スリーセクターポートフォリオと鈍行の旅。(4駅目)

FIVE SECTOR PORTFOLIO

色々なところで見聞きする「利益が乗っている時の方が落ち着かない」って話題。そう、例えば今みたいな相場観で。

何かしら行動した方が、良い結果になるのではないかって。

例えば、夏にかけて株価は落ちる傾向があるから、いったん利確して現金化しようとか。

例えば、株高で積み立てるのはもったいないから、下落まで積み立ては止めておこうとか。

例えば、株価は上がり続けるものだから、今こそ買い増ししようとか。

何でだろう。やらなくてよいことだって、頭のすみっこに追いやった「経験則」が告げるのに。何かしなくちゃって気持ちだけ、ぱんぱんに膨れ上がっていく。

・・・。

困ったもんだよね。

今回は、随分日が空いてしまったけれど。実は、もしかして、ひょっとしたら。スリーセクターポートフォリオさんもいい感じになってたりするの?って。近頃という最近を調べてみる。そんな感じのお話。たぶん。

Memo

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20230619
基準価額:7,537円 / 前日比(円)+119円 / 前日比(%)+1.6% / 純資産総額108.55億円

項目通貨ペア価格52週範囲
ドル円USD/JPY141.9230(JPY)127.2540 – 151.9370
ビットコインBTC/USD26,383.18(USD)15,599.05 – 31,005.61
イーサリアムETH/USD1,723.55(USD)943.12 – 2,137.45
リップルXRP/USD0.485946(USD)0.298947 – 0.580400
ステラルーメンXLM/USD0.079657(USD)0.070841 – 0.137546
為替と通貨の一覧

※為替はそこまでご利用が無いので、暗号通貨も混ぜています。

項目指数数値52週範囲
米国株式CRSP US Total Market Index3,172.262,590.36 – 3,201.28
S&P500S&P500 Index4,409.593,491.58 – 4,448.47
NASDAQNASDAQ Composite Index13,689.5710,088.83 – 13,864.06
英国株式FTSE 100 Index 7,642.726,707.62 – 8,047.06
独国株式DAX Index16,357.6311,862.84 – 16,427.42
日本株式TOPIX Index2,297.171,808.77 – 2,309.31
主要株価指数一覧

※ETFにするとマーケットプライスになるので、指数で扱えるものは指数でメモしています。

項目ETF価格
(USD)
52週範囲
(USD)
先進国株式
(除く米国)
Vanguard
Developed Markets Index Fund ETF
Ticker:VEA
47.1935.42 – 47.55
新興国株式Vanguard
Emerging Markets Stock Index Fund ETF
Ticker:VWO
41.9434.88 – 43.22
米国短期国債SPDR Portfolio
Short Term Treasury ETF
Ticker:SPTS
28.8428.63 – 29.58
米国中期国債SPDR Portfolio
Intermediate Term Treasury ETF
Ticker:SPTI
28.4027.55 – 30.10
米国長期国債SPDR Portfolio
Long Term Treasury ETF
Ticker:SPTL
29.8526.87 – 34.71
SPDR Gold Shares
Ticker:GLD
181.63150.57 – 191.36
コモディティiShares
S&P GSCI Commodity-Indexed Trust ETF
Ticker:GSG
20.0318.65 – 24.90
アセット別ETFの価格一覧

※こちらは情報の扱いが難しいため、数字の取り易いETFでメモしています。

Be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

Let’s start a strategy meeting

前回は記事はこちら。数字的なものが気になったら覗いてみて下さいな。(別段見なくても平気。)

スリーセクターポートフォリオってどんな経緯だっけ?という説明から。

スリーセクターポートフォリオとは

【経緯】
(1) 投資先を分散するとディフェンシブだけれどリターンは振るわない
(2) S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスにセクター(産業)ごとの指数が存在する
(3) 次に主流になるセクターを予想し、保有するセクターETFを切り替えてはどうか?
(4) 歴史から紐解くに、金融危機を引き起こす突発性要因の予測は困難
(5) 固定で成績がよいセクターをバランスよく持てばどうか?
(6) バックテストの結果、ヘルスケア・一般消費財・エネルギーの3セットが好成績
(7) ふむふむ・・。

【行動】
セレクト・セクターETFを用いたポートフォリオでの検証をはじめることに。

気持ち的には毎月積み立てたいけれど、グローバル5.5倍バランスファンドのせいで予算も潤沢ではないので購入予算を積み立てながら、のんびり続けていければいいなって。

ちなみに、セクターETFは複数の運用会社さんが運用していて。

表にするとこんな感じ。

運用会社投資地域採用インデックスインデックス
プロバイダ
ブラックロック全世界S&Pグローバル1200
(から構成されるセクターETF)
S&Pダウ・
ジョーンズ・
インデックス
バンガード米国MSCI US インベスタブル・マーケット2500
インデックス(から構成されるセクターETF)
モルガン・
スタンレー・
キャピタル・
インターナショナル
ステートストリート米国セレクト・セクター・インデックス
(S&P500から構成されるセクターETF)
S&Pダウ・
ジョーンズ・
インデックス
アルプス米国NYSEセレクト・セクター均等加重インデックス
(セレクト・セクター・インデックスで構築)
S&Pダウ・
ジョーンズ・
インデックス
主要なセクターETFの取り扱い状況

証券会社によっては取り扱いがないETFもあるけれど、上の4社のETFは国内で取り扱いはされている。たぶん、アルプスさんち以外は大抵取り扱いがあると思う。

よくよく調べてみると、ステートストリートさんちのセクターETFの販売はアルプスさんが扱っているので、何でアルプスさんちのETFだけ・・というと、うん、まぁ、そういう事情。(EQLは悪いETFでは無いと思うのだけれど、そこまでパフォーマンスがよくないので人気がネ・・。)

でもって、当ポートフォリオはステートストリートさんちのセクターETF均等持ち。

・Consumer Discretionary Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLY)
・Health Care Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLV)
・Energy Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLE)

上から一般消費財セクター、ヘルスケア・セクター、エネルギー・セクター。

この記事で掲載しているスクリーンショット画像は、松井証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。

スクリーンショットは2023年6月12日に撮影したもの。記事の編集に時間がかかるから、他の内容と少しズレることもあると思う。ごめんなさい。

チャートは週足、移動平均は赤が13週、緑が26週、青が52週。(いわゆる3ヵ月・6か月・1年だね)

株式評価損益合計

これは評価損益の合計。

このところのアノマリーガン無視上げによって、当セクターETFさんもついにプラス復帰。うはははは、余裕じゃないのさーって。

でも何か内訳みると、一般消費財だけがアホあがりしてて。エネルギーとヘルスケアはまだ赤かった。(それでも前回の2桁下げより全然ましになってる。)

ううーん。一般消費財って、実店舗とかサービス、インターネットショップとか、あと車とかだっけ。つまり、消費が盛んになってるってこと?

What about the Consumer Discretionary Sector?

一般消費財セレクト・セクターETFのチャート

Consumer Discretionary Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLY)のチャート。日本語なら一般消費財セクターETF。小売(インターネット販売も含む)、ホテル・レストラン・レジャー、アパレル・贅沢品、家庭用耐久財、自動車、自動車部品、各種消費者サービスの業種に属する企業から構成される感じ。

スリーセクターポートフォリオでは、唯一ビックテックを1社含むETF。組み入れ比率上位はこんな感じ。

順位銘柄名ティッカー業態前回順位と
比率(%)
順位の差異
今回の比率
(%)
1Amazon.com Inc.AMZNインターネット通販
クラウドコンピューティング
(Rank.1)
24.11

25.15
2Tesla Inc.TSLA電動輸送機器
クリーンエネルギー関連
(Rank.2)
15.45

18.44
3Home Depot Inc.HD住宅リフォーム・建設素材
サービスの小売りチェーン
(Rank.3)
9.24

8.50
4McDonald’s CorporationMCDファーストフードチェーン(Rank.5)
4.53

4.20
5Lowe’s Companies Inc.LOW住宅リフォーム
生活家電チェーン
(Rank.6)
3.88

3.70
6NIKE Inc. Class BNIKEスポーツ関連の靴、アパレル
機器、サービスの設計販売
(Rank.4)
4.73

3.70
7Starbucks CorporationSBUXコーヒーチェーン店(Rank.7)
3.74

3.30
8Booking Holdings Inc.BKNG旅行代理店・宿泊施設の
オンライン予約などを扱う
(Rank.8)
3.15

2.96
9TJX Companies Inc.TJX多国籍ディスカウント
デパート企業
(Rank.9)
2.84

2.69
10O’Reilly Automotive Inc.ORLY自動車アフターマーケット部品、
工具、消耗品等の専門小売
(Rank.–)
1.66

1.66
XLYの組み入れ上位10企業2023年6月9日現在

ふむー。

上位10企業の入れ替わりはなかった感じで、順位の観点ではNIKE Inc.(ナイキ)が2ランク落としている。インデックス上で1%以上の比率低下。何があったのかなって調べてみたけれど、特にこれといってニュースっぽいものは見当たらず・・、と、思ったら5月から株価がナイアガラしてる?!

決算は6末ということなので、決算が影響しているのではなさそう。(あってる?)

もう少し調べてみると、ナイキは過剰となっている在庫を高値引きで処分しているという話題があった。コロナ渦で積み上がった在庫の調整に苦労している感じなのかな。2023年中の正常化を目指しているって。この辺りって財務諸表とか読めるとわかってくる話題に思える。その辺りも勉強しないとなのに進んでない。むー。

あとは色で見てもわかるように、1位と2位以外は全て比率が落ちている。これは一般消費財のセクター全体が落ち込んでいる傾向なのかなって。

Amazon.com Inc.(アマゾン)とTesla Inc.(テスラ)はどちらかというと複合事業メーカーで、一般消費財を主軸にはしていないイメージ。

また、今起きている「米国の利上げが終わるのであれば、株を買っておきたい」勢が、行き先の定まらない資金をビックテックへの投資で安全の担保をしているようにも。もちろんこれはトワナナさんの感想。

項目1か月
(%)
当四半期來
(%)
年初来
(%)
1年間
(%)
3年間
(%)
5年間
(%)
10年間
(%)
設定来
1998/12/16
(%)
2回前の基準価格15.0915.1015.09▲18.966.747.7412.869.00
2回前の市場価格15.1015.1015.10▲18.906.757.7312.869.00
2回前の指数15.1115.1115.11▲18.936.847.8613.039.22
前回の基準価格▲2.0912.6912.69▲17.218.848.0412.508.88
前回の市場価格▲2.1512.6312.63▲17.248.788.0312.498.88
前回の指数▲2.0912.7112.71▲17.198.968.1712.669.09
今回の基準価格2.571.3817.73▲0.877.698.5711.828.98
今回の市場価格2.561.4117.74▲0.907.738.5811.828.98
今回の指数2.581.4017.79▲0.837.798.7011.989.19
XLYのファンド・パフォーマンス一覧(税引き前)2023年6月9日現在

XLYのファンド・パフォーマンス一覧。前回と比較すると、プラス圏には戻せた感じ。

年初来も数字を積み上げている感じなので、あと少しで1年間もプラスにできそう。前回の1年間はマイナスの17%台だったのが、今回マイナスの0.9%前後なのだから、トンデモ上げ。

消費戻ってキマシタワー!!って。喜ばしくも、でも。リセッション来ると見込んでいるから、落ち込んでるんだよね。各社のインデックス上の比率が。

XLYの1ヵ月のテクニカルは、オシレーターで中立、移動平均で強い買い。

What about the Energy Sector?

エネルギーセレクト・セクターETFのチャート

Energy Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLE)のチャート。日本語ではエネルギー・セクターETF。その名から想像される通り、石油、ガス、消耗燃料およびエネルギー設備・サービスなどの業種に属する企業から構成されている感じ。

組み入れ銘柄上位比率はこんな感じ。

順位銘柄名ティッカー業態前回順位と
比率(%)
順位の差異
今回の比率
(%)
1Exxon Mobil
Corporation
XOM総合エネルギー企業(Rank.1)
22.96

23.17
2Chevron CorporationCVX石油関連企業(Rank.2)
19.80

19.58
3EOG Resources Inc.EOG炭化水素探査に従事する
エネルギー企業
(Rank.4)
4.46

4.73
4ConocoPhillipsCOP総合石油エネルギー企業(Rank.5)
4.36

4.54
5Schlumberger NVSLB各種油田探査用計測機器の
開発・製造をコアとする
(Rank.6)
4.86

4.28
6Marathon Petroleum
Corporation
MPC石油精製会社(Rank.3)
4.62

3.98
7Pioneer Natural Resources
Company
PXD炭化水素探査に従事する
エネルギー企業
(Rank.9)
3.58

3.78
8Phillips 66PSX石油精製・石油製品の
販売会社
(Rank.8)
3.59

3.57
9Valero Energy
Corporation
VLO化学燃料・化学製品の
製造販売業者
(Rank.7)
4.01

3.39
10Occidental Petroleum
Corporation
OXY石油、ガス、科学関係企業(Rank.10)
3.46

3.35
XLEの組み入れ上位10企業2023年6月9日現在

エネルギー・セクターも面子は変化なし。順位の変動はMarathon Petroleum Corporation(マラソン・ペトロリアム)が3位から6位に大きく順位を落としている。

えーっと、マラソン・ペトロリアムのニュースを調べてみた感じだと・・。5月にテキサスの製油所で死亡事故を起こしていて。これは損害賠償請求が始まっているのかな?弁護士のインタビューもあるし。マラソン・ペトロリアムは安全性よりも利益を優先していると糾弾されてる。

死亡事故は今年2件目で、という書き方が気になってきた。

んー。Wikipediaには情報がないか・・。でもちょっと面白い話題があった。

マラソン・ペトロリアムはコンビニ事業も営んでいたそうで。2019年かな?売却をすることになって、その売却先がセブン&アイ・ホールディングス(セブンイレブンの親会社)だったとか。そいえば国内でもセブンイレブンが海外でガソリンスタンドを買収?とかなんとか、話題になっていたような気がする。契約は難航、反トラスト法で随分叩かれたみたいだけれど。

本命はこれかな?

2005年にテキサスシティ製油所爆発事故というのがあって。炭化水素蒸気雲の爆発事故によって15名が死亡、170名以上が負傷。調査の結果は社の技術的、組織上の欠陥が指摘されて。業務プロセスおよび設備の不備の両面から起こってしまった事故、という結論みたい。

ん?テキサスシティ製油所って、マラソン・ペトロリアムとは別の製油所の話題じゃない?というと、実は2013年に25憶米ドルでマラソン・ペトロリアムに売却されている。

つまり、外から見たら。2005年の爆発事故を起こした製油所が、また事故を起こしてひとを死なせたってことになるみたい。

と、ここまで調べてみたけれど。株価は事故の日よりも前から落ちているから・・、関係ないかも。うへーい、調べZOOON。

項目1か月
(%)
当四半期來
(%)
年初来
(%)
1年間
(%)
3年間
(%)
5年間
(%)
10年間
(%)
設定来
1998/12/16
(%)
2回前の基準価格2.692.692.6942.1224.968.905.358.34
2回前の市場価格2.702.702.7042.2025.008.905.348.34
2回前の指数2.692.692.6942.2325.109.035.478.56
前回の基準価格▲6.86▲4.36▲4.3623.5428.469.844.518.00
前回の市場価格▲6.98▲4.46▲4.4623.4528.419.834.517.99
前回の指数▲6.85▲4.34▲4.3423.6228.679.984.648.22
今回の基準価格▲10.03▲7.53▲11.61▲8.2631.465.213.317.56
今回の市場価格▲10.01▲7.47▲11.58▲8.2431.515.223.317.57
今回の指数▲10.03▲7.52▲11.56▲8.2331.605.343.437.78
XLEのファンド・パフォーマンス一覧(税引き前)2023年6月9日現在

XLEのファンド・パフォーマンス一覧。これはまた・・汗。

地獄の釜がおーぴんしてない?してるよね?!ひー。やっぱり1年で42%とか上げてたら、揺り戻しもどかーんくるよね。うん。順調にマイナス方向。ある意味安心。

エネルギー・セクターは、セクター・ローテーション的には景気後退には強いセクターのはずなので、ここからもう一段上げる期待を持てそうにも感じつつ。気になるのは、同じく景気後退に強いと考えられているヘルスケア・セクターも大分売り込まれていること。

何かへん。アノマリーが通じてない感が気がかり。

というよりは、歴史的に数十年ぶりの事態のオンパレードだから、アノマリーを頼ってはいけない相場観なんだよね、きっと。

XLEの1ヵ月のテクニカルは、オシレーターで中立、移動平均で強い買い。

What about the Healthcare Sector?

ヘルスケアセレクト・セクターETFのチャート

Health Care Select Sector SPDR Fund(ティッカーXLV)のチャート。日本語ではヘルスケア・セクターETF。ヘルスケア向け機器・用品・サービス・テクノロジー、バイオテクノロジー、医薬品、ライフサイエンスの業種に属する企業から構成される感じ。

組み入れ比率上位はこんな感じ。

順位銘柄名ティッカー業態前回順位と
比率(%)
順位の差異
今回の比率
(%)
1UnitedHealth Group
Incorporated
UNH医療保険会社(Rank.1)
9.32

9.41
2Johnson & JohnsonJNJ製薬・医療機器・ヘルスケア関連製品
等を扱う多国籍企業
(Rank.2)
8.41

8.54
3Eli Lilly and CompanyLLY研究開発型製薬会社(Rank.5)
5.50

7.18
4Merck & Co. Inc.MRK製薬会社(Rank.4)
5.61

5.73
5AbbVie Inc.ABBV新薬の研究・開発・販売
バイオ医薬品企業
(Rank.3)
5.77

4.99
6Pfizer Inc.PFE製薬会社(Rank.6)
4.79

4.46
7Thermo Fisher
Scientific Inc.
TMO化学機器・試薬・化学サービス企業(Rank.7)
4.52

4.15
8Abbott LaboratoriesABT製薬会社(Rank.8)
3.57

3.62
9Danaher CorporationDHRライフサイエンス・医療機器等を扱う
工業製品メーカーを保有する企業
(Rank.9)
3.36

3.15
10Bristol-Myers Squibb
Company
BMY医薬品企業(Rank.10)
2.99

2.81
XLVの組み入れ上位10企業2023年6月9日現在

ヘルスケア・セクターも上位企業の入れ替えは無かったみたい。順位面だと目に付くのがEli Lilly and Company(イーライ・リリー)の5位から3位のランクアップかな。

調べてみた感じだと、これが理由かなというのがアルツハイマー薬の話題。治験の結果、認知機能の低下を35%抑えられたとのこと。

おおおー。アルツハイマー薬も今は大分進んでるんだ。スゴイぞ人類の科学。期待の星だイーライ・リリー。

イーライ・リリーの株価チャートを見ても、3月に底値を付けてずーっと上げている感じだし。って、んん?!これってもしかして今最高値更新中?ひえー。それはランクアップも納得なのかも。

あと、同じく目につくところでAbbVie Inc.(アッヴィ)の3位から5位への転落。確かアッヴィは薬の特許切れで、売り上げに関して問題を抱えていた記憶で。

むむう。これ、明るい話題を探す方が難しそうな・・。まず主力の関節リウマチ治療薬ヒュミラが、低価格の後続医薬品の販売に伴い売上高が37%低下予想。

Johnson & Johnson(ジョンソン・アンド・ジョンソン)と共同開発の血液がん治療薬イムブルビカが、一部患者を対象とした米国での迅速承認を自主的に取り下げ。理由として米食品医薬品局から完全承認を裏付けるには不十分だとの助言があったとのこと。

ライバルも多い業界だから、既存製品の競争と、新薬の開発と、色々大変そう。

項目1か月
(%)
当四半期來
(%)
年初来
(%)
1年間
(%)
3年間
(%)
5年間
(%)
10年間
(%)
設定来
1998/12/16
(%)
2回前の基準価格▲1.87▲1.87▲1.873.0812.1110.5213.848.92
2回前の市場価格▲1.87▲1.87▲1.873.1612.1210.5113.848.92
2回前の指数▲1.87▲1.87▲1.873.1912.2710.6714.019.15
前回の基準価格▲4.60▲6.39▲6.39▲0.6512.9210.4913.178.68
前回の市場価格▲4.65▲6.44▲6.44▲0.7112.8810.4813.168.68
前回の指数▲4.61▲6.39▲6.39▲0.5513.0910.6313.338.90
今回の基準価格▲4.28▲1.35▲5.61▲1.809.1011.0512.068.63
今回の市場価格▲4.26▲1.29▲5.58▲1.829.1411.0612.068.63
今回の指数▲4.29▲1.35▲5.60▲1.719.2411.2012.228.85
XLVのファンド・パフォーマンス一覧(税引き前)2023年6月9日現在

XLVのファンド・パフォーマンス一覧。これはどう見たらいいのだろう、ええと。1年だとマイナスが膨らんで、半年だとマイナスが微減?大きいマイナスを後ろにズラして行ってる感じかな。

ぱっと見では直近1年がどーんと落ち込んでいるから、その理解であっていそうな気もするけれど、直近もあまり明るい数字ではないよね。

そうだ!ヘルスケア・セクターの株価が軟調な理由をAIに聞いてみよう!

えーっと、BING AIさんによれば・・。

「米国のヘルスケア・セクターの株価が軟調な理由については、ヘルスケア株が軟調に推移したことが原因の一つとされています。ただし、ユナイテッドヘルスのような企業は好調であり、高い成長が期待される世界のヘルスケアセクターにあって、その牽引役と評されています。」

・・・。

またまた・・汗。

ユナイテッドヘルスの株価は直近15%落ちてるよ!!コロナ渦で控えていた保険適用の手術や治療を受ける患者さんが増加しているから、保険支払いで利益減っちゃうかもよって幹部さんの談話が出て、関連株みーんなズンドコしてるよ!

あと、ヘルスケア株が軟調なら、ヘルスケア・セクターも軟調になるのは、言われなくてもそうなるよ!今年雨が多く降る理由は、雨が多く降る地域が増えているためです(キリッ、みたいなこと言ってるよ!

・・・。

はぁ。

謎は深まるばかり。XLVの1ヵ月のテクニカルは、オシレーターで中立、移動平均で強い買い。

おつかれさまでした。

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