グローバル5.5倍バランスファンド月報(比較分析)2024年11月。

運用状況

日興さんの公式ページにTracersの新しいファンドが掲載されていて。

Tracers NASDAQ100ゴールドプラスという、ん?どこかで聞いたようなお名前・・。

Tracers S&P500ゴールドプラスの姉妹ファンドとして2025年1月24日に設定が予定されているファンドのようで。Tracers S&P500ゴールドプラスとは異なり、株式部分がNASDAQ100というのが特徴みたい。

商品展開としてはアリという感想で。

ファンドとしては理由付けが弱いかなって感想。

一般の方は「S&P500より儲かるNASDAQ100」程度の感想に落ち着くのだとは思う。

ただ、金と米国株の組み合わせの話題って、そういった「株式部分は何でもいいよねっ!」的なものでは無かった理解で。(ピクテさんのレポートだと全米株式だっけ。)

もちろんバリエーションを広げる観点でラインナップを拡充するのはよいのだけれど、またパフォーマンスが奮わず作り逃げの日興と責められる結果にならないかは心配。

ファンドも投資家も、時間と手間をかけて育てないとダメだと思う。

・・・。

今回は、運用状況の分割記事その3。

グローバル5.5倍バランスファンド月報、比較分析の2024年11月はどんな感じ?。

Be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

Let’s start with some basic information.

分割前の記事を読まれていない方のために手短のフォロー。

何故ぼんくらーず・ぷらすつーなの?

この記事はグローバル5.5倍バランスファンドとその姉妹ファンドであるグローバル3倍3分法ファンド、Tracers グローバル2倍株を眺めてどーたらこーたら感想を(愚痴る)垂れ流す位置づけの記事で。当時は比較を行っていた松井証券さんが3銘柄までしか比較できなかったのだけれど、どーんとパワーアップして5銘柄まで比較できるようになり。あー。それなら2銘柄追加しよかーということで運用期間が長めのeMAXIS Slim先進国株式インデックスと三菱UFJ純金ファンドを選んで合計5つ並べたという経緯。(最初はTracers縛りも検討したんだよ。でも2022年から運用のファンドが少なくて断念。)

ここより下で掲載しているスクリーンショット画像は、松井証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。

まずは比較対象のぼんくらーず・ぷらすつーの現状から把握。

ぽんこつプラスツー基本情報

これは基本情報。

これまた不思議な値動き。こういう値動きをする時に、手持ちのファンドがナニモノなのかを理解できているかは大切かなって。

これはつまりー?

ぽんこつプラスツー運用実績

こっちは運用実績。

数字だけ見るとよいファンドに見えるマジック。トータルリターン年でプラス60%台って・・。

対して半年で見た場合にゴリっと数字が剥げ落ちるのがファンド各々のリスクの高さ。

How about the inflow and outflow of funds?

次は、ぼんくらーず・ぷらすつーの価格等一覧を眺める。

ただ手間をかけているだけの表をみよー。

日付けグローバル
3倍3分法
ファンド
グローバル
5.5倍バランス
ファンド
Tracers
グローバル
2倍株
eMAXIS Slim
先進国株式
インデックス
三菱UFJ
純金ファンド
2023
年12月
価13,558円
資172,610百万
口12,731,228
(↓359,347)
流入出
▲4,506,930,074円
価8,141円
資13,449百万
口1,652,008
(↑39,722)
流入出
+276,107,622円
価10,029円
資823百万
口82,062
(↓18,550)
流入出
▲172,756,150円
価25,195円
資580,817百万
口23,052,867
(↑128,759)
流入出
+3,187,944,081円
価23,054円
資149,457百万
口6,482,909
(↑184,153)
流入出
+4,340,670,363円
2024
年1月
価13,336円
資166,747百万
口12,503,524
(↓227,704)
流入出
▲3,087,210,832円
価7,719円
資12,953百万
口1,678,067
(↑26,059)
流入出
+212,146,319円
価10,412円
資815百万
口78,275
(↓3,787)
流入出
▲37,979,823円
価26,733円
資624,150百万
口23,347,547
(↑294,680)
流入出
+7,424,462,600円
価23,561円
資156,122百万
口6,626,289
(↑143,380)
流入出
+3,305,482,520円
2024
年2月
価13,424円
資165,435百万
口12,323,823
(↓179,701)
流入出
▲2,396,492,536円
価7,627円
資12,931百万
口1,695,424
(↑17,357)
流入出
+133,978,683円
価11,066円
資846百万
口76,450
(↓1,825)
流入出
▲19,001,900円
価28,023円
資663,252百万
口23,668,129
(↑320,582)
流入出
+8,570,118,606円
価23,964円
資161,743百万
口6,749,415
(↑123,126)
流入出
+2,900,971,686円
2024
年3月
価14,290円
資172,927百万
口12,101,259
(↓222,564)
流入出
▲2,987,699,136円
価8,324円
資14,036百万
口1,686,208
(↓9,216)
流入出
▲70,290,432円
価11,864円
資922百万
口77,714
(↑1,264)
流入出
+13,987,424円
価29,189円
資697,986百万
口23,912,638
(↑244,509)
流入出
+6,851,875,707円
価27,031円
資190,201百万
口7,036,402
(↑286,987)
流入出
+6,877,356,468円
2024
年4月
価13,720円
資164,538百万
口11,992,565
(↓108,694)
流入出
▲1,553,237,260円
価7,608円
資12,904百万
口1,696,109
(↑9,901)
流入出
+82,415,924円
価11,555円
資864百万
口74,772
(↓2,942)
流入出
▲34,903,888円
価29,575円
資716,188百万
口24,215,993
(↑303,355)
流入出
+8,854,629,095円
価28,535円
資211,087百万
口7,397,476
(↑361,074)
流入出
+9,760,191,294円
2024
年5月
価13,635円
資159,881百万
口11,725,779
(↓266,786)
流入出
▲3,660,303,920
価7,555円
資12,543百万
口1,660,225
(↓35,884)
流入出
▲273,005,472円
価11,857円
資910百万
口76,747
(↑1,975)
流入出
+22,821,125円
価30,274円
資743,634百万
口24,563,453
(↑347,460)
流入出
+10,276,129,500円
価28,798円
資218,719百万
口7,594,937
(↑197,461)
流入出
+5,634,549,635円
2024
年6月
価14,462円
資166,149百万
口11,488,659
(↓237,120)
流入出
▲3,233,131,200円
価8,134円
資13,273百万
口1,631,792
(↓28,433)
流入出
▲214,811,315円
価12,437円
資932百万
口74,937
(↓1,810)
流入出
▲21,461,170
価32,119円
資799,179百万
口24,881,814
(↑318,361)
流入出
+9,638,060,914円
価29,131円
資226,262百万
口7,767,052
(↑172,115)
流入出
+4,956,567,770円
2024
年7月
価14,342円
資161,308百万
口11,247,245
(↓241,414)
流入出
▲3,491,329,268円
価8,312円
資13,429百万
口1,615,615
(↓16,177)
流入出
▲131,583,718円
価12,151円
資910百万
口74,890
(↓47)
流入出
▲584,539
価30,330円
資764,544百万
口25,207,517
(↑325,703)
流入出
+10,461,254,657円
価28,783円
資230,088百万
口7,993,885
(↑226,833)
流入出
+6,607,872,123円
2024
年8月
価14,531円
資161,794百万
口11,134,402
(↓112,843)
流入出
▲1,618,394,306円
価8,860円
資14,215百万
口1,604,401
(↓11,214)
流入出
▲93,210,768円
価12,358円
資1,129百万
口91,357
(↑16,467)
流入出
+200,090,517円
価29,801円
資757,873百万
口25,431,126
(↑223,609)
流入出
+6,782,060,970円
価28,288円
資233,862百万
口8,267,180
(↑273,295)
流入出
+7,866,249,985円
2024
年9月
価14,825円
資164,099百万
口11,069,072
(↓65,330)
流入出
▲949,310,230円
価9,417円
資14,980百万
口1,590,740
(↓13,661)
流入出
▲121,036,460円
価12,908円
資1,185百万
口91,803
(↑446)
流入出
+5,511,668円
価30,147円
資774,860百万
口25,702,723
(↑271,597)
流入出
+8,093,862,197円
価29,244円
資246,570百万
口8,431,473
(↑164,293)
流入出
+4,647,520,384円
2024
年10月
価14,507円
資158,510百万
口10,926,449
(↓142,623)
流入出
▲2,114,385,975円
価8,885円
資14,016百万
口1,577,490
(↓13,250)
流入出
▲124,775,250円
価13,026円
資1,077百万
口82,680
(↓9,123)
流入出
▲117,759,684円
価32,433円
資839,544百万
口25,885,487
(↑182,764)
流入出
+5,509,786,308円
価33,088円
資284,261百万
口8,591,060
(↑159,587)
流入出
+4,666,962,228円
2024
年11月
価14,411円
資154,236百万
口10,702,657
(↓223,792)
流入出
▲3,246,550,544円
価8,938円
資13,785百万
口1,542,291
(↓35,199)
流入出
▲312,743,115円
価13,223円
資1,327百万
口100,355
(↑17,675)
流入出
230,234,550円
価32,629円
資850,363百万
口26,061,570
(↑176,083)
流入出
+5,710,899,939円
価30,952円
資270,267百万
口8,731,810
(↑140,750)
流入出
+4,657,136,000円
ぼんくらーずプラスツーの価格等一覧(数値は月末時点の値)

数値は「価」が月末の基準価格、「資」が月末の純資産総額、「口」が純資産と基準価格から割り出した口数の値。口数に続くカッコ内の数字は前月からの変動値。

「流入出」は上記の値から計算したファンドへの資金流入出額の予想値。前月よりも数値が高ければ赤いマーカー、前月より数値が低ければ青いマーカーを引いています。(手計算のため間違いがあったらごめんなさい。)

ということで。

ほほう・・。

Tracers グローバル2倍株は資金流入に変化。このコは本当にわかり易いなぁ。

価格が上がると資金流入傾向になって、価格が下がると資金流出してく。あー、あれか。ブル型ファンドと同じ扱いで短期トレードに使っているひとが一定数いるのかな?

なんだろネ。

あと、三菱UFJ純金ファンドは大きめに基準価格を落としたものの、資金流入は変わらず。

固定層強し。今の相場観だと落ちるとわかっていても握りしめるしかないとは思うので、たぶん。踏ん張りどころ。

バランスファンド組?

ふぁっきんデイズ、ふぁっきんライフ。

What does it look like in the chart?

次はチャートで期間別のパフォーマンスを見てみる。

ぽんこつプラスツー基準価格チャート10年

これは基準価格チャート10年。(最も短い運用期間に合わせる都合2022年から現在の比較みたい。)

変動はなさそうかな。

前回から変わらず、1位は三菱UFJ純金ファンド、2位にeMAXIS Slim先進国株式インデックス。3位Tracers グローバル2倍株、4位グローバル3倍3分法ファンド。どべにグローバル5.5倍バランスファンド。

難しいネ。

ぽんこつプラスツー基準価格チャート1年

これは基準価格チャート1年。

前回から続き首位を死守するTracers グローバル2倍株。大きく開けてeMAXIS Slim先進国株式インデックス、三菱UFJ純金ファンド、グローバル5.5倍バランスファンドが渋滞を作る。

最後尾のグローバル3倍3分法ファンドもプラス圏で追撃中。

とー。およ?

2位以下の騰落率プラス30%台もスゴいけれど、Tracers グローバル2倍株は1年だとプラス40.7%なの?ちょっとスゴいぞ。

ぽんこつプラスツー基準価格チャート半年

これは基準価格チャート半年。

この期間の面白いところは、1位のグローバル5.5倍バランスファンド以外みんな下向きチャートな点。ゴールドも下、世界株式や先進国株式も下、3地域3資産分散も下なのに。

2位以下はTracers グローバル2倍株、三菱UFJ純金ファンド、eMAXIS Slim先進国株式、グローバル3倍3分法ファンドが続く。

んー。

他のファンドになくて、グローバル5.5倍バランスファンドにあるものなんて。「アレ」しかない。

ぽんこつプラスツー基準価格チャート1ヵ月

最後は基準価格チャート1ヵ月。

上の方でもそんな数字かなーと思っていたら、案の定。前回1位の三菱UFJ純金ファンドは最下位に転落。(このコは上下忙しい・・。

そんな荒れ相場、1位を奪取したのはTracers グローバル2倍株。

キタ!

元々為替利益が25%くらいしか乗らないだけで、中身は株式山盛りファンド。株高になれば強い。

ウヒヒ、勝ったなっ!(←フラグ。

2位にはレンジ価格マンに戻りつつあるグローバル5.5倍バランスファンド。崖っぷちでの生活に慣れ親しんだせいか、おはようからおやすみまで踏ん張っている。分散大切。

先進国の意地、ただでは転ばないeMAXIS Slim先進国株式インデックスが3位に。4位はグローバル3倍3分法ファンドが無難に着地という結果。

・・・。

騰落率を先月と比較するとこんな感じ。

ファンド名前々回の
騰落率(%)
前回の
騰落率(%)
今回の
騰落率(%)
前回との
差異(%)
グローバル3倍3分法
ファンド
▲4.7▲8.1▲9.3↓1.2
グローバル5.5倍
バランスファンド
▲37.2▲41.0▲41.00.0
Tracers
グローバル2倍株
30.631.832.2↑0.4
eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
60.169.369.9↑0.6
三菱UFJ純金ファンド87.1104.991.5↓13.4
ぼんくらーずプラスツー10年比較での騰落率の遷移(2024年12月1日付け)

これはええとー。

株式オンリーファンドが上で、それ以外は不調?数値だけ見るとゴールドの絶望感がスゴいかも。ただ、三菱UFJ純金ファンドの資金は減っていないので、ファンド自体は大丈夫だと思う。

Check out the score you’re interested in

締めはグローバル5.5倍バランスファンドを取り巻く世界の数値。気になる基準価格を眺めておしまい。

項目単位前々回前回今回52週平均 or 設定来
ドル円JPY153.7450156.4070157.7720139.5780 – 161.9420
ビットコインUSD101,895.6298,532.2994,309.4838,521.89 – 108,268.45
S&P500USD6,051.095,930.855,970.844,682.11 – 6,099.97
CBOE Volatility Index13.8118.3615.9510.62 – 65.73
FTSE 100 IndexGBP8,300.338,084.618,149.787,404.08 – 8,474.41
DAX IndexEUR20,405.9219,884.7519,984.3216,345.02 – 20,522.82
NIFTY 50 IndexINR24,768.3023,587.5023,813.4021,137.20 – 26,277.35
TOPIX IndexJPY2,746.562,701.992,801.682,206.73 – 2,946.60
iShares
Semiconductor ETF
USD223.30214.82221.64177.88 – 267.24
SPDR Gold SharesUSD244.29242.10241.40183.78 – 257.71
SPDR Portfolio Long
Term Treasury ETF
USD26.9226.4026.0525.93 – 29.95
グローバル5.5倍
バランスファンド
JPY8,9338,1748,3885,485 – 15,447(設定来)
気になる価格および指数のリスト(2024年12月28日付け)

米国株は週末売りがあったようだけれど、全体を見渡した感じ。

えーっと。

ドル円は〇田チキン政策で介入警戒域を目指し、ビットコインは息切れかな?あまり追えていないのだけれど、トランピン何も政策考えてないじゃんガカーリ売りがあったとか小耳に挟んだ。(時期的には利確売りっぽいけれど。)

TradingViewの不具合で売られた話はほんとなのかな?はて。

S&P500は上値固く、欧州・インド・国内は上。ん?TOPIX上げてる。そいえば日経4万奪還言われてたっけ。

海外ニキのサイトとかをクロールした感じだと「米国の調整は来そう。かといってインド・中国・ジャポンが早々に不調から脱することに期待できないから米国に資金を入れざるを得ない、」とかまとめられてて「あー↑そだよねー↓」って感想。

AがダメならBにはならないんだよ。BがAより期待値が低いこともあるわけで。

半導体は屈伸運動の中、ゴールドと米国長期債は下。

出来高も落ちてくる年末、仕掛けはどっち?

・・・。

おつかれさまでした。

タイトルとURLをコピーしました