先日、楽天証券さんから「生徒のみなさんがだらしないのでパスキー認証を導入します。ほんとうに先生情けないです。」風なメールが届いていて。
んー。
パスキー認証ってなあに?って。
サイトで調べても、今一つピンとこない。説明する気がないのか、サイトデザインの仕様を作った方もパスキー認証を理解していないのか。
とりあえず26日から導入開始とのお話だったので。
本日、いざサイトにログインし設定を開始。
開幕5秒で「セキュリティキーをUSBポートに挿入します」という謎メッセージ。
う、ううむ。
説明雑過ぎない?と思いながらもYoutubeで公式解説動画を見つけて視聴。
有難いことに動画冒頭15秒付近で答えが見つかった。
上記の文言が出た場合は、パソコンがBluetooth非対応なのでパスキー認証できない。絵文字認証でお楽しみください、とのこと。
・・・。(‘▽’*)
はーい、かいさーん。
引き続き絵文字認証ですよー。

・・・。
今回は、Tracers グローバル2倍株の月報(マンスリーレポート)2025年9月のお話。
Be careful
この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)
「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。
Basic information
基本情報を簡単に。
運用会社が独自に組んだ世界分散型株式ポートフォリオを使い、純資産総額の2倍相当額で運用を行う非インデックス・ファンド。
株価指数にレバレッジをかけるといったリスクに重点を置いた設計ではなく、先物と現物を組み合わせた主に株価指数でポートフォリオを構築する。
投資対象は「市場規模や流動性、取引規制等の投資環境を考慮し、運用会社が投資可能と判断した国」が選ばれる。また、各国への投資比率は株式市場の市場規模を考慮して決定されるが、1ヵ国へのポートフォリオ内の投資比率は純資産額比で100%程度を上限とする。
※ここより下で掲載しているスクリーンショット画像は、松井証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。
本スクリーンショットは、2025年10月1日に撮影したものです。
 

これはTracers グローバル2倍株の基本情報。
 

こっちはTracers グローバル2倍株の基本リスク指標。
Composition ratio
次はTracers グローバル2倍株のマンスリーレポートからポートフォリオ内の資産比を見る。
※ここでの数値はアモーヴァ・アセットマネジメント社、Tracers グローバル2倍株の8月29日付けマンスリーレポートを参考にしています。
| 投資対象 | 種類 | 25年 3月 | 25年 4月 | 25年 5月 | 25年 6月 | 25年 7月 | 25年 8月 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 米国大型 | 先物 | 65.8 | 63.8 | 63.8 | 64.4 | 64.6 | 62.9 | 
| 新興国 | 先物 | 34.6 | 32.9 | 32.9 | 34.0 | 34.1 | 33.8 | 
| 米国全体 | ETF | 27.8 | 29.6 | 28.3 | 28.4 | 28.5 | 29.0 | 
| 欧州 | 先物 | 26.1 | 26.0 | 26.4 | 25.9 | 25.6 | 25.1 | 
| 日本 | ETF | 17.2 | 14.4 | 15.3 | 14.9 | 15.6 | 15.5 | 
| 英国 | 先物 | 11.8 | 10.4 | 10.9 | 10.7 | 10.5 | 10.5 | 
| カナダ | 先物 | 9.7 | 9.9 | 9.3 | 9.1 | 9.1 | 8.9 | 
| 米国小型 | ETF | 7.2 | 6.9 | 6.5 | 6.5 | 6.5 | 7.0 | 
| 豪州 | 先物 | 4.4 | 4.4 | 4.2 | 4.1 | 4.0 | 5.3 | 
| 合計 | 204.6 | 198.3 | 197.6 | 198.0 | 198.5 | 198.0 | 
これはファンドの投資先比率。

米国株式は米国株先物ミニ(S&P500)とVANGUARD TOTAL STOCK MKT-ETFとVANGUARD RUSSELL2000-ETFの3つ、新興国株式は新興国株先物ミニ(MSCI EM)、欧州株式は欧州株先物(ユーロ・ストックス50)、日本株式は上場インデックス(TOPIX)、英国株式は英国株先物(FT 100)、カナダ株式はカナダ株先物(S&Pトロント60)、オーストラリア株式はオーストラリア株先物(SPI200)が使用される。
| 25年 3月 | 25年 4月 | 25年 5月 | 25年 6月 | 25年 7月 | 25年 8月62.9 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 世界株式ETF | 52.3 | 50.8 | 50.1 | 49.8 | 50.6 | 51.6 | 
| 世界株式先物 | 152.4 | 147.4 | 147.5 | 148.2 | 147.9 | 146.6 | 
| 世界株式合計 | 204.7 | 198.2 | 197.6 | 197.9 | 198.5 | 198.1 | 
| 現金その他 | 47.7 | 49.2 | 49.9 | 50.2 | 49.4 | 48.4 | 
これはファンドの資産構成比率。

投資には株価指数先物、ETFの他に現物株式へ投資することもある。
先進国の先物取引では、為替変動の影響がないものを中心に投資対象とする。為替の影響を受ける先進国の評価損益・外貨建て証拠金(米ドル買い)に対し、新興国の先物取引における(米ドル売り)で為替の影響を相殺させている。そのため実質的に為替の影響を受けるのは、主に新興国の先物取引部分になるよう運用されるみたい。
グラフにするとこんな感じ。(描画にはJavaScriptを使うため、見れない方は念で感じ取って下さい。)

現状、「1ヵ国へのポートフォリオ内の投資比率は純資産額比で100%程度を上限とする」ルールにより、時価総額加重をベースとするインデックスに比べポートフォリオ内の米国比率が低く、代わりに他の地域への比率が高くなっている。これに加え、部分為替ヘッジの影響もあり、時価総額加重をベースとするインデックスとは異なる挙動になっている。
Factors behind price fluctuations
次はTracers グローバル2倍株のポートフォリオ内の資産がどのように基準価格へ影響したのかを指数観点で眺める。
※ここでの数値はTracers グローバル2倍株が採用している指数の数値を独自にまとめたものです。(公式から出ている数字ではありません。)
| 指数 | 24年 9月 | 24年 10月 | 24年 11月 | 24年 12月 | 25年 1月 | 25年 2月 | 25年 3月 | 25年 4月 | 25年 5月 | 25年 6月 | 25年 7月 | 25年 8月 | 年益 (%) | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| S&P500 | 5762 .48 | 5705 .45 | 6032 .38 | 5881 .63 | 6040 .53 | 5954 .50 | 5611 .85 | 5569 .06 | 5911 .69 | 6204 .95 | 6339 .39 | 6460 .26 | 12.10 (12.23) | 
| CRSP US Total Market | 4112 .41 | 4078 .66 | 4343 .70 | 4207 .55 | 4334 .81 | 4247 .24 | 3991 .97 | 3962 .22 | 4207 .96 | 4416 .34 | 4514 .12 | 4611 .39 | 12.13 (11.88) | 
| RUSSELL 2000 | 2229 .97 | 2196 .65 | 2434 .77 | 2230 .16 | 2287 .69 | 2163 .07 | 2011 .91 | 1964 .12 | 2066 .29 | 2175 .04 | 2211 .65 | 2366 .42 | 6.11 (▲0.27) | 
| EURO STOXX50 | 5000 .45 | 4827 .63 | 4804 .40 | 4869 .28 | 5286 .87 | 5463 .54 | 5248 .39 | 5160 .22 | 5366 .59 | 5303 .24 | 5319 .92 | 5351 .73 | 7.02 (7.30) | 
| FTSE100 | 8236 .95 | 8110 .10 | 8287 .30 | 8173 .02 | 8673 .96 | 8809 .74 | 8582 .81 | 8494 .85 | 8772 .38 | 8760 .96 | 9132 .81 | 9187 .34 | 11.53 (9.02) | 
| S&P TSX60 | 1438 .82 | 1445 .19 | 1538 .75 | 1482 .30 | 1540 .76 | 1532 .18 | 1496 .68 | 1494 .57 | 1568 .29 | 1598 .53 | 1620 .53 | 1695 .66 | 17.85 (15.65) | 
| S&P ASX200 | 8269 .80 | 8160 .00 | 8436 .20 | 8159 .10 | 8532 .30 | 8172 .40 | 7843 .40 | 8126 .20 | 8434 .70 | 8542 .30 | 8742 .80 | 8973 .10 | 8.50 (8.04) | 
| TOPIX | 2645 .94 | 2695 .51 | 2680 .71 | 2784 .92 | 2788 .66 | 2682 .09 | 2658 .73 | 2667 .29 | 2801 .57 | 2852 .84 | 2943 .07 | 3075 .18 | 16.22 (8.49) | 
| MSCI EM | 3095 .95 | 2962 .10 | 2855 .95 | 2853 .33 | 2904 .90 | 2919 .51 | 2939 .10 | 2978 .61 | 3106 .88 | 3297 .60 | 3364 .07 | 3413 .41 | 10.25 (15.96) | 
マンスリーレポートには騰落要因がわかるような情報がなかったので、仕方なくチマチマと各指数の数字を月末ベースでまとめてみたものの。(年益の数字は11ヵ月前との比較値であり参考程度に。また、カッコの数字は前回の値。)
年益の数字を眺めた感じ。
米国の大型と欧州、新興国が下。中でも新興国の落ち込みが大きいかな?対して、日本と米国の中小型は大きめに上。面白い資金移動。
Check out the score you’re interested in
締めはTracers グローバル2倍株を取り巻く世界の数値。執筆時点の気になる基準価格を眺めておしまい。
| 項目 | 単位 | 前々回 | 前回 | 今回 | 52週平均 or 追加情報 | 
|---|---|---|---|---|---|
| ドル円 | JPY | 151.1190 | 150.5840 | 153.0330 | 139.8920 – 158.8570 | 
| ビットコイン | USD | 112,244.12 | 106,970.61 | 115,186.53 | 66,803.65 – 126,198.07 | 
| S&P500 Index | USD | 6,552.51 | 6,664.01 | 6,791.69 | 4,835.04 – 6,807.11 | 
| FTSE 100 Index | GBP | 9,427.47 | 9,354.57 | 9,645.62 | 7,544.83 – 9,645.62 | 
| DAX Index | EUR | 24,241.46 | 23,830.99 | 24,239.89 | 18,489.91 – 24,771.34 | 
| NIFTY 50 Index | INR | 25,285.35 | 25,709.85 | 25,934.35 | 21,743.65 – 26,104.20 | 
| TOPIX Index | JPY | 3,197.59 | 3,170.44 | 3,310.62 | 2,243.21 – 3,328.93 | 
| iShares Semiconductor ETF | USD | 271.99 | 288.17 | 295.86 | 148.31 – 298.22 | 
| SPDR Gold Shares | USD | 369.12 | 388.99 | 377.52 | 236.13 – 403.30 | 
| SPDR Portfolio Long Term Treasury ETF | USD | 27.28 | 27.43 | 27.51 | 25.17 – 28.14 | 
| CBOE Volatility Index | - | 21.66 | 20.78 | 16.37 | 12.70 – 60.13 | 
| Fear & Greed Index | - | 29 | 27 | 33 | 超恐怖0-25 /恐怖25-45 貪欲55-75 /超貪欲75-100 | 
| グローバル3倍3分法F | JPY | 16,202 | 16,490 | 16,967 | 8,559 – 16,967(設定来) | 
| グローバル5.5倍バランスF | JPY | 10,120 | 10,600 | 10,747 | 5,485 – 15,447(設定来) | 
| Tracersグローバル2倍株 | JPY | 16,807 | 16,463 | 16,967 | 6,624 – 16,992(設定来) | 
今回もグローバル3倍3分法ファンドが最高値を更新。
で。
気になるニュースがあったかなーと記憶を辿ると。
まずは10月27日に日経平均が5万円に到達。最高値なのかな?
高市首相誕生と、米中関税合意に向けた枠組みの進展、みたいなネタ説が有力そうで。米国からカナダへの追加関税10%(レーガン元大統領の反関税演説を引用した広告をカナダが作り、ズラがそれにご立腹で制裁)みたいなネムイ話題もあった記憶だけれど。
前日のASEANでの高市首相の評判もよかったそうで、日経には追い風も吹いている様子。
そいえばズラが訪日してるんだっけ。
当日は天皇陛下と阿部夫人と会われて、首相との会談は28日というお話。
さて。
何が飛び出すか。
・・・。
株式は上に吹っ飛び、ビットコインはギャグみたいな急反発。自称安全資産のゴールドは逆方向に転換。
Fear&Greed Indexは恐怖どまりの中でもVIXは下落。今週は米テック企業の決算も始まり、雰囲気的にはリスクオン点火待ち?
国内は日銀会合を月末に控え、米国では利下げが期待されるFOMCの日程が迫る。
思い出したように冬景色を強める世間をよそに、マーケットの過熱はゴーゴーネクスト。
冷房のリモコンを届ける予定だった黒い白鳥は行方不明に。
・・・。
おつかれさまでした。

 
  
  
  
  