知能革命への投資、iシェアーズ AIグローバル・イノベーションアクティブ。

きになる・しらべる

怒涛の新商品ラッシュで目移りしてしまう日々。

いや普通、ETFや投資信託の新商品ラッシュとかにうきうきせんやろ・・とか、突っ込みもほどほどに。どのコにしようか迷って手前に持ってきたコ。

イノベーション!(眼鏡くいー。とか、日常では恥ずかしくて口にするのは憚れる。

でも。

ファンド名なら仕方がない。

はい、皆さんご一緒に。

「いのべーしょんっ!!」

・・・。

今回は、ブラックロックさんちの銘柄コード(408A)iシェアーズ AIグローバル・イノベーションアクティブをちょこっと調べてみるお話。

Be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

What is iShares AI Global Innovation Active?

運用開始は2025年9月8日になっているから情報ないかなと想像したものの。

公式ページも用意されてるご様子なので、まずは申請資料から概要をまとめてみる。

iシェアーズ AIグローバル・イノベーションアクティブとは
  • トータルリターンの最大化を目指し、米国を中心とした世界のAI関連企業・技術企業へ投資を行う
  • 株式への投資はティッカーコード(BAI)iShares A.I. Inovation and Tech Active ETFを活用する
  • 商品分類(型:追加、地域:内外、資産:株式、区分:ETF)
  • 属性区分(資産:株式一般ETF、決算:年2回、地域:グローバル含む日本、為替ヘッジ:なし)
  • 信託期間は無期限、信託報酬は純資産総額に対して年率0.990%(税込み、2026年6月30日までは0.847%が適用される)

ああ、これ。NYSE Arcaに上場しているETFをラップして東証に上場させるパターンかな。

とすると、BAIの方を調べた方がよさげ。

・・・。

先に公式の方にも目を通すと、だいたい以下の様な売り文句が書かれている。

iシェアーズ AIグローバル・イノベーションアクティブの特徴
  • AIによる社会変化は大きな革命に匹敵するインパクトがある
  • AIは多くの産業に取り込まれると考えるが、どのような企業が成長するかは未知数
  • AI関連銘柄はインフラ、アプリケーション、サービスと多岐にわたり1000社を超える
  • ファンドは1000銘柄から40銘柄前後に集中投資する
  • AIインデックスは成熟しておらず、また、時価総額ベースでは有名企業へ偏る懸念があるため、ファンドではアクティブ運用を採用する

このあたりは、良くも悪くも新しいジャンルやテーマが出て来た時のお約束テンプレみたい。

ふわっふわな説明と、ピカピカ・ウェルカム味。

つまりは半導体とソフトウェア企業が過熱するAI投資で、有名な情報技術セクター銘柄だけ揃えててもイケてないよー?的、主張に読み取れた。

What is iShares A.I. Inovation and Tech Active ETF?

こっちが本命。BAIの方を調べる。

原文は英語なのと、非インデックスなのでニュアンスを間違っていたらごめんなさい。

iShares A.I. Inovation and Tech Active ETF
  • ボトムアップ型リサーチ主導のファンダメンタル投資によって選択
    • あらゆる時価総額にわたる世界のAIおよびテクノロジー株式を集中的にポートフォリオに組み入れ
    • 資産の少なくとも80%に加え、投資目的の借入を加えた金額を米国および米国以外のAI企業、テクノロジー企業、テクノロジー関連企業が発行する株式証券に投資
    • ファンドは単一発行体の有価証券に純資産の20%以上を投資することはできない
  • AIイノベーションに焦点を当て、ファンド・マネジメントの裁量で決定
    • 現在、または予測される収益、純利益の特定水準を満たす企業
    • AIテクノロジーの有効化、開発、利用、展開、AIテクノロジーを活用する製品、AIサービスにおいて、将来的に市場のリーダーになると予測される企業への投資を模索する
    • テクノロジー関連企業には、テクノロジーを利用し異業種を革新または破壊している企業、テクノロジー企業が利用しているアプリケーションを開発している企業が含まれる

ふむー。

中身もふわっふわだ・・汗。

ざっと見た限り、「米国と、その他地域の企業を対象としている」「ファンドマネージャーの裁量」「ボトムアップ・リサーチのファンダメンタル投資」「1銘柄比率はポートフォリオ内20%まで」「AIを提供する企業・利用する企業共に対象」くらいは読み取れるかな。

ありていに言えばテーマ型ファンド。

ええ、アレDEATH。

この辺りのアクティブETFの説明は、月並みにグローバルX社とかの方がこなれているように思える。(グローバルX社の方が上とか下とかは言わないけれど。)

・・・。

すごーくどうでもよい話題で。

ティッカーコードBAIの「AI」はわかるとして、「B」はどこから来てるのだろうとずーっと考えていた。

もしかして、運用会社のBlackrockの「B」とかいうオチ?だったり。

うーん。

So is this fund profitable?

でもAIって投資先としてどうなのさ。儲かるの?の部分を以下のETFで比較。

運用開始が2024年10月21日?みたいなので、比較期間は2025年1月から2025年9月まで。配当は再投資。あまりに期間が短いのでネタ程度に。

TickerNameSummary
BAIiShares
A.I. Innovation and Tech Act ETF
世界のAIおよびテック関連企業をBlackrock Fund Advisersの
裁量で選択、集中投資を行う
SOXXiShares
Semiconductor ETF
ICE Semiconductor Indexへの連動を目指す
IXNiShares
Global Tech ETF
S&P Global 1200 Information Technologyへの
連動を目指す

上からAI、半導体、情報技術セクターへ投資を行うETF。ちなみにIXNの投資対象は全世界になっており、BAIの投資対象が全世界なのに合わせた形。(XLKやVGTは米国オンリーなので。)

ここより下で掲載しているスクリーンショット画像は、portfoliovisualizerホームページの画面をキャプチャしたものです。

成長比較

これはポートフォリオの成長比較。

パフォーマンス概要

こっちはポートフォリオのパフォーマンス概要。

ベンチマークにティッカーコード(IVV)iShares Core S&P500 ETFを並べておいたよ。

・・・。

これはまた・・。

昇り最速、降りも最速を地でいくご様子。

ひゃっはー。

先に公式がインデックスはまだ成熟していない旨のことを書いていたけれど、産業そのものが成熟していないから、値動きの安定性に関してはアクティブにしても違いは無いような気もしてみたり。

えー?それなら信託報酬が高いだけで意味ないのー?といえば。

んー。

トワナナさんはこういうアクティブ・ファンドって、値上がり益を狙う以外に情報収集の助けになると考えていて。

例えば公式サイトでは、ポートフォリオ内の組み入れ銘柄を公開して下さっていて。

TickerNameSectorWeight
(%)
NVDANVIDIA CORPInformation Tech9.15
AVGOBROADCOM INCInformation Tech8.75
METAMETA PLATFORMS INC CLASS ACommunication6.44
MSFTMICROSOFT CORPInformation Tech5.84
SNOWSNOWFLAKE INCInformation Tech4.30
ORCLORACLE CORPInformation Tech3.99
ALABASTREA LABS INCInformation Tech3.97
9984SOFTBANK GROUP CORPCommunication3.08
CLSCELESTICA INCInformation Tech2.92
TSMTAIWN SEMICONDUCTOR MAN.Information Tech2.86
NETCLOUDFLARE INC CLASS AInformation Tech2.85
FNFABRINETInformation Tech2.75
GOOGLALPHABET CLASS ACommunication2.46
6857ADVANTEST CORPInformation Tech2.41
ANETARISTA NETWORKS INCInformation Tech2.38
PSTGPURE STORAGE INC CLASS AInformation Tech2.14
APPAPPLOVIN CORP CLASS A Information Tech2.13
3661ALCHIP TECHOLOGIES LTDInformation Tech1.99
AMDADVANCED MICRO DEVICES INCInformation Tech1.77
UUNITY SOFTWARE INCInformation Tech1.77
INTUINTUIT INCInformation Tech1.75
PLTRPALANTIR TECHNOLOGIES CLASS AInformation Tech1.65
ENRSIEMENS ENERGY N AGIndustrials1.65
TRITHOMSON REUTERS CORPIndustrials1.63
CDNSCADENCE DESIGN SYSTEMS INCInformation Tech1.59
BWXTBWX TECHNOLOGIES INCIndustrials1.59
TSLATESLA INCConsumer Discretionary1.57
RBRKRUBRIK INC CLASS AInformation Tech1.54
TLNTALEN ENERGY CORPUtilities1.52
CRDOCREDO TECHNOLOGY GROP HOLDING LTDInformation Tech1.46
6501HITACHI LTDIndustrials1.38
NPWRMONOLITHIC POWER SYSTEMS INCInformation Tech1.38
034020DOOSAN ENERBILITY LTDIndustrials1.17
2383ELITE MATERIAL LTDInformation Tech1.12
TEMTEMPUS AI INC CLASS AHealth Care1.11
PMEPRO MEDICUS LTDHealth Care1.05
TSEMTOWER SEMICONDUCTOR LTDInformation Tech0.94
7974NINTENDO LTDCommunication0.91
CHYMCHIME FINANCIAL INC CLASS AFinancials0.54
XTSLABLK CSH FND TRESURY SL AGENCYCash and/or Derivatives0.41
FIGFIGMA INC CLASS AInformation Tech0.30
TWDTWD CASHCash and/or Derivatives0.03
AUDAUD CASHCash and/or Derivatives0.00
KRWKRW CASHCash and/or Derivatives0.00
USDUSD CASHCash and/or Derivatives▲0.25
iShares A.I. Innovation and Tech Act ETF組み入れ銘柄(2025年9月8日付け)

こんな感じ。(手打ちなので間違いがあったらごめんなさい。)

ふむふむ。

これは意外と・・。

ソフトウェア産業ではMETAの評価が高いとか、意外と資本財セクターの銘柄が転がっているとか。金融セクターには恩恵が低いように見えるとか(そなの?)。日立、任天堂がこっそり紛れているとか。あの銘柄が見当たらないとか。

色々、面白い景色が見えてくる。

何社か見慣れない企業も目に付くので、個別に調べたいかも。

えーっと。東証への上場は、そいえば本日から?かな。

今後の遷移もたのしみだネ。

・・・。

おつかれさまでした。

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