日興さんの公式によれば、Tracersシリーズ合計の純資産総額が200億円を突破したとのこと。おめでとー!どんどこぱふぱふー。
何となく。アレがいちばん人気なのだろうなって想像はあって。
んー。
そいえばこのコはまだリライトしてなかったなって思い出した。
2022年11月17日に書いた記事。
米国の株価指数とゴールド、両方の価格がねじり上げしていることもあり。ぽつぽつと話題を見かけるようになってきたTracersの裏ボスこと、Tracers S&P500ゴールドプラスさん。
・・・。
今回は、前回の記事から1年と少し。Tracersの裏ボスがどうなっているのかに思いを馳せつつ。実のところハンドメイドな米国2.2倍バランスファンドの出典は、当時のTracers S&P500ゴールドプラスの記事だったんだって思い出した。そんな週末っぽいお話。たぶん。
Memo
グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20240331
基準価額:8,324円 / 前日比(円)+26円 / 前日比(%)+0.31% / 純資産総額140.36億円
項目 | 通貨ペア | 価格 | 52週範囲 |
---|---|---|---|
ドル円 | USD/JPY | 151.3030(JPY) | 130.6840 – 151.9440 |
ビットコイン | BTC/USD | 69,727.36(USD) | 24,797.17 – 73,750.07 |
イーサリアム | ETH/USD | 3,507.01(USD) | 1,523.24 – 4,092.28 |
リップル | XRP/USD | 0.620939(USD) | 0.412962 – 0.887511 |
ステラルーメン | XLM/USD | 0.138651(USD) | 0.075348 – 0.183018 |
※為替はそこまでご利用が無いので、暗号通貨も混ぜています。価格の下のマーカーは1年前の価格に対しての状態を色分けしています。赤いマーカーは上昇、青いマーカーは下降になります。
項目 | 指数 | 数値 | 52週範囲 |
---|---|---|---|
米国株式 | CRSP US Total Market Index | 3,776.59 | 2,863.62 – 3,783.14 |
S&P500 | S&P500 Index | 5,254.35 | 3,999.53 – 5,264.85 |
NASDAQ | NASDAQ Composite Index | 16,379.46 | 11,798.77 – 16,538.86 |
英国株式 | FTSE 100 Index | 7,952.62 | 7,215.76 – 7,975.38 |
独国株式 | DAX Index | 18,492.49 | 14,630.21 – 18,513.83 |
日本株式 | TOPIX Index | 2,768.62 | 1,958.82 – 2,820.45 |
※ETFにするとマーケットプライスになるので、指数で扱えるものは指数でメモしています。52週範囲は約1年間の値幅の範囲を表します。1年間の範囲に対して現在の価格がどの位置にいるのかなどの確認に使えます。
項目 | ETF | 価格 (USD) | 52週範囲 (USD) |
---|---|---|---|
先進国株式 (除く米国) | Vanguard Developed Markets Index Fund ETF Ticker:VEA | 50.17 | 41.48 – 50.36 |
新興国株式 | Vanguard Emerging Markets Stock Index Fund ETF Ticker:VWO | 41.77 | 37.46 – 43.10 |
米国短期国債 | SPDR Portfolio Short Term Treasury ETF Ticker:SPTS | 28.92 | 28.58 – 29.36 |
米国中期国債 | SPDR Portfolio Intermediate Term Treasury ETF Ticker:SPTI | 28.18 | 27.01 – 29.40 |
米国長期国債 | SPDR Portfolio Long Term Treasury ETF Ticker:SPTL | 27.94 | 24.47 – 31.6 |
金 | SPDR Gold Shares Ticker:GLD | 205.72 | 168.30 – 206.05 |
コモディティ | iShares S&P GSCI Commodity-Indexed Trust ETF Ticker:GSG | 22.06 | 18.65 – 22.95 |
※こちらは情報の扱いが難しいため、数字の取り易いETFでメモしています。数字は手打ちになりますので、間違っていたらごめんなさい。参考程度に見て下さい
Be careful
この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)
「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。
Who is the most popular person in Tracers?
公式に「おかげさまでシリーズ合計の純資産総額が200億円を突破!」の文字はあれど他に見当たるものはなく。
気になったのでTracersの面々の純資産と基本情報を並べてみる。
Tracers ファンド名 | 基準価格 (円) | 純資産総額 (億円) | キャッチフレーズ | 概要 |
---|---|---|---|---|
グローバル2倍株 (地球コンプリート) | 11,864 | 9.22 | 長く持つ気になる分散型 レバレッジファンド | 株価指数連動インデックスを用いた世界分散株式ファンド。 現物と先物を組み合わせ、資金の2倍相当の株式資産の運用を行う。 |
S&P500ゴールドプラス | 17,094 | 27.2 | 長く持つ気になる分散型 レバレッジファンド | S&P500とゴールドの均等ポートフォリオを構築。 現物と先物を組み合わせ、資金の2倍相当の運用を行う。 |
S&P500配当貴族インデックス (米国株式) | 12,041 | 106.37 | S&P500などと高相性の インデックスファンド | S&P500配当貴族指数に連動を目指す。 25年連続増配の米国企業のみで均等ポートフォリオを構築。 |
グローバル3分法 (おとなのバランス) | 10,773 | 4.2 | リスク観点から配分を決めた バランスファンド | 特定資産の影響が強くならないバランスのポートフォリオを構築。 リスクを抑えた株式・債券・REITのバランスファンド。 |
MSCIオール・カントリー・ インデックス(全世界株式) | 13,998 | 33.03 | 基本の「全世界株式」を 極めたコスト水準で | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動を目指す。 全世界の株式へ投資を行う。 |
日経平均高配当株50 インデックス(奇数月分配型) | 10,899 | 39.47 | 日本株をインデックスで持つなら こういうスマートなのがいい | 日経平均高配当株50に連動を目指す。 日経平均銘柄から配当利回りウェイトでポートフォリオを構築。 |
ちょっと関心と言うか、驚いた。
ただのファンドページへのリンクかと思ったら、整ったTracersの宣伝ページっぽいものが作られていて。やや強引というか、後付けっぽい解説も盛られていて。
相変わらず売り上げの低いファンドは冷遇される傾向は見られるものの、「シリーズとして盛り上げようよ!」感は感じた(あと青い人は仕事しろ。
「世間はこういう風潮だけれど、日興はこう思うんだよ」的コメントも散見され、面倒な感じも3割増。うひひ。
こういうにんげんくさいところ、日興アセットマネジメントさんらしくてスキ。
・・・。
えーっと、ああうん。
予想通りかも。
Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)が純資産総額では断トツ。以前調べた時もそうだったので、一定のファンが付いているのかなって。
トワナナさん的には、S&P500とブレンドするのには懐疑的+インカム寄りの指数を再投資でキャピタル寄り指数とのパフォーマンス競争に引っ張り出すのに違和感を感じる派で。(キャピタル寄りの指数の方が有利だから。)
ちょっと実験したことがあって。
グロースとインカムを半々でポートフォリオを組んでパフォーマンス面を眺めてみた感じ、いいところなしになってしまっていた記憶。
といいつつも。
同指数に連動を目指すETFであるProShares S&P 500 Dividend Aristocrats ETF(ティッカーNOBL)の方はウォッチリストに入れて日々眺めてる。予算があればポートフォリオに入れたいなーって。
そっか。このコの記事も消しちゃってるのか。
また機会を見てリライトしよう。(リライトとか言いつつ、いつも全面新規だけど。)
今回の主役、Tracers S&P500ゴールドプラスは純資産ランキング的には下から3番目。
むう。
基準価格ランキングでは他を引き離して1位なのに?
色々納得できないけれど、次は主役の方をみていこう。
What is Tracers S&P500 Gold Plus?
目論見書とか、久しぶりに眺めてみる。
ふむふむ。このへんは変わってないかな。
公式サイトをみると、公式自らレバレッジファンドと呼称していることに違和感。以前はレバレッジという表現はしていなかったような?
ファンド自体、資産に対してレバレッジをかけてはいるのだけれど、連動債券などで株価指数に何倍の値動きで連動するといった設計ではないし。
あのTracers グローバル2倍株でさえ、1国に対して資金の100%を越えないようにしているのはそこに拘りがあるのかなって想像してた。
あえてレバレッジという表現を避けているのかと。大和さんちとは違うぞ!って。
違ったのかな。
・・・。
あれ?
このファンドって為替ヘッジ「なし」だっけ?
目論見書には以下の注意書きがあって。
「※米国の株価指数先物取引および金先物取引においては、買建額に対する為替変動の影響がなく、為替変動の影響を受けるのは主に評価損益分と外貨建て証拠金となります。ただし、米国株式の現物投資部分は実質的に為替変動の影響を受けます。」
んー。
保証金とその他(諸手続きの経費に使うため現金を持つはずなので)を仮で数字を入れて、評価損益を0と仮定した場合。こんな感じ?
資産 | 現物資産 比率 (%) | 先物資産 比率 (%) | 為替の影響 |
---|---|---|---|
米国株式現物 | 80 | - | 〇 |
株価指数先物取引(保証金) | 8(仮) | - | 〇 |
株価指数先物取引(買建て) | - | 20 | - |
株価指数先物取引(評価損益) | 0 | - | 〇 |
金先物取引(保証金) | 8(仮) | - | 〇 |
金先物取引(買建て) | - | 100 | - |
金先物取引(評価損益) | 0 | - | 〇 |
その他 | 4(仮) | - | 〇 |
合計 | 100 | 120 |
まとめてから気づいたけれど、総資産として考えると200%を越えるのか。
先物の買建て合計が120で、保証金の合計(仮)が16だとすると、120-16=104。現物と合わせると総資産が204%になる。誤差の範囲に収まると思うので、気にするような話題ではないけれど。
で。
基本的な考えとして、先物の買建てには為替の影響がないので為替ヘッジありの効果。その他は為替ヘッジなしの効果。
上のまとめだと、為替ヘッジなし100%、為替ヘッジありが120%の計算になる。イコールが為替ヘッジなしになるということなの?
誤植ではないという前提で考えると。
うーん、純資産100%に対して為替ヘッジのある・なしを定義しているのかな。
金先物取引が100%で、株価指数先物取引が20%という比率の時点で、為替ヘッジなしの資産と比率が合わない。為替ヘッジなしと為替ヘッジありの資産が同比率で相殺されるから的な理屈ではないのだと思う。
とすると、いちばん簡単な考えは資金相当分(全体の内の100)の資産に対して為替ヘッジがどのように影響するのかを定義している。
追加で+100している先物取引による資産(全体の内の104)の資産に対して為替ヘッジがどのように影響するのかは費用に含めるもので定義に含めない。とかなのかな?
えーっと。
こう書くと伝わる?
先物取引の買建ては「信託財産の成長を目的とした手段」なので、資産ではない。
よって為替の影響を受けても受けなくても定義には影響を与えない。
先物取引に用いる保証金は「信託財産から捻出した資金」なので、為替の影響を受ける。
先物取引の買建てによって出た利益は「信託財産に組み入れる成長の成果」なので、資産として為替の影響を受ける。
・・・。
わかりにくいかな・・。
んー。それなら。
以前の記事で書いた表現を再利用すると。
先物取引の買建てはレンタカーでレンタルしている車と置き換えて考えられるかなって。
車のレンタルにお金は必要で。車で配送業などのサービスを行い利益を得ればそれはじぶんのお金になるけれど、レンタルしている車は返却する必要があるのでじぶんのものにはならない。
この考えで資産に対して影響を考えた場合。
「車のレンタル代金(先物なら保証金)」と「配送業を行った利益(先物なら損益)」は資産なので影響があって、「レンタルした車(先物なら買建て)」は資産ではないので影響がない。
とかね。
それっぽくまとめてみたものの。
このへんは専門のルールがあると思うのでそちらを調べないと回答はわからない。
NASDAQ100のインデックスファンドを時価総額加重平均のインデックスとか書いて目論見書出す企業がいたりする業界だから、誤植の可能性もゼロではないかもだけれど。
為替のことはもっと勉強したいな。
How do you feel about performance?
マンスリーレポートも出ているので、パフォーマンスの数字とか拾ってみる。
項目 | 1ヵ月 (%) | 3ヵ月 (%) | 6ヵ月 (%) | 1年 (%) | 3年 (%) | 設定来 (%) |
---|---|---|---|---|---|---|
ファンド | 4.69 | 11.66 | 17.42 | 49.02 | 51.67 | |
S&P500ファンド | 5.19 | 14.35 | 16.17 | 41.99 | 40.36 |
ベンチマークが欲しいと思ったので、恐らく同じ会社のファンドであれば集計期間等(もしかしたらマザーファンドも同じ)ことを期待して、インデックスファンドS&P500(アメリカ株式)のマンスリーレポートから数字を拝借。
「S&P500ファンド」の項目はインデックスファンドS&P500(アメリカ株式)の数字。
あー。
直近はやや不調で、半年と1年ベースで考えると7.03%ほど優秀。
なるほろ、いいじゃない。
次は資産構成比率。
資産 | 比率 (%) |
---|---|
米国株式 | 75.1 |
米国株式先物 | 21.2 |
投資信託 | 2.5 |
金先物 | 100.8 |
米国株式+投資信託+金先物 | 199.6 |
現金その他 | 22.4 |
株式の比率は「米国株式」+「米国株式先物」+「投資信託」だから98.8?がんばってトレースしてる感じだね。
ここで書かれている投資信託は、目論見書にもちょろっと書いてあるETFのことかな、たぶん。
ふむむ。
そいでもって。日興アセットマネジメントさんのマンスリーレポートにはお約束の基準価格騰落の要因分解。
2023/9 | 2023/10 | 2023/11 | 2023/12 | 2024/1 | 2024/2 | 設定来 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
前月末基準価格 | 12,917 | 11,978 | 12,386 | 13,583 | 13,902 | 14,487 | 10,000 |
支払い分配金 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
米国株式 | ▲453 | ▲299 | 902 | 543 | 328 | 351 | 2,724 |
米国株式先物 | ▲159 | ▲92 | 244 | 137 | 80 | 86 | 573 |
金先物 | ▲605 | 801 | 275 | 101 | ▲355 | ▲52 | 769 |
その他要因 | 278 | ▲2 | ▲224 | ▲462 | 532 | 295 | 1,101 |
合計 | ▲939 | 408 | 1197 | 319 | 585 | 680 | 5,167 |
当月末基準価格 | 11,978 | 12,386 | 13,583 | 13,902 | 14,487 | 15,167 | 15,167 |
直近3カ月のパフォーマンスがインデックスファンドS&P500(アメリカ株式)に比べて振るわなかった理由は金先物か・・。
株式は昨年11月から絶好調だ。
んー。その他の要因には為替も含むそうなので、ええと・・。
全体のプラスが5,167でその他の損益がプラス1,101だから、1,101÷5,167×100=21.30か。
ざっくりとだけれど為替利益が20%くらい乗ってる計算なのかな。
てっきりゴールドのリターンが高いのかなって想像してた。
同じように計算すると767÷5,167×100=14.84だから、ゴールドのプラス貢献は14.84%になる。為替が円高に傾くとゴールドの利益が吹き飛ぶ。
だからゴールドが悪いとか、ゴールドの比率を増やせば解決と言う話題でもないので。そこはS&P500に期待でいいのかも。
The samurai nation said that battles are not decided by money.
せっかくなので、最後は久しぶりにファンド間のパフォーマンスを眺めておしまいに。
Tracers S&P500ゴールドプラスはマネックス証券さんでも、松井証券さんでも取り扱いがあるからスクリーンショット使えるし。(SBIと楽天さんは利用NGダカラネ。
銘柄どしよか。
・・・。
こんな感じとかどう?
ファンド名 | 設定日 | 概要 |
---|---|---|
iFreeNEXT FANG+インデックス | 2018年 01月31日 | NYSE FANG+に連動を目指す。 テクノロジー企業から高取引成長株10銘柄で均等ポートフォリオを構築。 |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 2018年 07月03日 | S&P500に連動を目指す。 米国の証券取引所に上場する大型500銘柄でポートフォリオを構築。 |
eMAXIS NASDAQ100インデックス | 2021年 01月29日 | NASDAQ100に連動を目指す。 金融を除いたNASDAQ証券取引所に上場する上位100銘柄でポートフォリオを構築。 |
Tracers S&P500配当貴族インデックス (米国株式) | 2022年 10月28日 | S&P500配当貴族指数に連動を目指す。 25年連続増配の米国企業のみで均等ポートフォリオを構築。 |
Tracers S&P500ゴールドプラス | 2022年 08月31日 | S&P500とゴールドの均等ポートフォリオを構築。 現物と先物を組み合わせ、資金の2倍相当の運用を行う。 |
そいでは。
春一番ですっとばせっ!いってみヨーカドー!!
※この記事のスクリーンショット画像はマネックス証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。
ででん。
これは全期間のチャート比較。2018年1月31日から2024年3月29日までの期間。
このチャートだと、運用期間の長さが大分影響もするので参考程度に。
ちょっと驚くのがiFreeNEXT FANG+インデックスが最長の運用期間を誇っていて、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)よりも運用期間が長い。
運用開始はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が2018年07月03日で、iFreeNEXT FANG+インデックスが2018年01月31日とのこと。なんだかんだで大和さんには敵わないなって。
これは3年のチャート比較。2021年3月29日から2024年3月29日までの期間。
ええと、eMAXIS NASDAQ100インデックスの運用開始が2021年01月29日だから、Tracers以外はもう運用を開始している感じか。
iFreeNEXT FANG+インデックスが頭一つ抜けていて、eMAXIS NASDAQ100インデックス、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と続く感じ。
このあたりは上位のビックテック銘柄の組み入れ比率が成績に影響している感じかな。
Tracers S&P500ゴールドプラスが後ろに食らいついているのがちょっと面白い。資金と同額のS&P500をポートフォリオに組み込んでいるからこのくらいはネ。
これは1年のチャート比較。2023年3月29日から2024年3月29日の期間。
この期間になると全てのファンドが運用期間に含まれるかな。
およ。
ここに来て3位に浮上してきたTracers S&P500ゴールドプラスと、最後尾が定位置化してきたTracers S&P500配当貴族インデックス。
iFreeNEXT FANG+インデックスは他の追従を許さず独走状態。
これは半年のチャート比較。2023年9月29日から2024年3月29日の期間。
うおおおおおおっ!
ついにTracers S&P500ゴールドプラスが1位を奪取。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が不調なことを鑑みると、ゴールドのリターンが基準価格に貢献している?のかな。
2位以下は順位かわらず。iFreeNEXT FANG+インデックス、eMAXIS NASDAQ100インデックス、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)、Tracers S&P500配当貴族インデックスの順番。
これは1ヵ月のチャート比較。2024年2月29日から2024年3月29日の期間。
あれれ?
Tracers S&P500ゴールドプラスが1位をキープしてフィニッシュだけれど。2位以下に変動が出てる。
2位はTracers S&P500配当貴族インデックス、3位はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)、4位はeMAXIS NASDAQ100インデックス。
最下位はまさかのiFreeNEXT FANG+インデックス。
アップルをはじめ、ビックテック各社の不調が響いているのかな。今月は割と元気だったイメージだけれど。はて。
最後は年初来のチャート比較。2024年1月1日から3月29日までの期間。
1位は僅差でTracers S&P500ゴールドプラス。ひゃほーう。
2位にNISAで大人気のiFreeNEXT FANG+インデックス。3位はなんやかんやで荒れた相場に強いeMAXIS Slim米国株式(S&P500)、4位のeMAXIS NASDAQ100インデックスはこの面子だと個性が表に出にくいかな。
最下位は残念ながらTracers S&P500配当貴族インデックス。
という結果でした。
It’s natural to have pros and cons.
相場だから、ファンドによって得手不得手は当然あって。
年初来で1位になったTracers S&P500ゴールドプラスにだって不得手な相場はある。殆どの期間いいところなしだったTracers S&P500配当貴族インデックスにも得意な相場はあるはず。
その観点で考えるなら。
Tracers S&P500ゴールドプラスはきっと、不安定な相場にこそ強みを発揮するファンド。
・・・。
ほんとー?
って、ちょっと心配になったので最後にもう1件だけ比較してみる。
何でS&P500とゴールドを保有するとパフォーマンスがよいの?って部分。
公式さんとか、ピクテさんちとか、その辺りで色々説明をして下さっているのだけれど。これを見たら「あー」ってなるかも。
これはiシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)と、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の3年の比較。2021年3月29日から2024年3月29日の期間。
オレンジの線と、青い線が良い感じに逆相反になっているのがわかる。
これはつまり、S&P500が下げる相場ではゴールドが上がり、ゴールドが下げる相場ではS&P500が上る。それを繰り返しながら、どちらも価格を上げていっていた過去を表していて。
未来では常に新しい危機が起こるから、過去と同じ値動きを繰り返す保証なんてないけれど。
新しい危機が起こるのは、過去に遭遇した危機を乗り越えて再発を防ごうと多くの方々が務めてきたからで。
それなら。
それならきっと。
次もきっと乗り越えられるはずだから。
・・・。
おつかれさまでした。