米国のセクターETFを3つ均等保有し、S&P500に追いつけ追い越せポートフォリオ。バックテスト23年分では44パーセント勝ち越しの未来だった。再現性があったらいいなって。
気づくと大分日が空いていたので、今どうなってるのかなって調べてみたり。ぽちぽち。
ところでパーマリンクを英語にしようとしていつも忘れるのだけれど、パーマリンクだけ更新するのってどうやるのが適切なのだろう。ポータルサイト上ではよく記事を削除して取得し直すけれど、たまに記事そのものが取得できなくなる・・。ううーん。お仕置きされている感。
今回は、スリーセクターポートフォリオの観察日記みたいなお話。
memo
グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20230213
基準価額:7,259円 / 前日比(円)-59円 / 前日比(%)-0.81% / 純資産総額85.73億円
日経平均:27,346.40円 / ドル円:131.84円
ダウ平均:33,869.27 / ナスダック総合指数:11,718.12 / S&P500指数:4,090.46
be careful
この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)
「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。
diary
前回は記事はこちら。気になったら覗いてみて下さいな。
さて、このポートフォリオってどんな経緯だっけ?というとこんな感じ。スゴイ早口な感じで読んでもらえれば大体あってる。
ディフェンシブならマルチ・アセット・アローケションだけど儲からない。そいえばS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスにセレクト・セクターETFという産業ごとの指数があるよ。それに連動するETFをセクター・ローテーションごとに保有するといい感じにならない?HAHAHA!そんなんエスパーじないと無理DEATH。じゃあ固定で持っちゃえー。あれ?バックテストしたら3つに絞った方がパフォーマンスよさそう。←いまココ。
気持ち的には毎月積み立てたいけれど、そんなに予算も潤沢ではないので購入予算を積み立てながら、のんびり続けていければいいなって。
そんな訳で、実は積み立て始めてから一度も追加購入出来てないよみたいなお話でスタート。
ポートフォリオはこの3つのETFの均等持ち。
・Consumer Discretionary Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLY)
・Health Care Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLV)
・Energy Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLE)
上から一般消費財セクター、ヘルスケアセクター、エネルギーセクター。
※この記事で掲載しているスクリーンショット画像は、松井証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。

これは評価損益の合計。
マイナスが5倍になってるー涙。たまに眺めてる感じでは、1月よりは持ち直してきているような気も。プラス圏は遠い・・。

Consumer Discretionary Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLY)のチャート。日本語なら一般消費財セクターETF。小売(インターネット販売も含む)、ホテル・レストラン・レジャー、アパレル・贅沢品、家庭用耐久財、自動車、自動車部品、各種消費者サービスの業種に属する企業から構成される感じ。
実はスリーセクターポートフォリオでは、唯一ビックテックを含むETF。組み入れ銘柄上位はこんな感じ。
銘柄名 | ティッカー | 業態 | 組み入れ比率(%) |
---|---|---|---|
Amazon.com Inc. | AMZN | インターネット通販 クラウドコンピューティング | 23.46 |
Tesla Inc | TSLA | 電動輸送機器 クリーンエネルギー関連 | 15.30 |
Home Depot Inc. | HD | 住宅リフォーム・建設素材 サービスの小売りチェーン | 8.88 |
NIKE Inc. Class B | NIKE | スポーツ関連の靴、アパレル 機器、サービスの設計販売 | 4.36 |
McDonald’s Corporation | MCD | ファーストフードチェーン | 3.99 |
Lowe’s Companies Inc. | LOW | 住宅リフォーム 生活家電チェーン | 3.67 |
Starbucks Corporation | SBUX | コーヒーチェーン店 | 3.45 |
Booking Holdings Inc. | BKNG | 旅行代理店・宿泊施設の オンライン予約などを扱う | 2.68 |
TJX Companies Inc. | TJX | 多国籍ディスカウント デパート企業 | 2.66 |
Target Corporation | TGT | ディスカウント百貨店チェーン | 2.24 |
組み入れ銘柄で目を引くのは組み入れ比率1位のAmazonさん。ちょっと突き抜けてる。価格変動への寄与率が怖いかも。
2位はTesla?さあ、知らない子ですね。フルセルフ・ドライビングは死亡事故やら虚偽広告やら、裁判沙汰が多いみたいで。ううーん。
3位以下は住宅リフォームと、旅行代理店、ディスカウント百貨店が目に付くかも。普段がどんな感じかわかっていないので見たままの感想では、住居のリフォームと旅行にお金が割けるくらいには経済が回っているんだね、きっと。
あとStarbucksがこの位置にくるのは、ちょっと意外だったかも。みんな外でコーヒーそんなに飲むの?トワナナさんはインスタント派なのでNestleさんとかを推したい。
項目 | 1か月 (%) | 当四半期來 (%) | 年初来 (%) | 1年間 (%) | 3年間 (%) | 5年間 (%) | 10年間 (%) | 設定来 1998/12/16 (%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
基準価格 | 15.09 | 15.10 | 15.09 | ▲18.96 | 6.74 | 7.74 | 12.86 | 9.00 |
市場価格 | 15.10 | 15.10 | 15.10 | ▲18.90 | 6.75 | 7.73 | 12.86 | 9.00 |
指数 | 15.11 | 15.11 | 15.11 | ▲18.93 | 6.84 | 7.86 | 13.03 | 9.22 |
ファンド・パフォーマンス面だと、昨年のマイナスから今年はロケットスタート感出てる。一部の組み入れ比率の高い銘柄が思惑でぎっこんばったんしているだけ、にも思えるけれど。上位2社で全体の38.76%は気がかり。

Energy Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLE)のチャート。日本語ではエネルギーセクターETF。その名から想像される通り、石油、ガス、消耗燃料およびエネルギー設備・サービスなどの業種に属する企業から構成されている感じ。
組み入れ銘柄上位はえーっと。
銘柄名 | ティッカー | 業態 | 組み入れ比率(%) |
---|---|---|---|
Exxon Mobil Corporation | XOM | 総合エネルギー企業 | 23.92 |
Chevron Corporation | CVX | 石油関連企業 | 18.95 |
Schlumberger NV | SLB | 各種油田探査用計測機器の 開発・製造をコアとする | 4.86 |
EOG Resources Inc. | EOG | 炭化水素探査に従事する エネルギー企業 | 4.43 |
ConocoPhillips | COP | 総合石油エネルギー企業 | 4.23 |
Marathon Petroleum Corporation | MPC | 石油精製会社 | 4.04 |
Pioneer Natural Resources Company | PXD | 炭化水素探査に従事する エネルギー企業 | 3.76 |
Valero Energy Corporation | VLO | 化学燃料・化学製品の 製造販売業者 | 3.65 |
Phillips 66 | PSX | 石油精製・石油製品の 販売会社 | 3.45 |
Occidental Petroleum Corporation | OXY | 石油、ガス、科学関係企業 | 3.28 |
あれ?電力関係の企業が入ってない?どちらかというと石油寄りになっている気がする。Dominion Energyとか、NextEra Energyとかはランク外なのがちょっと意外だったかも。
変だなーって調べてみたら、上記の2社は公共セクター扱いになってた。
Oh!送電とか発電企業はエネルギーセクターではないんだね。
ということは・・。もしかして原子力発電とかも、公共関係に分類されるのかな。次の代替エネルギーみたいな分野は公共セクターになるのか、エネルギーセクターになるのか。割と重要かも。
項目 | 1か月 (%) | 当四半期來 (%) | 年初来 (%) | 1年間 (%) | 3年間 (%) | 5年間 (%) | 10年間 (%) | 設定来 1998/12/16 (%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
基準価格 | 2.69 | 2.69 | 2.69 | 42.12 | 24.96 | 8.90 | 5.35 | 8.34 |
市場価格 | 2.70 | 2.70 | 2.70 | 42.20 | 25.00 | 8.90 | 5.34 | 8.34 |
指数 | 2.69 | 2.69 | 2.69 | 42.23 | 25.10 | 9.03 | 5.47 | 8.56 |
XLEのファンド・パフォーマンス一覧。これまた極端な数字になってるね・・汗。
過去1年のパフォーマンスが42%越えで、過去10年間が5%ちょっと。年初は2%半場。ううーん。このかませ犬感が強いというか、何というか。戦争の影響も強く受けているから、仕方ない気はするけれど。

Health Care Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLV)のチャート。日本語ではヘルスケアセクターETF。ヘルスケア向け機器・用品・サービス・テクノロジー、バイオテクノロジー、医薬品、ライフサイエンスの業種に属する企業から構成される感じ。
ちょっと気になったのは、ヘルスケアに関する医療機器は情報技術セクターに分類されずにヘルスケアセクターに分類されてる?ということは、ヘルス・テックとかはこっちなんだね。イメージでは医薬品・医療品・バイオ関係のみで、医療「機器」は扱わないのかなって想像してた。
そういった観点だと、ハイテク企業とかハイテクセクターって単語はスゴク曖昧なんだね。
銘柄名 | ティッカー | 業態 | 組み入れ比率(%) |
---|---|---|---|
UnitedHealth Group Incorporated | UNH | 医療保険会社 | 9.21 |
Johnson & Johnson | JNJ | 製薬・医療機器・ヘルスケア関連製品 等を扱う多国籍企業 | 8.56 |
Merck & Co. Inc. | MRK | 製薬会社 | 5.49 |
Eli Lilly and Company | LLY | 研究開発型製薬会社 | 5.47 |
AbbVie Inc. | ABBV | 新薬の研究・開発・販売 バイオ医薬品企業 | 5.34 |
Pfizer Inc. | PFE | 製薬会社 | 4.94 |
Thermo Fisher Scientific Inc. | TMO | 化学機器・試薬・化学サービス企業 | 4.53 |
Abbott Laboratories | ABT | 製薬会社 | 3.82 |
Danaher Corporation | DHR | ライフサイエンス・医療機器等を扱う 工業製品メーカーを保有する企業 | 3.39 |
Bristol-Myers Squibb Company | BMY | 医薬品企業 | 3.08 |
組み入れ銘柄を見ると、トップが医療保険だった。あー、儲かるんだろーなー。
でも、組み入れ比率は一般消費財やエネルギーセクターほど偏ってないようにも見えるので、そこまで突出してないとも。そして下には製薬会社がズラっと並ぶ。すさまじい景観。
もう記憶から薄れ始めているけれど、コロナのパンデミックの当初はワクチンの開発は短期間では不可能って言われていて、感染したら助からないんじゃないかって。絶望しかなかったよね。
そんな中、製薬会社から続々とワクチン開発の報が上がってきて。
今でもワクチンは体に害があるから打つべきでないという話題も残っているけれど。それでもね。トワナナさんはあの時思ったんだよ。人類の英知ってスゴイって。ひとがひとを想う力ってスゴイって。
項目 | 1か月 (%) | 当四半期來 (%) | 年初来 (%) | 1年間 (%) | 3年間 (%) | 5年間 (%) | 10年間 (%) | 設定来 1998/12/16 (%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
基準価格 | ▲1.87 | ▲1.87 | ▲1.87 | 3.08 | 12.11 | 10.52 | 13.84 | 8.92 |
市場価格 | ▲1.87 | ▲1.87 | ▲1.87 | 3.16 | 12.12 | 10.51 | 13.84 | 8.92 |
指数 | ▲1.87 | ▲1.87 | ▲1.87 | 3.19 | 12.27 | 10.67 | 14.01 | 9.15 |
このファンド・パフォーマンスはどう見ればいいのだろう。過去3~10年は安定して10~13%台の利益が出ていて、昨年から今年にかけてパフォーマンスが下り坂という感じ?かな。
コロナの時期だけ調子がよかったというには過去10年のリターンが最も高い説明がつかないし、それなりに上げ下げしながら利益は出ているよという見立てかな。
あるいは地獄の釜がこれから開くのか。あばばばばば。
おつかれさまでした。