券買っとけばいいんじゃない?みたいな風潮があった。けれどこの金利あげあげ相場で債券買うのは怖い。それならば現金をポートフォリオに含めるとか。あれ?でも確か、現金って価値が目減りするから株買っとけって誰か言ってた。

じゃーもーどーすればいいのさー!みたいな昨今の経済事情。

気付けば米国ETFラップなる「ヤベー時に全部売っとくから安心しろ!値上がり?そんなの指数次第に決まってるだろ!いわせんな恥ずかしい!」みたなサービスが楽天から誕生。

やったー!楽天を信じればおーるおっけー。

・・・。

そんなわけないだろ・・って突っ込みを待ちながら、今回は短期債で安定的なリターンを目指すETFのこととか調べてみようかなってお話。

memo

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20230103
基準価額:6,418円 / 前日比(円)+148円 / 前日比(%)+2.36% / 純資産総額71.55億円

日経平均:26,094.50円 / ドル円:130.77円

ダウ平均:33,147.25 / ナスダック総合指数:10,466.48 / S&P500指数:3,839.50

be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

diary

短期債というか債券って種類があって。例えば期間でパフォーマンスが大分違うみたいだよねって話題は以前の記事でもちょっと扱ってた。気になる方はこちらから。(読まなくても全然平気だよ。)

お題は短期債。

ん?短期債ってよーするに期間が短い債券でしょ?そんなんだーれも話題にすらしないじゃない。と言えば確かにそんな気もする。

「昨日の短期債みた?ちょー感動したよね、」とか、「うちの息子が来年短期債なんですよ、」とか、「地殻変動で新たな短期債が発見されました!」とかは聞かない。

聞かないのが正常な気もするけれど。

短期債とは。

短期債券のこと。償還期間が1年未満の債券のこと。短期国債(償還期間が1年未満の国債。)や割引金融債(額面から利息部分を差し引いた額で販売し、満期時に額面金額を返済する債券。)なども短期債と呼ばれる。

んー。大体は期日が1年未満の債券のことであっていそう。

今回はそんな短期債を扱う、JPモルガン・ウルトラショート・インカムETF(ティッカーJPST)のことを調べてみる。

お名前から想像ができるように、JPMorgan Equity Premium Income ETF(ティッカーJEPI)やJPMorgan Equity Premium Income ETF(ティッカーJEPQ)と同じくJPモルガン・アセット・マネジメントが運用しているETF。

調べてみたらマネックス証券さんでは2020年には取り扱いがあったみたい。楽天証券さんは昨年末だったかな?扱い開始したぜーってアナウンスが出ていた。

トワナナさんはその時に「ほえー、ショートって売るんかなー、」くらいのぼやんとしたイメージで、そのうち調べようと思ってメモしてたって経緯。

これって金融用語なのかな?普通は「ロング」が買い、「ショート」は売りって意味で使われる。ただ、JPSTのウルトラショートのショートは売りではなくて、「短い」の方のショートみたいで。(ショートケーキの仲間だ。たぶん)

そのままの意味で、スゴイ短期なインカムETFということみたい。そいえば長期債のことはバンガードさんとかロング・タームとか呼んでたね。

公式によればJPモルガン・ウルトラショート・インカムETFはこんなETFみたい。

JPモルガン・ウルトラショート・インカムETFとは。

・価格変動リスクを抑えつつ、インカムの獲得を目指す
・主として米ドル建ての投資適格債券に投資
・いい感じに債券のセクター配分を行う
・ポートフォリオのデュレーションを1年未満とする運用

ええと、デュレーションってなんだろ。

多分こんな意味?

デュレーションとは。

債券に類似するキャッシュ・フローにおいて、残存年数を加重平均したもの。金利の変化に対する債券などへの価格感応度を示す値になり、リスク指標としても使われる。

んー?

ポートフォリオのデュレーションを1年未満ってどういうことだ。デュレーションが5年の場合、金利が1%上がると債券価格はおおよそ5%程度落ちる・・。つまり、リスクを落として運用しますよってことなのかな。

ああ、そうか。他に期間に対するルールを上げていないから、デュレーション1年未満というのがリスクと採用債券の期間を表しているのか。ふむふむ。安全だね!買ってね!って一文に込められている。

例によって公式から数字を引っ張ってくると。(この辺りは原文が英語なので翻訳を間違っていたらごめんなさい。)

期間比率(%)
Less than one year84.9
Years 1-314.6
Years 3-50.5
JPSTに組み入れられている債券の期日別の比率一覧

うおー!ほんとに短期しか入ってなーい。

って、あれ?1年を越える債券入っているけれど・・。これはルール違反にならないの?「加重計算後に1年未満になりますからセーフですー。」みたいな感じ?はて。

・・・。

へいき?!これ普通なの?!

スゴイ心配になってきたけれど、組み入れ資産のカテゴリーとかも見てみる。

分類比率(%)補足
企業(投資適格債)37.3信用と格付け評価の高い債券。
コマーシャル・ペーパー22.9企業が資金調達に使う。
譲渡性預金18.4第3者に譲渡が可能な無記名の定期預金証書。
現金/現金相当物11.9お金、またはそれに相当するもの。
資産担保証券7.0債券や不動産などを裏付けとした証券。
住宅ローン担保証券1.4住宅ローンを担保とした証券。
エージェンシー債0.6政府系機関発行の債券。
公共債0.2社債に分類されない債券。
その他0.5その他のもの全般。
JPSTに組み入れられている債券のセクター比率一覧

組み入れ会社件数は2022年11月末時点で619社とのこと。

はえー。債券って色々カテゴリーがあるんだなー。

意外と現金相当の比率が高いのが目についたかも。あと6割がそのままの意味での社債。先ほどの現金相当と合わせれば7割。得体の知れない感がプンプンする贈与性預金が2割。他1割な構成。

無記名の定期預金証明ってあれかな、「金額は自由に書いてくれ、」とか映画とかで出てくる富豪が切る小切手的な何か。

そんなわけないか・・。

名前の後半に定期預金証明とあるから、そのままの意味で、相手を後で指定するためのものかな。証券会社とかで売り出される感じの。

何となくわかったよーな、わかってないよーな。

ううーんと。

あーうん、わかる、わかるよ。これってあれでしょ?やってることは御大層なのに、結局目減りしていく「リスク回避」とか「機動的な切り替え」とか「モーニングスター5つ星」とかウリにした、上昇のボラティリティは抑えるが、下落のボラティリティはあんまり抑えられない何たらのソムリエとか、何とかの達人とか、あのへんのヤツでしょ。

とか。そのあたりの困ったら債券、それでもダメなら現金派に思われるのはごもっともで。

JPSTが運用開始したのは2017年5月19日なので、あまり長いチャート比較はできない。それでもコロナの時期を見ればなんとなくわかるかな?最後にチャートでJPSTの実力を見てみる。

比較対象があった方がよいと思うので、今回はこの3つ。

超短期債:JPMorgan Ultra-Short Income ETF(ティッカーJPST)
米国債券:Vanguard Total Bond Market Index Fund ETF(ティッカーBND)
低ボラS&P500:Invesco S&P 500 Low Volatility ETF(ティッカーSPLV)

この記事で掲載しているスクリーンショット画像はSilicon Cloud Technologies社Portfolio Visualizerの画面をキャプチャしたものです。

でん。

JPSTとBNDとSPLVのチャート比較

SPLVいいよねー。いや、違った。SPLVのことはまた今度。

みよ!中国の殺人ウイルスをものともしない、JPSTが作り出す圧倒的な水平線をー!

・・・。

うへー。水平線というより死者の心電図みたいなのですが・・。

コロナ直撃を受けてもWorstYearが+0.07%のMaxDrawdownが-1.72%というカチカチ度合い。むしろこれ増えてるのだろうかと心配になるレベル。

ええと。Bloombergによれば直近の配当利回りは・・、およ、意外とあるぞ。3.38%だって。(楽天証券だと1.64%なので年末多めに支払いがあっただけかも。)トータルリターンが3か月1.09%、3年1.14%、5年1.79%だからジリっと増えてはいる。10年はまだ運用期間が足りないから数字がない。

い、意外とよかったりするの?(←書いている本人がおどろいてる。

おつかれさまでした。

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