競争優位性を探し出せっ!楽天・モーニングスター・ワイド・モート・フォーカス・インデックス・ファンドのこと。

きになる・しらべる

うへーい。今月も運用状況の記事のお時間だーってぐったりしつつ、証券会社さんのサイトで数字集め。その傍ら、松井証券さんで新規取り扱いのファンドを眺めて(さぼって)た時にどこかで見たようなお名前を見つけ。

目論見書を読んで「あー、これかー」って。

楽天・モーニングスター・ワイド・モート・フォーカス・インデックス・ファンドは、Morningstar ワイド・モート・フォーカス株式指数(円換算ベース)に連動を目指すファンドで。

はて。

何で記憶にあったのかなーって記憶を辿ると、たぶん。半導体に投資するETFを探していたことがあって。

当時、国内の証券会社で取り扱いのある半導体ETFは3つくらいだったのかな?

NYSE Semiconductor Indexに連動を目指す、iShares Semiconductor ETF(ティッカーSOXX)は取り扱いがなく。それならと周りを見渡すと。

NYSE Semiconductor Indexへの当日3倍の値動きを目指すDirexion Daily Semiconductor Bull 3X Shares(ティッカーSOXL)と・・。あー。NYSE Semiconductor Indexって、PHLX Semiconductor Sector Indexとアルゴリズムが違うのか気になって。

これも調べたいんだよネ・・。

確か東証にPHLX Semiconductor Sector Indexに連動を目指すグローバルX 半導体ETF(コード2243)が上場してたっけ。昨年かな?グローバルXさんがんばるよねー。

とと。

でもって残り2コをサクサクとあげると、MVIS US Listed Semiconductor 25 Indexに連動を目指すVanEck Semiconductor ETF(ティッカーSMH)と。

Nasdaq US Smart Semiconductor Indexに連動を目指すFirst Trust Nasdaq Semiconductor ETF (ティッカーFTXL)は、当時国内取り扱いになかったような?ちょっと記憶が曖昧。

で。はーんって調べていた時に、VanEck(ヴァンエック)さんちのETFを上から順に調べていてワイド・モート・フォーカスって指数が目に入って「なにこれ?」から軽めに調べていた記憶。

面白い設計だなーって、記憶に残っていたのだと思う。

ええと、そのワイド・モート・フォーカスってなあに?って部分を雑に説明すると。その企業の商売を他社がマネするのが難しくて競争力が高い、かつお買い得(バリュー)である状態の企業で構築したポートフォリオの株価指数。

だったかな?

バブったこの時期にこのファンドを出しているあたり、楽天投信投資顧問にはやり手の方がいるのかも。USA360とか楽天レバナスとか下落時期ピタリと狙って投入するエスパーもいらっしゃるし。

・・・。

今回は、株価指数が軒並み最高値を更新するような時期に、何仕込んでおこうかなーってウッキウキで割安銘柄をスクリーニングして朝を迎えるボンクラさんが消えゆく意識の中で掴んだ幻。楽天・モーニングスター・ワイド・モート・フォーカス・インデックス・ファンドを調べてみる。みたいな、週末っぽいお話。たぶん。

Memo

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20240408
基準価額:8,018円 / 前日比(円)-4円 / 前日比(%)-0.05% / 純資産総額135.25億円

項目通貨ペア価格52週範囲
ドル円USD/JPY151.6090(JPY)132.0140 – 151.9470
ビットコインBTC/USD69,404.57(USD)24,797.17 – 73,750.07
イーサリアムETH/USD3,380.01(USD)1,523.24 – 4,092.28
リップルXRP/USD0.592952(USD)0.412962 – 0.887511
ステラルーメンXLM/USD0.128753(USD)0.075348 – 0.183018
為替と通貨の一覧

※為替はそこまでご利用が無いので、暗号通貨も混ぜています。価格の下のマーカーは1年前の価格に対しての状態を色分けしています。赤いマーカーは上昇、青いマーカーは下降になります。

項目指数数値52週範囲
米国株式CRSP US Total Market Index3,735.202,905.01 – 3,783.14
S&P500S&P500 Index5,204.344,048.28 – 5,264.85
NASDAQNASDAQ Composite Index16,248.5211,798.77 – 16,538.86
VIXCBOE Volatility Index16.0311.81 – 23.08
英国株式FTSE 100 Index7,911.167,215.76 – 8,015.63
独国株式DAX Index18,175.0414,630.21 – 18,567.16
印度株式NIFTY 50 Index22,513.7017,553.95 – 22,619.00
日本株式TOPIX Index2,702.621,958.82 – 2,820.45
主要株価指数一覧

※ETFにするとマーケットプライスになるので、指数で扱えるものは指数でメモしています。52週範囲は約1年間の値幅の範囲を表します。1年間の範囲に対して現在の価格がどの位置にいるのかなどの確認に使えます。

項目ETF価格
(USD)
52週範囲
(USD)
先進国株式
(除く米国)
Vanguard
Developed Markets Index Fund ETF
Ticker:VEA
49.7141.48 – 50.36
新興国株式Vanguard
Emerging Markets Stock Index Fund ETF
Ticker:VWO
42.1237.46 – 43.10
米国短期国債SPDR Portfolio
Short Term Treasury ETF
Ticker:SPTS
28.7828.58 – 29.35
米国中期国債SPDR Portfolio
Intermediate Term Treasury ETF
Ticker:SPTI
27.8727.01 – 29.40
米国長期国債SPDR Portfolio
Long Term Treasury ETF
Ticker:SPTL
27.0724.47 – 31.29
SPDR Gold Shares
Ticker:GLD
215.14168.30 – 215.74
コモディティiShares
S&P GSCI Commodity-Indexed Trust ETF
Ticker:GSG
22.8418.65 – 22.97
半導体
アセット別ETFの価格一覧

※こちらは情報の扱いが難しいため、数字の取り易いETFでメモしています。数字は手打ちになりますので、間違っていたらごめんなさい。参考程度に見て下さい

Be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

What is Rakuten Morningstar Wide Moat Focus Index Fund?

まずは目論見書から見ていくよー。

えーっと、こんな感じ?

楽天・モーニングスター・ワイド・モート・フォーカス・インデックス・ファンドとは
  • Morningstar ワイド・モート・フォーカス株式指数(円換算ベース)に連動を目指す
    • 株価指数との連動性維持のため、ETFや株価指数先物取引を利用することもある
  • 商品分類(型:追加型、地域:海外、資産:株式、分類:インデックス)
  • 属性区分(資産:その他、決算:年1回、地域:北米、形態:ファミリーF、為替ヘッジ:なし)
  • 信託期間は無期限、信託報酬は純資産総額に対して年率0.55%

インデックス・ファンドなので、特に目を引く項目は無さそうかな?

目論見書にETF使うかも―って書いている通り、Morningstarワイド・モート・フォーカス株式指数に連動するETFは存在するみたいで。

ちょっと検索したところではヴァンエックさんちが引っ掛かった。

VanEck Morningstar Wide Moat ETF(ティッカーMOATとか。

んー。上場先がCBOEって・・、あれ?オプションとかの取引所じゃなかったっけ。

・・・。

Chicago Board Option Exchangeの略でCBOEか。

はて?なしてヴァンエックさんのETFはCBOEに上場しているのだろう。これ株価指数だよね?

・・・。

うーんと。

なるほど。

米国の3大証券取引所という取引の半分以上を占める勢力があって。

インターコンチネンタル取引所(NYSEを持ってて、NYSE FANG+もココで計算してるヨ。)、NASDAQ(みんな大好きNASDAQ100の銘柄が上場しているトコ。)、シカゴ・オプション取引所(デリバティブの大手だけど株もやってるみたい。)って感じ?

CBOEさんちでも株取引扱ってるのか。

あとそうだ。

久しぶりに調べてたら、例の新証券取引所は既に稼働しているんだね。

メンバーズ・エクスチェンジという名前。

2020年9月から取引開始って書いてある。米大手銀行フルラインナップ参画で、既存(上の3社かな・・たぶん)の証券取引所の寡占化に歯止めをかけることを目的として設立された証券取引所。

あまり話題にならないから、中々難しいのだと思う。

でも。

もしもメンバーズ・エクスチェンジが力を持ってしまうと恐らく、NASDAQ100指数は死亡。証券取引所しばりとかわけがわからないルールだから、有力企業が上場先を変えたり、新しい企業がメンバーズ・エクスチェンジを選ぶのが主流になったりしたらおしまい。

うーん。

とはいえ・・、「やっぱり他の取引所も取り入れるね!てへっ」って変更すればマルっとオールオッケーな未来も見えるのでそこまで心配いらなそうな気もする。しらんけど。

あんまりNASDAQ100叩くと怒られそうだし。

What is the Morningstar Wide Moat Focus Stock Index?

やっぱり連動する株価指数の方を調べる方が生産的ないつものパターン。

いちおう目論見書にも解説があって。

Morningstar ワイド・モート・フォーカス株式指数とは
  • 持続性があり競争優位性を持っている、相対的に割安な企業へ投資することを目的
  • モートとは、城の周りにある「濠(ほり)」のことを指す
    • 中世で城の周りに濠を作り敵の侵入を防いでいたのと同様に、エコノミック・モートは世界で最も成功した企業が享受できる高い資本収益率を守る
    • Morningstar株式リサーチは、長期間に渡り経済的利益を維持できる構造的競争優位性がある企業をエコノミック・モートがある企業と定義
    • 幅広い企業に対し「広い(Wide)」「狭い(Narrow)」「なし(None)」のMorningstarエコノミック・モート・レーティングを付与
    • 最も「広い(wide)」Morningstarエコノミック・モート・レーティングが付与された企業はより長期間に渡り価値を生み出す可能性を秘める
  • 構成銘柄選定プロセス
    1. Morningstar米国株式指数採用銘柄(投資可能市場上位97%を占める銘柄)が対象
    2. Morningstarエコノミック・モート・レーティングで「広い(wide)」が付与されている
      • 「狭い(narrow)」の場合でも、指数の構成銘柄となることがある
    3. 適正価値が推計されている
    4. (株価)÷(推計適正価値)の倍率が低い相対的に割安な銘柄
    5. 40から80銘柄を投資対象とし、均等加重平均にて重み付けをする

ふむり。

たぶんここの、「長期間に渡り経済的利益を維持できる構造的競争優位性がある企業をエコノミック・モートがある企業と定義」の部分。

これがこの株価指数の目的。

純資産総額とか、株式発行数とか、出来高とか。そういった数字ではなくて「構造的競争優位性」がある企業を選ぶよと。

んー。

つまりこれ、裁量主体のインデックス?

ファンドマネージャーが「この企業は構造的優位性がある!」って判断するんだよね。たぶん。

例えばマクドナルドとケンタッキー・フライド・チキンを比べた時に、売り上げや店舗数、債務や利益率では構造的競争優位性は測れないと思う。

財務上の数字ではなくて。

・・・。

どちらかというと権利系?

特許とか、技術的に真似ができないみたいな。

インテルとTSMCを比べて構造的競争優位性を考えると、作れる半導体の世代であったり、技術的、効率的な部分。

コカコーラとかも、コーラのレシピだっけ?有名だよね。他社が複製できないって。分類したら砂糖水なのに・・。

携帯電話とかの電波もそうか。数が限られているもの。

あ、インフラもそうだ。

新規参入したいと言って手をあげたからといって既存の企業に直ぐにとって代われるものでもないし。

国防に関わる業種も難しそうか。

電波、インフラ、国防とかはどちらかというと許可がとれるかどうかの壁にも思えるけれど。

おもしろいね。

エコノミック・モート・レーティングがどうやって定義されているか。が、キモなのかな。

Did you find out anything by looking at Morningstar’s materials?

ちょっと気になったので、Morningstarさんちの方でも資料を眺めて来た。

当然のことで、大まかには目論見書と同じかな。

補足すると以下の要素があるみたい。(原文が英語なので翻訳を間違っていたらごめんなさい。)

MorningStar Wide Moat Focus Index RuleBookを読んで気付いたこと
  • Morningstar米国株式指数のワイドモート格付けと公正価値推定値を有する銘柄は、浮動株時価総額でランク付けされ、浮動株時価総額の最低額で下位3%(カウント)にランクインする銘柄はインデックスへの組み入れの対象外となる
    • 目論見書にある97%の数字はここで3%引かれるからかな?
  • 再構成の時点でセクターの最大ウエイトは、ベンチマークの対応するウエイトのプラス10%または40%のいずれか高い方を上限とする
  • ポートフォリオは2つのサブ・ポートフォリオで構成
    • 投資対象が40から80という数字は、各サブ・ポートフォリオが上限40銘柄ずつで構成されるため、2つのサブ・ポートフォリオが完全に不一致な状態で80銘柄保有ということ(たぶん)
  • ポートフォリオ構築プロセスは以下
    1. 初期にポートフォリオを構築した際(例として6月)、両方のサブ・ポートフォリオは同一になり、各サブ・ポートフォリオは50%ずつの均等になっている
      • 以下サブ・ポートフォリオA、サブ・ポートフォリオBと表記します
    2. 9月にサブ・ポートフォリオAのみ再構築
    3. 12月にサブ・ポートフォリオBのみ再構築、各サブ・ポートフォリオのウエイトを50%にリセットし、各サブ・ポートフォリオ内のリバランスを行う
    4. 3月にサブ・ポートフォリオAのみ再構築
    5. 6月にサブ・ポートフォリオBのみ再構築、各サブ・ポートフォリオのウエイトを50%にリセットし、各サブ・ポートフォリオ内のリバランスを行う
    6. このプロセスを繰り返す→2に戻る

銘柄選択の基準は目論見書に書いてある通りで。

ただ、ポートフォリオは2つのサブ・ポートフォリオを均等に持つ構造になっており、3ヵ月ごとに時期をズラして片方ずつ銘柄入れ替えを行うみたい。

でもって、半年ごとにリバランスしているのかな?

この構造ははじめて見たかも。

うーん。

2つのサブ・ポートフォリオで運用する意図ってなんだろう。

それぞれ3ヵ月毎に銘柄入れ替えを行うわけだから、その3ヵ月で変化がなかった場合は両方のサブ・ポートフォリオに組み込まれて保有比率があがる。

次の3ヵ月でランク外になった銘柄は片方のサブ・ポートフォリオからのみ除外される。

更に次の3ヵ月でランク外になったら両方のサブ・ポートフォリオから除外されて組み入れ比率ゼロになる。

けれどもし、ランク圏内に復帰したら?

あー。

そゆこと?

つまり、3ヵ月ごとに50%ずつ足したり、減らしたりする仕組みで。一度に100足したり、100減らしたりしないようにするギミックかな。

ポートフォリオに与える影響を半分ずつにすることで低く抑えるみたいな。

たまたま、銘柄が不調で比率が半分になっても、次の3ヵ月で盛り返せば比率が戻るみたいな。反対に新しい銘柄を組み入れる際も比率を半分にしてお試し組み入れしていく的な?

ははぁ・・。

ちょっといい加減だ。

・・・。

あれ?でも。

Morningstarエコノミック・モート・レーティングってそんな3ヵ月で変化するもの?時価総額とかでランク付けしているなら3ヵ月で変動することはありそうにも思うけれど。

ううーん。

なんでだ。

とー、バリュー判定の方か。

ええと、「(株価)÷(推計適正価値)の倍率が低い相対的に割安な銘柄」の部分。

こっちは株価で判定しているから、3ヵ月でも変動する。

お買い得かどうかで握ったり、ポイ捨てしたりしてるのね。なるほど。

By the way, what do you think of the monthly report?

あ、そうだ。

マンスリーも出てた、ええと。

組入資産比率
(%)
楽天・モーニングスター・ワイド・モート・
フォーカス・インデックス・マザーファンド
100.0
短期金融資産等△0.002
合計100.0
楽天・モーニングスター・ワイド・モート・フォーカス・インデックス資産状況(2024年2月29日付け)

これはファンドの資産状況。

って、あれ?

短期金融資産などがマイナスになってるけれど、持ち出しになってるってこと?

いやでも・・、うーん。比率表記だし。100の方に記号ついてないからプラスの記号ではないだろうし。やっぱりマイナス?

比率なのに?

・・・。

むずかしいよ楽天さん。

〇カにはわからんち。

検索してみた感じ、白い三角はプラスとして扱われることもあるとか書いてあった。あと、ジャップランドだけだよこの変な記号の使い方とも。ううーん。

とりあえずはマザーファンドで資産は埋め尽くされているという感じなのはわかった。

組入資産比率
(%)
株式90.5
投資信託証券3.9
短期金融資産等5.6
合計100.0
株式先物6.1
楽天・モーニングスター・ワイド・モート・フォーカス・インデックス投資状況(2024年2月29日付け)

これはファンドの投資状況。

資産内訳を指しているのかな?えーっと、意外とちゃんと株式買ってるんだって感想。

てっきりETFごりごり買ってらくちん運用しているのかなって(←失礼。

たぶん、3.9%の投資信託証券がETFのような気がする。

株式先物は特定の銘柄を先物で持っているのか、株価指数先物取引なのか、ちょっとここでは判断がつかない。

ちなみに銘柄数は50になっているそうな。

業種比率
(%)
ヘルスケア18.1
資本財・サービス16.8
金融16.3
情報技術14.2
素材6.9
コミュニケーション・サービス6.7
生活必需品6.0
一般消費財・サービス5.4
楽天・モーニングスター・ワイド・モート・フォーカス・インデックス業種別構成比(2024年2月29日付け)

これはファンドの業種別構成比。

はえー。これはまた・・。

ヘルスケアは不調なんだよね、確か。

トワナナさんちもヘルスケアのセクターETFをポートフォリオに入れているけれど、ちょっとーって感想。いや、伝わらないか。うん・・汗。

あと、資本財セクターの比率が高いのはいいね。素材セクターもそうだったはずで、景気がよくなれば伸びると思う。

今は景気後退期?っぽい位置だと思うので、割安なのかなって。

うーんでも。

景気観でいうならヘルスケアは上がるはずで。割高になってもいいのになぁ・・。金利が影響しているとしたら景気観は別で、あまり企業のバリューは関係ないのかな。

銘柄業種比率
(%)
VanEck Morningstar Wide Moat ETFその他3.9
SALESFORCE INC情報技術2.7
MASCO CORP資本財・サービス2.7
EQUIFAX INC資本財・サービス2.6
WELLS FARGO & COMPANY金融2.6
WALT DISNEY COMPANY (THE)コミュニケーション・サービス2.6
ECOLAB INC素材2.5
ALLEGION PLC資本財・サービス2.5
INTERCONTINENTAL EXCHANGE INC金融2.5
VEEVA SYSTEMS INCヘルスケア2.4
楽天・モーニングスター・ワイド・モート・フォーカス・インデックス組み入れ上位10銘柄(2024年2月29日付け)

これはファンドの組み入れ上位10銘柄。

1位の比率が3.9%だから、投資状況にあった投資信託証券はETFで正解みたい。

やっぱりヴァンエックさんのETFかー。

これ、ちょーっと信託報酬かかるやつなので、ファンドの信託報酬もそれに引っ張られた感じかも。銘柄少ないのは管理大変そうだから、信託報酬高くなりがち。

大和さんちのiFreeNEXT FANG+インデックスも、マンスリーを見る感じ大分苦戦してる感じだったし。

素人考えだと銘柄数少ない方が管理楽そうにも思えちゃって。意外とネ。バンガードさんちのETFとか中身株式以外で結構盛ってる。別にルール通りで何も悪いことしてないけどさ。

要は連動を目指す株価指数を追従できていればよい訳で。

・・・。

ん?

しれっとディズニーとインターコンチネンタル証券取引所が入ってる。

ディズニーは・・、あーそうだよね。

モート高そう。

行楽施設とか、ブランド化してるから競合がそうそう入ってこれない。

コロナ過以降は大分苦戦されているからバリューもバリュー。何度もお買い得!って話題になってたし、最近は動画配信の方に軸足を移しているってどこかで読んだけれど。今はどうされているのだろう。

今度調べてみよう。

インターコンチネンタル取引所の方はお前がバリューになってどないすんねんという。

確か意外と配当高かったような・・?と、思って調べてみたら直近配当利回りが1.31%でそこまででもなかった。

ティッカーはICEとか、カッコいいのに。

Having said that, you will still lose to the S&P500, right?

組み入れ上位10銘柄を見るとイイ感じにも思えて。

でもビックテック入ってなかったらパフォーマンス出なさそうって心配もあって。

ほら、S&P500のパフォーマンスは上位5銘柄だか7銘柄が牽引していて、それを抜いた495とか493銘柄はダメダメなパフォーマンスになるって言われている。

じゃあ、やっぱり楽天・モーニングスター・ワイド・モート・フォーカス・インデックス・ファンドもだめなんじゃないの?って。

・・・。

はい、おわかりですね?

最後の締め。チャート比較のお時間です。(←ちょっと回りくどい。

今回はこんな感じで。

tickerfunds nameoverview
MOATVanEck Morningstar
Wide Moat ETF
Morningstar Wide Moat Focus Indexに連動を目指す。
持続的競争力を持つ割安の銘柄を均等保有する。
SPYSPDR S&P500 ETFS&P500 Indexに連動を目指す。
米国大型株500社で構成された世界初のETF。
VYMVanguard
High Dividend Yield ETF
FTSE High Dividend Yield Indexに連動を目指す。
平均以上の配当利回りが予想される株式が対象。
比較で使用するETF一覧

SPYはベンチマークとして入れるとして、もう1銘柄どうしようかなって考えた結果、インデックスの作りがバリュー投資だから、それなら実はバリューETFのVYMさんをお迎えしようかなって。

期間は2013年から2024年、配当再投資。

目が辛いちにそうだって、いってみヨーカドー!!

ここから下に掲載しているスクリーンショット画像はSilicon Cloud Technologies社Portfolio Visualizerの画面をキャプチャしたものです。

でででん。

MOATとSPYとVYMのパフォーマンスサマリー比較

これはパフォーマンスのサマリー比較。

・・・。

う、うおおおおお!!まさかのビクトリーじゃないかー。

ほんとに?!

意外だ・・。SPYと接戦ながら所々上振れているところをみると、戦略が上手く働いているのかな。

流石にWorstYearはVYMに譲るものの、Max.Drawdonはいちばん低く、BestYearもいちばん高い。

MOATできるコ?

MOATとSPYとVYMの年間リターングラフ

これは年間のリターンをグラフで表したもの。

んー。つかみどころがないというか、言葉にし難いというか。

・・・。

こまったもんだ。

2022年は政策金利がゴリゴリ上昇した年だから、金利上昇にはSPYよりもやや強いのかな。2023年も強いみたいだし。

2020年もSPYに食らいついてるから、基礎体力がある銘柄を揃えているようにも。

2015年は何だろう。

ひとり負けしてる。

・・・。

調べてみると、2015年はチャイナショックが大きかったみたい。

んー。

なんだろね。もうちょっと調べてみないとわからない。

MOATとSPYとVYMの継続して保有のリターン比較

これは継続して保有していた場合のリターン比較。

左からトータルリターン、年率、年換算標準偏差のような気がする。気がする。

トータルリターンは1年がかろうじてVYMに勝てたくらいで、年初来も3ヵ月もボロボロ。

ううーん。

年率は3年以外は全部勝てているので、長期戦でリターンを狙うのに適している?というか、いって見ればバリュー投資だからそれはそうか。

安く仕込んで値上がりを待つわけだし。

あとはー、年換算標準偏差はいちばんダメなコだ。

あれ?サマリーではMax.Drawdownが低くてBestYearが高かったよね?ボラティリティが高いのかな。BestYearが高いイコール上方向のブレ幅は高そうか。

なるほど。

MOATとSPYとVYMのインカム比較

これはインカム収益のグラフ。

流石はVYMと言う感想しか出てこないの巻。

MOATはパーフェクト・アカン伸び。バリューとはいえ、配当を出す方のバリューではないということがグラフからわかる。

あ、そうか。MOATのリターンの源泉はキャピタルってことでもあるのか。

MOATとSPYとVYMのリターン・ベースのスタイル分析

これはリターン・ベースのスタイル分析。いわゆるカテゴリの構成比みたいな。

ぱっと見ではMOATとSPYは似ているような・・?

いや、大型のグロースが低くて、中小型のバリューを結構抱えてる。

Global ex-US Developed Marketは・・「ex-US」ってたぶん米国を除くで、「Developed Market」先進国市場だっけ。

ええと。

・・・。

Globalと付くのが気になるけど、その下にEmerging Marketsがあるから、やっぱり先進国市場?

これいつもピンとこない。

企業規模とグロース・バリュー(つまり株式)に、短期債や長期債(つまり債券)と並んで、先進国市場と新興国市場(???)。

先進国市場や新興国市場での売り上げと考えるなら、SPYが比率ゼロなことに説明がつかない。

うーん、うーん。

ということはひょっとして、先進国市場(から米国の市場に上場している企業)や新興国市場(から米国の市場に上場している企業)からのリターンという意味かな。

それならギリギリ納得できる。

MOATはグロース25%、バリュー75%で、その内のバリューは大型・中型・小型・先進国市場と分散する形になってる感じ。グロースが25%も低いのにSPYに勝つのかー。

MOATとSPYとVYMの年間収益の比較

最後は年間収益の比較。

やっぱり2015年の赤が目立つ。

SPYと比べてそこまで高い成績にも見えない・・かな。2016年と2023年が大きく伸びているものの、結果としては僅差ではあるし、落ちる時は落ちてる感じっぽいから。

むー。

まぁそうか。

BestYearとWorstYear、Max.Drawdownの全てでSPYよりもMOATが上なのだから、やっぱり高パフォーマンスと読み解くべきで。

それをグロースよりもバリュー銘柄25%過多でやってのけているというのは、銘柄選定が優れているから。

Morningstarってスゴイ。

Hey, do you really not include Big Tech?

意外にもパフォーマンスがよかったので、本当にビックテックを含んでないのかをMorningstar公式で調べてみた。

・・・。

えーっと。

この記事を書いている2024年4月7日現在では、Amazon、Alphabet、Microsoftの3社はしれっと含まれてましたっ!

あー汗。

き、均等加重だから、そこまで比率は含まれていないとは思うけど。(たぶんリバランス後は2.5%)

つまりはMorningstar的に、この3社はビックテックでもバリューと考えられているってことで。

AppleやTeslaは大きく株価を下げているけれどバリューではないと。

んー。

どちらかというと、ワイドモート格付けの方?

AlphabetとMicrosoftは間違いなくAI銘柄としての評価点が高そうだし、AmazonもいちおうクラウドがあるからAIに引っ掛かる?大分出遅れているイメージだけど・・。

クラウド単体で見た場合、Amazonのシェアは大きいと思いつつ。でも、MicrosoftのAzureやGoogle先生もいるし。そこまで参入障壁としてモート大きくないのかなーって想像もあったり、なかったり。

Amazonは利益率が低いとも言われている通販の方が加点が大きそうにも感じていて。マーケットの傾向とか消費者の購入履歴とか、AIに使える他社が持ちえないデータを膨大に持っているし。何といっても、ダウ・ジョーンズ工業株価平均に組み入れられた企業としての評価も。

・・・。

うーん。

今の過熱した株式市場の中で、ちょっと先の仕込みを考えて。

楽天・モーニングスター・ワイド・モート・フォーカス・インデックス・ファンドをポートフォリオに組み入れたり、Morningstarさんちでポートフォリオを覗いてくると。

S&P500やNASDAQ100、MSCI ACWIみたいに結局上位の似たような銘柄を大量に買い支えてたなんてことにならなくて。

意外とよいかも。

トワナナさん的には、ヘルスケアのセクター比率が高いので割と好み。

・・・。

おつかれさまでした。

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