星に願いを グローバル5.5倍バランスファンド(月報)2025年08月。

おしまいふぁんず

楽天証券さんにログインして、ふらふらとサイト内を彷徨っていたところ目に付いた小ネタの話題。

場所は「おまかせ資産運用サービス」のページ、タブ的にはロボアドのタブ。

ずいぶん増えたなーって。

今はトップページに相性判断や比較表まで用意されていて、「らくらく投資」「ウェルスナビ×R」「楽ラップ」の3つのサービスが提案されていた。

トワナナさんの理解では。

「らくらく投資」はスマートフォン向けに用意された信託報酬を安く抑えたポートフォリオ選択型サービス。スマートフォン向けというのは、そもそもスマートフォンからしか契約できないから。(何でそーなってるのかは不明。差別化?)

「ウェルスナビ×R」は、名前そのまま。ウェルスナビ社の出張版。ロボアドでは先駆者的な位置づけで、上場もしているのでなかったっけーと調べてみたら、今年の3月に上場廃止になってた。

ええええぇぇ?!

原因は何さと調べてみた感じ、三菱UFJ銀行によるTOB(Take Over Bid)によるものだったとか。三菱UFJはauカブコム証券の買収もしてなかったっけ。だから三菱UFJ eスマート証券とかいうながーいお名前になったんだよね。

ううむ。金余ってそうだしなぁ・・。

最後、「楽ラップ」はブログでも何度か話題にあげたことがある、ラップ運用を行うロボアド。特徴としては中のひとがやべー下落だ!!って判断した時に銘柄を入れ替える(だったかな?)なんとかって下落軽減機能がある。あと、運用レポートとかトンデモなく生真面目な記憶。

という感じで3つ、似たようなロボアド?を揃えていて。

んー。

それでここまで引っ張って、何が目に付いたのさというと。

それぞれの特徴というか違いがわかるように機能を比較した表が用意されていたのだけれど。項目の中に「投資一任サービス」という項目があって。

トワナナさんの理解ではロボアドって全部、投資一任サービスの認識。

ところが、表によればこの3つで「投資一任サービス」は楽ラップだけだそう。

あれれ?

そもそも「投資一任サービス」って何さって部分。名前から想像できる意味で大体は合っていて、つまりは投資に係る判断や管理をお任せされて行うサービスのこと。

ん?

ということは「らくらく投資」と「ウェルスナビ×R」は投資一任サービスではないということに。

気になり調べた範囲では、ウェルスナビは投資一任サービスと定義されており、三菱UFJ銀行のサイトでもそう書いてある。

なんで?

もう少し調べてみると、どうもこういう事らしい。

「WealthNavi(ウェルスナビ)は、お客様一人ひとりの証券口座の中で最適なポートフォリオを維持する投資一任サービスであり、ウェルスナビ×Rは、ファンドの中で最適なポートフォリオを維持する投資信託です。」(出典:楽天証券)

整理すると。

ウェルスナビは個人用に最適なポートフォリオを管理してくれるサービスで、ウェルスナビ×Rは最適なポートフォリオで管理される投資信託が提供される(利用者はその投資信託を選ぶ)サービス。

理屈はわかったけれども、名前が混乱を招かないのかなー。

ちなみに「らくらく投資」の方も投資信託を選ぶ形式になっているため、いわゆる助言型サービスというカテゴリに分類されるそうな。

うーん。

雑に分類すると、サービスにお金を払うか、投資信託にお金を払うかの違い。

で、いいのかな。

この辺り、国の機関が発行する書類と同じで言葉選びが難解。いっそのこと「投資信託選びの助言をもらうサービス」と「お金を渡して運用してもらうサービス」でいいのにと思ったり。思わなかったり。

サービスは、相手に伝わることを一番に考えた方がみんなハッピーなのにネ。

・・・。

今回は、グローバル5.5倍バランスファンドの月報(マンスリーレポート)2025年8月のお話。

Be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

Basic information

基本情報を簡単に。

グローバル5.5倍バランスファンドってなあに?

資金を株式・REIT・債券、ゴールドの4つに分散、デリバティブを積極的に活用し、資金の5.5倍に相当する純資産額で運用を行うファンド。

株価指数にレバレッジをかけるといったリスクに重点を置いた設計ではなく、先物と現物を組み合わせた株価指数でポートフォリオを構築する。ポートフォリオ内の債券比率は純資産比100%換算で7割以上と高く設計されており、保守的なバランス型ポートフォリオになっている。

高い割り当て比率の債券に対し、株式は純資産比100%換算で18.2%と低い割り当てとなる。しかし、5.5倍換算では純資産比100.1%となるため、「実質的に資金と同額の株式を持ちながら、追加で資金の450%相当額の債券やREIT、ゴールドなどを併せ持つ」ポートフォリオの構築がなされる。

ここより下で掲載しているスクリーンショット画像は、松井証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。

本スクリーンショットは、2025年9月1日に撮影したものです。

基準価格情報

これはグローバル5.5倍バランスファンドの基本情報。

基本リスク指標

こっちはグローバル5.5倍バランスファンドの基本リスク指標。

Composition ratio

次はグローバル5.5倍バランスファンドのマンスリーレポートからポートフォリオ内の資産比を見る。

数字の眺め方

数値はポートフォリオ内の比率を表しており、アセットの価格変動やリバランス等の影響を受けていると予想。時間経過や現在値として眺めるのがオススメ。(あー、今このくらい保有してるのねーくらいで。)

※ここでの数値はアモーヴァ・アセットマネジメント社、グローバル5.5倍バランスファンドの7月31日付けマンスリーレポートを参考にしています。

24年
8月
24年
9月
24年
10月
24年
11月
24年
12月
25年
1月
25年
2月
25年
3月
25年
4月
25年
5月
25年
6月
25年
7月
米国67.166.167.566.069.868.369.166.165.865.467.967.5
欧州11.311.410.910.610.010.110.510.511.010.711.411.1
新興国9.29.49.59.28.98.98.78.99.08.99.49.4
日本8.07.77.56.97.27.27.56.97.47.87.96.6
英国3.23.33.44.23.83.63.74.03.73.94.05.2
その他0.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.0
合計98.897.998.896.999.798.099.596.597.096.7100.799.8
グローバル5.5倍バランスファンド資産保有比率(世界株式)単位はパーセント

これはファンドが保有する株式。

米国は米国株先物(ミニS&P500)、欧州は欧州株先物(ユーロ・ストックス50)、新興国は新興国株先物(ミニMSCI EM)、日本は日本国株式先物(TOPIX)、英国は英国株先物(FT100)みたい。

24年
8月
24年
9月
24年
10月
24年
11月
24年
12月
25年
1月
25年
2月
25年
3月
25年
4月
25年
5月
25年
6月
25年
7月
米国15.715.415.815.516.015.516.215.615.615.716.115.9
オースト
ラリア
3.43.23.23.23.43.13.23.13.33.53.13.3
英国2.42.52.52.52.62.52.52.52.62.72.82.7
日本2.22.22.32.22.32.22.22.21.92.02.02.1
シンガ
ポール
0.91.01.11.01.00.91.01.10.90.91.01.0
その他0.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.0
合計24.624.324.824.325.324.125.224.624.324.924.925.0
グローバル5.5倍バランスファンド資産保有比率(世界REIT)単位はパーセント

これはファンドが保有するREIT。全て現物かな?

米国はVANGUARD REAL ES-ETF、オーストラリアはVANGUARD AU PROP-ETF、英国はISHARES UK PROPE-ETF、日本は上場インデックスJリート隔月、シンガポールはNIKKOAM-STRAITST-ETFみたい。


24年
8月
24年
9月
24年
10月
24年
11月
24年
12月
25年
1月
25年
2月
25年
3月
25年
4月
25年
5月
25年
6月
25年
7月
米国293.388.891.890.896.493.891.387.985.787.588.590.3
米国1071.567.769.468.671.770.373.370.770.468.672.070.3
フラ
ンス
1056.257.057.857.557.055.156.855.145.753.657.950.4
日本1039.841.339.438.937.640.243.544.944.347.243.645.0
米国3031.632.933.932.033.432.736.837.042.234.728.736.7
イタ
リア
1023.323.223.623.023.622.223.824.126.526.628.628.8
ドイ
1027.627.327.726.727.526.326.726.325.527.228.027.8
英国1019.620.020.520.721.020.021.221.221.421.423.424.0
ドイ
305.95.35.75.25.14.4
日本26.225.927.626.228.024.827.027.925.725.525.425.5
その
0.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.0
先物
合計
368.8363.6369.9363.4373.2364.9373.5367.2361.7366.8370.8373.4
現物
合計
26.225.927.626.228.024.827.027.925.725.525.425.5
グローバル5.5倍バランスファンド資産保有比率(先進国債券)単位はパーセント

これはファンドが保有する債券。

基本的に先進国のみ、米国のみ2年の短期債を保有。その他は10年と30年、日本に対してのみ現物も保有している感じ。

24年
8月
24年
9月
24年
10月
24年
11月
24年
12月
25年
1月
25年
2月
25年
3月
25年
4月
25年
5月
25年
6月
25年
7月
米国24.824.224.924.225.125.124.824.723.724.524.424.9
その他0.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.00.0
合計24.824.224.924.225.125.124.824.723.724.524.424.9
グローバル5.5倍バランスファンド資産保有比率(金)単位はパーセント

これはファンドが保有するゴールド。

金は米国マーケットで金先物を買っているみたい。

24年
8月
24年
9月
24年
10月
24年
11月
24年
12月
25年
1月
25年
2月
25年
3月
25年
4月
25年
5月
25年
6月
25年
7月
米ドル29.830.433.630.934.133.231.333.533.432.333.833.2
英国ポンド2.22.11.11.40.23.13.32.93.33.23.73.4
豪州ドル3.43.23.33.23.43.13.33.13.33.63.23.4
ユーロ4.45.53.55.03.71.12.6▲0.21.42.41.71.4
星港ドル0.91.01.11.11.00.91.01.10.90.91.01.0
日本円他59.357.557.358.557.658.558.859.557.657.756.657.6
グローバル5.5倍バランスファンド通貨別構成比、単位はパーセント

最後は通貨別構成比。

比率はファンド純資産構成比になり、先物取引による建玉は含まない。補足すると「米」はアメリカ、「英国」はブリカ・・ではなくイギリス、「豪州」はオーストラリア、「星港」はシンガポールのこと。

グラフにするとこんな感じ。(描画にはJavaScriptを使うため、見れない方は念で感じ取って下さい。)

純資産100%比では株式18.2%・REIT4.5%・債券72.7%・金4.5%をベースにポートフォリオが組まれる。アセット内の地域割り当ては時価総額寄りの運用会社独自割り当て。為替変動の影響を受ける外貨建て資産の割合は25%から50%程度が想定されている。

Factors behind price fluctuations

次はグローバル5.5倍バランスファンドの価格情報、どの資産がどのように価格に起因したのかをマンスリーレポートの情報から読み解く。

※ここでの数値はアモーヴァ・アセットマネジメント社、グローバル5.5倍バランスファンドの7月31日付けマンスリーレポートを参考にしています。

項目24年
8月
24年
9月
24年
10月
24年
11月
24年
12月
25年
1月
25年
2月
25年
3月
25年
4月
25年
5月
25年
6月
25年
7月
設定来
基準
価格
8,3128,8609,4178,8858,9388,2168,4418,4437,9578,2638,4428,86310,000
支払
分配金
0000000000000
世界
株式
198214▲15104▲27154▲202▲309▲554642822194,612
世界
REIT
6279▲4636▲1673523▲39▲10451936471
先進国
債券
346206▲822122▲649▲17247▲272402▲357122▲229▲8,177
9294109▲127▲2813839126122▲11▲3841,014
その他
要因
▲151▲36242▲83149▲85▲1068▲15338361021,075
合計548557▲53253▲7222252▲486306179421132▲1,005
当月末
基準
価格
8,8609,4178,8858,9388,2168,4418,4437,9578,2638,4428,8638,9958,995
グローバル5.5倍バランスファンド基準価格騰落の要因一覧

この表は基準価格騰落の要因を1年分まとめたもの。数字として追加された列は2025年7月分。

先月とざっくり比較すると。

現状は債券のマイナス8,177(前回▲7,948)を、株式を含めたその他全部のプラス7,172(前回6,811)が、87.70%(前回85.69%)ほどカバーした結果、合計▲1,005(前回▲1,137)になる感じ。

前回から132の改善。

今月は債券が悪化するも、その他の要因(恐らく為替あたり?)が寄与して基準価格は上昇。昨年の数値を見ると数字的にはよかったようなので、この後も期待したいところ。

Check out the score you’re interested in

締めはグローバル5.5倍バランスファンドを取り巻く世界の数値。執筆時点の気になる基準価格を眺めておしまい。

項目単位前々回前回今回52週平均 or 追加情報
ドル円JPY147.3940147.6450148.1380139.8920 – 158.8570
ビットコインUSD111,086.87115,934.12113,140.8958,895.21 – 124,457.12
S&P500 IndexUSD6,481.506,584.296,664.364,835.04 – 6,671.82
FTSE 100 IndexGBP9,208.219,283.299,216.677,544.83 – 9,357.51
DAX IndexEUR23,596.9823,698.1523,639.4118,489.91 – 24,639.10
NIFTY 50 IndexINR24,741.0025,114.0025,290.8521,743.65 – 26,277.35
TOPIX IndexJPY3,105.313,160.493,163.932,243.21 – 3,187.98
iShares
Semiconductor ETF
USD247.05255.64265.86148.31 – 268.98
SPDR Gold SharesUSD331.05335.42339.18236.13 – 341.24
SPDR Portfolio Long
Term Treasury ETF
USD26.7627.1026.8725.17 – 29.39
CBOE Volatility Index15.1814.7615.4512.70 – 60.13
Fear & Greed Index535462超恐怖0-25 /恐怖25-45
貪欲55-75 /超貪欲75-100
グローバル3倍3分法FJPY15,40715,90915,8978,559 – 16,295(設定来)
グローバル5.5倍バランスFJPY9,3759,8579,7485,485 – 15,447(設定来)
Tracersグローバル2倍株JPY15,28015,80616,0566,624 – 16,056(設定来)
気になる価格および指数のリスト(2025年9月22日付け)

今回もTracers グローバル2倍株は最高値を更新。強いなー。

直近の大き目なニュースといえば、FRB(Federal Reserve Board)がFOMC(Federal Open Market Committee)で決定した利下げ0.25%の報かな。

株価を見る限りは欧州が下がり、その他が上る形。

欧州といえばECB(European Central Bank)。2会合連続で利下げ見送り、「ディスインフレは終了、よい状態が継続してますわよ」との発言。ただ、フランスの政治的不安やドイツの財政転換、プーの挑発、ズラ関税と問題は山積みで、「このままであるとは言ってない」とも。

カレーも確かちょっとキナくさい話が出ていた記憶。

ソースを探して見つけられなかったので、ここでは話題を広げないけれど。うーん。カレーの言う非同盟主義は「同盟に依存せず自立する」ではなく、「都合よく協力先を切り替える」だからネ・・。

においますわ。カレーだけに。

あとはスケルトン将軍、ではなく植田日銀による日本銀行が保有するETF売却の話題。

ええー?!そんなんして大丈夫なのー?の心配もありつつ、どうも100年以上かける長期プラン(簿価3,300憶円ずつ)だそうで。そっかー、なら安心だねーで日本市場ドーンの流れ。

現在の保有額は簿価37兆越えの、評価額80兆越え。市場に占める割合は7%というから、それはとんでも株式保有率で。ほっといても配当がザクザクだったというお話もあったりなかったり。

元をたどれば、異次元の金融緩和という名目で日本銀行がETFをドカ買いした結果であり(当時だと黒田さんが日銀総裁だったので、黒田バズーカ言われてたっけ)負の遺産。理屈的には市場の健全性の為に売却なのかな。

利上げの件も含め、日銀を叩くエコノミストは多いけれど。植田総裁率いる今の日銀は、過去の清算の為に苦しい決断をされていると思う。

中央銀行を叩くやろうどもは、あずきバーを食って歯が欠ける呪いを受けろっ!

ネー。

・・・。

他に目に付く数字だと、ゴールドと半導体が上で、米長期国債が下というところ。月並みに米国はインフレが進むことを警戒しているのかなって。

それなら暗号資産はーと、チャートを覗いたら血の海でした。

はいはい、テジタルゴールド、デジタルごーるど。

むむ。

これ、ズラがH-1Bビザに10万ドルかけるわーって大統領令に署名した影響?

なんでも外国人技術者が就労の為に必要になるビザだそうで。最も影響を受けるのは時価総額のお高い、例の偉大な会社さまメンだそう。

そいえば会食があったとかなかったとか話題が直近あったような記憶。関係しているのかなーとか、ぼんやり。

利下げさえあれば勝つる!上昇が予想されていた株式市場だけれど、果たして。

・・・。

おつかれさまでした。

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