逆襲の三女 Tracers グローバル2倍株(月報)2025年07月。

おしまいふぁんず

満期償還という、ひとに当てはめるなら定年退職みたいな響きのワード。

楽天証券さんのお取引注意銘柄ファイルに並ぶ「大和アセットマネジメント「米国ABC戦略ファンド(1倍コース/3倍コース/5倍コース)」満期償還のお知らせ」の報を見つけて、ぼんやり。

うーん。

同じく大和さんちの不人気ファンド米国3倍4資産リスク分散ファンドあたりと、どこで差がついたのだろう。

ファンド基準価格純資産総額
米国ABC戦略ファンド(1倍コース)8,441円0.90憶
米国ABC戦略ファンド(3倍コース)6,335円0.33憶
米国ABC戦略ファンド(5倍コース)4,612円0.91憶
米国3倍4資産リスク分散ファンド(隔月決算型)13,088円2憶
米国3倍4資産リスク分散ファンド(毎月決算型)12,842円3億
米国3倍4資産リスク分散ファンド(年2回決算型)19,220円2憶
米国ABC戦略ファンドと米国3倍4資産リスク分散ファンドの基準価格と純資産総額(2025年8月30日付け)

上記は直近でのファンドの基準価格と純資産総額を並べて見たもの。

米国ABC戦略ファンドはいずれのコースも純資産総額が1憶を下回り、繰上償還されなかったのが不思議な状態。

設定当時、どちらもアホほど高い信託報酬を設定しているものの、基本、設計がマッチしていれば1~2%程度の信託報酬程度ならここまでの惨状にはならない理解で。

ちょっと気になるので目論見書とマンスリーを眺める。

米国ABC戦略ファンドは株式・債券・リート・金に分散投資を行うファンドで。「景気サイクルの局面判断によって資産の配分比率を調整、市場リスクが急激に高まった場合、資産配分比率を切り替える」Daiwa US ABC Strategy Indexに連動を目指すファンド。

厳密にはDaiwa US ABC Strategy Indexに連動を目指す連動債券へ投資を行うファンド。

かな。

マンスリーによれば、今は「景気後退局面」との判断。ポートフォリオは債券が8割を占める状態。

・・・。

うむー。

このパターンか。

米国3倍4資産リスク分散ファンドは「リスクが均等になるようアセット比率を調整」するのに対し、米国ABC戦略ファンドは「相場を予想しアセット比率を変動させる」設計。

両者の保有するアセットは同じでも、その比率は全く異なる。

資産株式リート債券
米国ABC戦略ファンド5.005.0082.0010.00
米国3倍4資産リスク分散ファンド17.8015.6547.7918.74
米国ABC戦略ファンドと米国3倍4資産リスク分散ファンドのポートフォリオ比較(2025年7月31日付け)単位はパーセント

上記は2つのファンドの保有アセットを純資産比100%で計算し(ざっくりと)数字にしたもの。

基準価格の理由はここからも読み取れる。

その予想が全て外れるとは思わないけれど、今の米国市場は難しいと思う。

・・・。

今回は、Tracers グローバル2倍株の月報(マンスリーレポート)2025年7月のお話。

Be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

Basic information

基本情報を簡単に。

Tracers グローバル2倍株ってなあに?

運用会社が独自に組んだ世界分散型株式ポートフォリオを使い、純資産総額の2倍相当額で運用を行う非インデックス・ファンド。

株価指数にレバレッジをかけるといったリスクに重点を置いた設計ではなく、先物と現物を組み合わせた主に株価指数でポートフォリオを構築する。

投資対象は「市場規模や流動性、取引規制等の投資環境を考慮し、運用会社が投資可能と判断した国」が選ばれる。また、各国への投資比率は株式市場の市場規模を考慮して決定されるが、1ヵ国へのポートフォリオ内の投資比率は純資産額比で100%程度を上限とする。

ここより下で掲載しているスクリーンショット画像は、松井証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。

本スクリーンショットは、2025年8月1日に撮影したものです。

基準価格情報

これはTracers グローバル2倍株の基本情報。

基本リスク指標

こっちはTracers グローバル2倍株の基本リスク指標。

Composition ratio

次はTracers グローバル2倍株のマンスリーレポートからポートフォリオ内の資産比を見る。

ここでの数値は日興アセットマネジメント社、Tracers グローバル2倍株の6月30日付けマンスリーレポートを参考にしています。

投資対象種類25年
3月
25年
4月
25年
5月
25年
6月
米国大型先物65.863.863.864.4
新興国先物34.632.932.934.0
米国全体ETF27.829.628.328.4
欧州先物26.126.026.425.9
日本ETF17.214.415.314.9
英国先物11.810.410.910.7
カナダ先物9.79.99.39.1
米国小型ETF7.26.96.56.5
豪州先物4.44.44.24.1
合計204.6198.3197.6198.0
Tracers グローバル2倍株の投資先比率(単位はパーセント)

これはファンドの投資先比率。

米国株式は米国株先物ミニ(S&P500)とVANGUARD TOTAL STOCK MKT-ETFとVANGUARD RUSSELL2000-ETFの3つ、新興国株式は新興国株先物ミニ(MSCI EM)、欧州株式は欧州株先物(ユーロ・ストックス50)、日本株式は上場インデックス(TOPIX)、英国株式は英国株先物(FT 100)、カナダ株式はカナダ株先物(S&Pトロント60)、オーストラリア株式はオーストラリア株先物(SPI200)が使用される。

25年
3月
25年
4月
25年
5月
25年
6月
世界株式ETF52.350.850.149.8
世界株式先物152.4147.4147.5148.2
世界株式合計204.7198.2197.6197.9
現金その他47.749.249.950.2
Tracers グローバル2倍株の資産構成比率(単位はパーセント)

これはファンドの資産構成比率。

投資には株価指数先物、ETFの他に現物株式へ投資することもある。

先進国の先物取引では、為替変動の影響がないものを中心に投資対象とする。為替の影響を受ける先進国の評価損益・外貨建て証拠金(米ドル買い)に対し、新興国の先物取引における(米ドル売り)で為替の影響を相殺させている。そのため実質的に為替の影響を受けるのは、主に新興国の先物取引部分になるよう運用されるみたい。

グラフにするとこんな感じ。(描画にはJavaScriptを使うため、見れない方は念で感じ取って下さい。)

現状、1ヵ国へのポートフォリオ内の投資比率は純資産額比で100%程度を上限とする」ルールにより、時価総額加重をベースとするインデックスに比べポートフォリオ内の米国比率が低く、代わりに他の地域への比率が高くなっている。これに加え、部分為替ヘッジの影響もあり、時価総額加重をベースとするインデックスとは異なる挙動になっている。

Factors behind price fluctuations

次はTracers グローバル2倍株のポートフォリオ内の資産がどのように基準価格へ影響したのかを指数観点で眺める。

ここでの数値はTracers グローバル2倍株が採用している指数の数値を独自にまとめたものです。(公式から出ている数字ではありません。)

指数24年
7月
24年
8月
24年
9月
24年
10月
24年
11月
24年
12月
25年
1月
25年
2月
25年
3月
25年
4月
25年
5月
25年
6月
S&P5005522.305648.405762.485705.456032.385881.636040.535954.505611.855569.065911.696204.95
CRSP US
Total Market
3954.164034.434112.414078.664343.704207.554334.814247.243991.973962.224207.964416.34
RUSSELL
2000
2254.482217.632229.972196.652434.772230.162287.692163.072011.911964.122066.292175.04
EURO
STOXX50
4872.944957.985000.454827.634804.404869.285286.875463.545248.395160.225366.595303.24
FTSE1008367.988376.638236.958110.108287.308173.028673.968809.748582.818494.858772.388760.96
S&P TSX601380.951401.131438.821445.191538.751482.301540.761532.181496.681494.571568.291598.53
S&P ASX2008092.308091.908269.808160.008436.208159.108532.308172.407843.408126.208434.708542.30
TOPIX2794.262712.632645.942695.512680.712784.922788.662682.092658.732667.292801.572852.84
MSCI EM2853.982901.013095.952962.102855.952853.332904.902919.512939.102978.613106.883297.60
Tracers グローバル2倍株の採用指数の月末時点の数値一覧

マンスリーレポートには騰落要因がわかるような情報がなかったので、仕方なくチマチマと各指数の数字を月末ベースでまとめてみたものの。

お試し期間中なので当月分のみ色分け。(数字の下が赤い線なら前月から上、青い線なら前月から下。ファンドとの比較観点ではETFや先物等、投資手段への考慮をしていないため参考程度に。)

欧州勢が下。この辺りは地域で動いている感じかな?

日興さんのレポートによれば米国による防衛費増額圧力によるものだそう。時期的にはズラ関税の話題も出てきそうな気配。

Check out the score you’re interested in

締めはTracers グローバル2倍株を取り巻く世界の数値。執筆時点の気になる基準価格を眺めておしまい。

項目単位前々回前回今回52週平均 or 追加情報
ドル円JPY147.1770146.9030146.9930139.5780 – 158.8570
ビットコインUSD117,414.99115,093.62108,496.2052,598.70 – 124,457.12
S&P500 IndexUSD6,449.806,466.916,460.264,835.04 – 6,508.23
FTSE 100 IndexGBP9,138.909,321.409,187.347,544.83 – 9,357.51
DAX IndexEUR24,359.3024,363.0923,902.2118,208.84 – 24,639.10
NIFTY 50 IndexINR24,631.3024,870.1024,426.8521,743.65 – 26,277.35
TOPIX IndexJPY3,107.683,100.873,075.182,243.21 – 3,130.46
iShares
Semiconductor ETF
USD248.32249.09245.32148.31 – 255.06
SPDR Gold SharesUSD307.43310.58318.07228.52 – 318.09
SPDR Portfolio Long
Term Treasury ETF
USD26.1126.3126.2225.17 – 29.95
CBOE Volatility Index15.0914.2215.3612.70 – 60.13
Fear & Greed Index646164超恐怖0-25 /恐怖25-45
貪欲55-75 /超貪欲75-100
グローバル3倍3分法FJPY15,37915,29715,3778,559 – 16,295(設定来)
グローバル5.5倍バランスFJPY9,1999,0049,2775,485 – 15,447(設定来)
Tracersグローバル2倍株JPY15,19515,02415,2806,624 – 15,380(設定来)
気になる価格および指数のリスト(2025年8月30日付け)

今回もTracers グローバル2倍株は設定来高値を更新。いよいよグローバル3倍3分法ファンドの基準価格を追い抜きそうな気配。

と。

景気のいいお話はおいておいて。

直近の大きな話題というと、「米国連邦控訴裁判所が、ズラの相互関税などは大統領の権限を越えており無効で違法とした、1審の決定を支持する判断をした。」の報かな。

司法にはズラの相互関税は違法と判断されたという話。

ただ、ズラは上告の意向だそうで、決着が付くまで相互関税は続くよーとのことらしい。

ちぇ。

整理すると、相手さまの国内で違法だ適法だともめているだけなので、国家間の約束として履行されている分には影響はないよね(はーと)と言われればまぁ・・それはそうかも。という感じ。

ううーん。

相場はどう受け止めるのだろう。

関税はインフレのリスクだというのが大方の予想だった訳だから、インフレの懸念が薄れるとか期待するのかな。

あるいはズラが司法をも手にかけ、三権(政府・議会・司法)全てを手中に収め独裁が進むと警戒するのか。

FRB(Federal Reserve Board)理事の解任の件でも裁判してるのに。どーなるのだろう。

・・・。

相場に目線を移すと、株式を始め、ゴールド以外は全部下。

全ての風向きが反対に揃えてきた感じ。こういうところ、相場って変に協調性があるなって。しみじみ。

2025年も残すところ3分の1。

きっとそう。

トゲの付いた肩パッドを装着するような、生き残りをかけたデスゲームの幕があがる。

・・・。

おつかれさまでした。

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