現在の基準価格752円、純資産は2憶円まで落ちている。グローバル3倍3分法ファンドやばいよ!資金流出止まらないよ!なんてカワイイものだった。
・・・。
本当の地獄がここに。
ファンドの惨状はとりわけて不可思議な現象ではなく、単に国のトップに期待できないからFactSet ATMX+指数がダダ下がりしているだけ。
松井証券さんの投資信託画面はTOPページにお知らせがあって、そこには連日のように繰り上げ償還されたファンドの報告があがっているから、投資信託の繰り上げ償還も日常の出来事だとは思う。思うのだけれど、その現場に立ち会う機会はあまりない気がする。
Memo
グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20221105
基準価額:6,305円 / 前日比(円)-379円 / 前日比(%)-5.67% / 純資産総額62.3億円
日経平均:27,199.74円 / ドル円:146.61円
ダウ平均:32,403.22 / ナスダック総合指数:10,475.26 / S&P500指数:3,770.55
Be careful
この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)
「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。
What’s going on with ATMX+?
スクリーンショットを撮ろうと思ってマネックス証券さんにログインしたら扱っていないことに気付いた。はら?変なところに線引きがあるよね、マネックス証券さんって。サイトは色々なビューアがあって一番見やすいと思うのだけれど。
※この記事で掲載しているスクリーンショット画像は、松井証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。
基本情報

しょうがないから松井証券さんにしたわけじゃないよ、本当だよ。設定来安値は先月末なんだね。
基準価格情報

うおおおおお、チャートが地面にめり込んで見えない・・。
基本リスク指数

グローバル5.5倍バランスファンドも大概だと思っていたけれど、上には上がいるって知った2022年の冬。
おまけ

これは松井証券さんの投資信託画面、直近のお知らせ一覧。10件中6件が投資信託の繰り上げ償還の件についてのお知らせになっていて、日頃の償還件数の多さに驚く。(ロシアやコロナのせいかもだけれどね)ちなみにメール配信エラーはこのサイトのためにDNSレコードの設定をイジっていた時にエラーになったみたい。うへー。
What is ATMX+?
iFreeレバレッジATMX+は、FactSet ATMX+指数という指数を採用。目論見書には「香港証券取引所に上場している「中国企業」の中で、業種(テック関連)・成長性・イノベーション指標の3要件を満たした銘柄のうち時価総額上位10銘柄を対象に構成された株価指数。FactSet ATMX+指数は、これらの企業に等金額投資したポートフォリオで構成される」との説明がある。
つまり中国ハイテク系企業10社で構成される指数を採用し、その値の2倍程度の値動きを目指したファンド。目立つ特徴として均等なので、NYSE FANG+指数の中国版を目指しているのかな。
iFreeレバレッジATMX+の構成は以下の投資対象から流動性等を考慮してその配分比率を決定。
・連動債券
・ダイワ・マネーストック・マザーファンドの受益証券
・株価指数先物取引
為替ヘッジありとのこと。
やばいの混ざってるなぁ・・・。今の株価とは直接関係がないとは思うけれど、「連動債券」という商品。これ中身はブラックボックスで取り扱いがクレディ・スイス・インターナショナルになっている。時事ネタに詳しいひとならご存知、あのクレディ・スイス。
小ネタだけれど、NASDAQ100トリプル(マルチアイ搭載)の中身も連動債券で、同じようにクレディ・スイス・インターナショナルが扱っている商品(ボルト・インベストメンツ・ピーエルシー/円建て)が使われている。
大和さんの取引先に代替が無い場合、クレディ・スイスが吹っ飛ぶと、連動債券を使うファンドも強制償還されるのではないかという不安がある。全部のファンドは見ていないけれど、大人気のアレは連動債券を使っていない(先物だけのはず)。
What are the rules for early redemption?
話をiFreeレバレッジATMX+に戻して目論見書を読む。
繰り上げ償還の決まりは以下。
・受益権の口数が30億口を下ることとなった場合
・FactSet ATMX+指数が改廃された場合
・信託契約を解約することが受益者のため有利であると認めるとき
・やむを得ない事情が発生したとき
あれ?資産には言及していないみたい。
ということはまだまだいけるのかな。いや、口数が減りすぎてもダメなのか。口数って運用報告書とかに書いてあるのかな。あまり気にしたことがないのでどこにあるのか知らなかったり。
ええと、調べて来たよ。
「純資産総額を総口数で割ると一口あたりの価額、基準価額になる」そうなので。つまり、純資産総額を基準価格で割ると、総口数?
200,000,000 ÷ 752 = 265,957.44 だから、約27万口。あれ?もう下回ってない?トワナナさん頭わるいから何か間違えてるのかな。
・・・。
ばかってゆーな。
口数がまだ大丈夫と仮定して、でも下2つはどうとでも取れるから、大和さんが「もーむり」って判断したらおしまいって感じなのかも。
ここは大和さんのガッツ次第でまだいけそう。たぶん。がんばれ大和、まけるな大和!
そいえばレバレッジ無し版もあって、こちらは下落もしているものの、まだ基準価格4,755円で踏みとどまってる。そう考えると株だけにレバレッジをかけたファンドの下落は怖いなぁ・・。