NYSE FANG+指数からAMDが蹴り出されてた。

きになる・しらべる

さっき大和さんちでiFreeNEXT FANG+インデックスのページを見ていて気付いた。どうもリバランスで銘柄の見直しが行われたらしく。ポートフォリオ内からAMDが除外され、Broadcomが組み込まれたとのこと。

えええ?!

AMDってグラフィックボードとか、APUとか作っているAMD(Advanced Micro Devices)でしょ?RYZENシリーズとか人気の。ちょっと予算を抑えたいひとのオサイフに優しく、Duronで人類に耐えることを教え、アンチ・インテラーの携行装備、アンチ・エヌビデアー決戦兵器。あのAMDだめなの?!

Broadcomって何か、インターネットモデムとか0円で配ってそうな名前だよ?大丈夫?!〇フトバンクみたいにイキって投資したあげく大損して5兆68憶損失出したりない?!(←しつれい。

うーん、うーん。

今回は。AMDは知ってても―、それだけーじゃこまりますー(おんぷ)とか歌ってみたり。いや、ちょっと待って!そもそもAMDのこと何も知らないよ!!って、衝撃展開までの2部構成で送る感動スペクタクル。みたいな。ところでスペクタクルって何だっけ?的なお話。たぶん。

Memo

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20230930
基準価額:5,876円 / 前日比(円)-61円 / 前日比(%)-1.03% / 純資産総額90.86億円

項目通貨ペア価格52週範囲
ドル円USD/JPY149.3300(JPY)127.2540 – 151.9370
ビットコインBTC/USD26,979.36(USD)15,599.05 – 31,814.52
イーサリアムETH/USD1,677.34(USD)1,081.14 – 2,137.45
リップルXRP/USD0.518117(USD)0.321628 – 0.887511
ステラルーメンXLM/USD0.112341(USD)0.070841 – 0.183018
為替と通貨の一覧

※為替はそこまでご利用が無いので、暗号通貨も混ぜています。価格の下のマーカーは1年前の価格に対しての状態を色分けしています。赤いマーカーは上昇、青いマーカーは下降になります。

項目指数数値52週範囲
米国株式CRSP US Total Market Index3,084.062,590.36 – 3,321.77
S&P500S&P500 Index4,288.053,491.58 – 4,607.07
NASDAQNASDAQ Composite Index13,219.3210,088.83 – 14,446.55
英国株式FTSE 100 Index7,608.086,707.62 – 8,047.06
独国株式DAX Index15,386.5811,866.98 – 16,528.97
日本株式TOPIX Index2,323.391,815.30 – 2,438.02
主要株価指数一覧

※ETFにするとマーケットプライスになるので、指数で扱えるものは指数でメモしています。52週範囲は約1年間の値幅の範囲を表します。1年間の範囲に対して現在の価格がどの位置にいるのかなどの確認に使えます。

項目ETF価格
(USD)
52週範囲
(USD)
先進国株式
(除く米国)
Vanguard
Developed Markets Index Fund ETF
Ticker:VEA
43.7235.42 – 47.81
新興国株式Vanguard
Emerging Markets Stock Index Fund ETF
Ticker:VWO
39.2134.88 – 43.22
米国短期国債SPDR Portfolio
Short Term Treasury ETF
Ticker:SPTS
28.7228.60 – 29.44
米国中期国債SPDR Portfolio
Intermediate Term Treasury ETF
Ticker:SPTI
27.5327.38 – 29.40
米国長期国債SPDR Portfolio
Long Term Treasury ETF
Ticker:SPTL
26.1525.72 – 31.67
SPDR Gold Shares
Ticker:GLD
171.45150.57 – 191.36
コモディティiShares
S&P GSCI Commodity-Indexed Trust ETF
Ticker:GSG
22.5118.65 – 23.15
アセット別ETFの価格一覧

※こちらは情報の扱いが難しいため、数字の取り易いETFでメモしています。数字は手打ちになりますので、間違っていたらごめんなさい。参考程度に見て下さい。

Be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

What is the official opinion?

うーん。大和さんちの公式発表にウソがあるとは思わないけれど。こういった話は公式も確認しておかないとだ。

えーっと、ICE(Intercontinental Exchange)さんだっけ。

最初インターコンチネンタル取引所いわれても、なんやねんそれーって。でもよくよく考えを巡らせてみると、NASDAQの株価指数だってNASDAQが計測してたような気がする。

意外と取引所とかがインデックス・プロバイダーを担うケースもあるのかなって。東京証券取引所が株価指数を計測していても、そんなに違和感ないよね。ちなみにTOPIXとかはJPX総研?あたりが計測しているみたい。

んー。

・・・。

あ、公式のサイト上からはAMDの名は消えて、Broadcomの名が10企業の中に並んでる。

ざーっと見渡してみたけれど、これといってAMD除外の話題は見当たらず。

ネットを検索してみても、ETNを出してらっしゃるMicroSectorさんの公式にはチラリとコメントがあるくらい。変わるぜーって。

英語圏で「ICE」「FANG」「rebalance」「AMD」とかで検索してみてるけれど。いい感じなのは見つからないー。こっそりグローバルXさんのETFとか出てきて、おおっ!と驚いたりしたけど。

これ、ASX Codeって言ってるから・・。オーストラリア証券取引所?

コアラとか、カンガルーの?

うおー。グローバルXさん、手広いなぁー。でも、東証版はナインダヨネェ・・。グローバルX US テック・トップ20 ETF(2244)があるから、そっち買ってねーってことか。ああ、うん。設計は好みではあるんだ。あるんだけれど、板がね・・。

むー。

ICEからリバランス時に、レポートが出ることはあるようにも見えるのだけれど。これってもしかしてアレ?契約者には先行して連絡がいって、凡人にはあとでーって感じとか。

・・。

・・・。

あとそうだ。調べている過程で気づいたのだけれど、2021年にTwitterが除外されて、MICROSOFTが組み入れられた際に、単なる銘柄入れ替えって捉えていた。

でもレポートを改めて読み直してみると、コア銘柄の5つ(META・APPLE・AMAZON・NETFLIX・GOOGLE)にMICROSOFTを加えてコアを6銘柄にするって書いてあったんだね。

METAを旧名Facebookに置き換えて、旧コア5銘柄のことをFAANG。新コアのことをFAANMGって呼んでる。

インデックスの構築もそれに習い変更されていて、コアとなるFAANMG銘柄6銘柄と、非FAANMG銘柄4銘柄で構築されるようになってた。

NYSE FANG+ INDEX again

せっかく公式にきたので資料を漁ってみる。週末だし。あははん。

まずは指数のこと。原文が英語なので翻訳を間違えていたらごめんなさい。

NYSE FANG+Indexとは

・テクノロジーとメディア&通信、一般消費財セクターのテクノロジー企業が対象
・ルールベースの取引量が多い10銘柄の均等加重インデックス
・3月、6月、9月、12月の年4回リバランスを行う
・コアとなるFAANMG(META・AAPL・AMZN・NFLX・MSFT・GOOGL)6銘柄
・非FAANMGの4銘柄で構成

ふむり。

このあたりは特に変わっていないかな?米国テクノロジー企業のベンチマーク的な位置づけだボーイ風。

でもって、インデックスの組み入れ条件的なのはこれ。いい感じに端折っているので、詳しい情報が知りたい方はICEさんの公式で漁ってみて下さいな。無駄がないドキュメントなので読みやすいとは思う。

NYSE FANG+Index組み入れ条件

・NYSE、NASDAQ、NYSE American、NYSE Arca、Cboe BZXへ上場する普通株式が対象
・時価総額が50憶ドル以上であること
・60日間積極的に取引されていること
・過去6か月間、平均日次取引額が5,000万ドル以上であること
・米国を法人設立国とし、米国をリスク国とすること
・ICEの区分上、一般消費財、メディア&通信、またはテクノロジーセクターに属すること
・FAANMG銘柄が条件に合致しなくなった際は非FAANMG銘柄のランク上位銘柄が採用される

おおう、リスク国ってなんだ・・。

U.S. country of risk だから直訳するとリスク国になっちゃうよね・・。んー。カントリーリスクとかそういった意味合いからの言葉だと思うので、債務とか資産を持つ国?的な意味合いなのかな?

よく米国系インデックスのドキュメントに出てくるワードな気がする。企業の大部分の資産が米国にあること、みたいな意味合いで。ちょっと勉強不足だ。調べないと。

あとは・・、コア6銘柄がドロップアウトしても気にするな!って説明がある。

このあたり、将来にわたり株式会社iPhoneが今の時価総額のままとは思えない・・とか。GoogleはAIで出遅れてるし、EUから射程に収められるからもう・・とか。ちょっと奥さん!〇ル・ゲイツってロボットなんでしょ!?とか。もろもろ心配症の方々には朗報な設計。

I won’t forgive you, that thief cat!

ところで。

肝心な話題。AMDとBroadcomって、どんな会社なのさってお話。さらっと並べるとこんな感じ。

項目Advanced Micro DevicesBroadcom
ティッカーAMDAVGO
産業半導体半導体・エレクトロニクス製造
業務内容コンピュータ・グラフィックス・家電向け、マイクロプロセッサ・ソリューションの開発、製造・販売。無線および通信インフラ向け半導体製品、ソフトウェアの製造・販売。
設立19691961
本社アメリカ合衆国
カリフォルニア州
サンタクララ
アメリカ合衆国
カリフォルニア州
サンノゼ
時価総額(十億USD)166.123342.810
発行済株式数1.616(十億)412.736(百万)
株価(USD)102.82830.58
52週範囲(USD)54.57 – 132.83415.07 – 923.67
出来高56,078,6411,648,104
直近配当利回り(税込み)2.22%
AMDとAVGOの比較(2023年9月30日付け)

そいえばBroadcomのティッカーに違和感があって。

調べてみると、どうも買収された際に買収元のティッカーを引き継いで、社名はBroadcom側の方に変更になったという経緯だそうで。買収元の会社がAvago Technologiesというお名前だったそうな。ちなみに買収前のティッカーはBRCMだそうで、ああなる程・・という。

ふーむ。

並べてみると、Broadcomの方が企業の規模が大きそうには見える。かも。時価総額も倍だし。発行株式数はAMDの方が桁が大きい10憶だから、ええと、16憶?として、Broadcomが4憶?だから4倍近い差。ただ、Broadcomの株価はAMDの8倍なので、発行株式数が更に倍ないと届かない。

うへー、めまいのする数字だ。

時価総額観点ならBroadcom圧勝っぽいのになして今頃?という疑問も出てきて。んーんー。

たぶん、出来高あたりの影響?AMDはBroadcomの出来高と比べて53倍の出来高があるから、このあたりで勝ち抜けていたのかも。インデックスのスコア付けには平均日次取引額が35%加重で加味されるから。

もしかしたら、いずれAMDの復権もありえるかも。

No, I don’t agree! Because I don’t agree with it!

そもそもだよ。

こんなん言いがかりレベルの難癖リバランスなんじゃないの?だってほら、Twitterとかポートフォリオに並べてドヤってた指数でしょ?MICROSOFT入れずに中国企業2社並べて、米国テクノロジー企業の主要ベンチマーク(キリッ。とか・・。ちょっとねー、信用無いよねーって。

うーん。まぁ、わかる。

よし。

それなら、締めのチャート比較。今回のメンバーはこれだ!

tickerfund nameoverview
SPYSPDR
S&P 500 ETF Trust
S&P500指数に連動を目指す。
米国大型株で構成された世界初のETF。
AMDAdvanced
Micro Devices, Inc.
コンピュータ・グラフィックス・家電向け、
マイクロプロセッサ・ソリューションの開発、製造・販売。
AVGOBroadcom Limited無線および通信インフラ向け半導体製品、
ソフトウェアの製造・販売。
チャートで比較するETFと個別株の一覧

本当はベンチマークにNYSE FANG+に連動するETFを持ってきたかったのだけれど、ETNくらいし数字が持って来れそうになかったのと、期間がとても短くなるので無難にSPYで。残りの2枠は当然AMDとAVGO。2010年から2023年の間の比較。配当は再投資で。

AMDが上か、AVGOが上か、決着つけちゃる!

おやつは300円まで、いってみヨーカドー!

ここから下に掲載しているスクリーンショット画像はSilicon Cloud Technologies社Portfolio Visualizerの画面をキャプチャしたものです。

でででん。

SPYとADMとAVGOのチャート比較

む。

むー?

SPYが約13年で5倍、AMDが10倍・・、AVGOが68倍?!

はいいい?!何か変じゃない?!このチャート、SPYより7.6倍もあがるとかインチキっぽいよ!!というか、SPYが債券のチャートみたいな穏やかな坂になってるじゃないさ!なにこれー!!涙。

・・・。

こほん。

いやほら、インカムはね。流石にグロース銘柄がどんなにイキり倒そうとSPYには負けるでしょ。

SPYとAMDとAVGOのインカム比較

・・・。

疲れてるのかな・・。いやもう、サイト壊れてない?

あー。ああー。

そういうこと?株価のチャートで何であんなに上げているのかと思ったけど。AVGOの成長の厳選ってまさかインカムなの?!

で。気になって配当再投資やめて実行してみたものの、成績が45倍くらいに落ちただけで圧勝結果は変わらず・・。

ううーん。

あ。ひらめいた。

NYSE FANG+Indexって、来年から配当増えるんじゃない?AMDはゼロだったわけだし。ポートフォリオの10%で配当どーん。

いや、違ぁーう!!

うぎぎぎg・・。

じゃあさ、じゃあさ。例えば配当ETFと比べたらどうなるのかな?いくらAVGOといったって、半導体メーカーだし。グロース株なんだから、ネ。

・・・。

・・・。

うし。

前回の面子にお越しいただこうじゃない。延長戦だ!

tickerfund nameoverview
VIGVanguard
Dividend Appreciation Index
Fund ETF
S&P US Dividend Growersに連動を目指す。
大型株、前年比で配当が増加した株式が対象。
VYMVanguard
High Dividend Yield ETF
FTSE High Dividend Yield Indexに連動を目指す。
平均以上の配当利回りが予想される株式が対象。
AVGOBroadcom Limited無線および通信インフラ向け半導体製品、
ソフトウェアの製造・販売。
チャートで比較するETFと個別株の一覧

株価成長連続増配の避けて通れぬVIG、これ買っとけばイイ加減のVYM、中身はBroadcomですわーAVGO。期間は同じ2010年から2023年の比較。配当は再投資で。

先生ぇー、配当銘柄の厳しさを教えてやってくださーいっ!

でん。

VIGとVYMとAVGOのチャート比較

・・・。

・・・。

いやいやいや、ナニコレ。

あー。

2010年から比較すると、VIGとVYMって、大差なくなっちゃうんだね。みんながVIGサイコー、VIGだけが勝つ!みたいに持ち上げているから、ちょっと意外だったかも。

流石はVYM、頼りになるなー。

って、そっちじゃねーよっ!!(←キレ芸。

AVGOはバケモンかっ!まさかとは思うけど、まさかだよね?・・。

VIGとVYMとAVGOのインカム比較

ぎゃー!!

間違いじゃなかったー!!AVGOの配当はVYMすら凌駕するの?!VIGの連続増配とか、増配していることさえミクロ過ぎてわからなくなるレベルじゃないさー!涙。

・・・。

・・・。

もう、配当欲しいならAVGOだけ買っておけばよくない?(小声。

ま、まぁ、個別株だから。

いい時もあれば悪い時もあるよね。

あ、そうか。

株価830.58USDって、SPYの倍、QQQの倍以上なんだ。

ぇぇ・・・。

それで株価も配当も、右肩上がりなの?!コロナショックも金利上昇も影響なしで?そんなん、AMDじゃなくったって勝てないよ・・。

・・・。

・・・。

Broadcom怖い。

おつかれさまでした。

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