和洋折衷!SOMPO FDA日米バランスファンド。

きになる・しらべる

そいえば、あまり見かけないなーって。日本と米国資産のみでポートフォリオを構築する命知らずのバランスファンド。

少し前なら日本株って、米国株のヘッジに使われるすっとこ市場扱いで。

貴方が下落と言ったから、わたし、暴落させましたの。

そんな二人のなんたらこーたら。(←思い出せなかった。

・・・。

でも、最近は少しづつ事情が変わってきたようにも感じていて。

東京証券取引所の改革、金利政策の転換、国内への半導体をはじめとした海外のIT企業誘致、国民への投資の誘導。

為替変動激しい時期、この組み合わせのバランスファンドも面白そうだなって。

・・・。

今回は。世間では相場が荒れ気味で、「わたしいいましたよねっ!」とかマウント取りにスキップで出かけたくなる日和。んー。人生には品位の下落も支える必要がありそうなので、お部屋に籠ってFDA日米バランスファンドのことを調べます風な、週末っぽいお話。たぶん。

Memo

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20240804
基準価額:8,508円 / 前日比(円)+74円 / 前日比(%)+0.88% / 純資産総額137.48億円

項目通貨ペア現在価格/
前回との差異
52週範囲
ドル円USD/JPY現在146.5190(JPY)
[↓] 2.856(1.911%)
前回149.3750(JPY)
[↓] 8.473(5.367%)
現140.2900 – 161.9420
前140.2900 – 161.9420
ビットコインBTC/USD現在60,617.70(USD)
[↓] 4,333.69(6.672%)
前回64,951.39(USD)
[↑] 5,485.17(9.224%)
現24,930.30 – 73,750.07
前24,930.30 – 73,750.07
イーサリアムETH/USD現在2,907.80(USD)
[↓] 284.58(8.914%)
前回3,192.38(USD)
[↑] 9.86(0.309%)
現1,523.24 – 4,092.28
前1,523.24 – 4,092.28
リップルXRP/USD現在0.554600(USD)
[↓] 0.0337(5.728%)
前回0.588300(USD)
[↑] 0.0612(11.610%)
現0.391139 – 0.742126
前0.391139 – 0.742126
ステラルーメンXLM/USD現在0.093400(USD)
[↓] 0.0053(5.369%)
前回0.098700(USD)
[↓] 0.003533(3.455%)
現0.077280 – 0.162129
前0.077280 – 0.162129
為替と通貨の一覧

※為替はそこまでご利用が無いので、暗号通貨も混ぜています。価格の下のマーカーは1年前の価格に対しての状態を色分けしています。赤いマーカーは上昇、青いマーカーは下降になります。

項目指数現在値/
前回との差異
52週範囲
米国株式CRSP US Total
Market Index
現在3,816.49
[↓] 78.5(2.015%)
前回3,894.99
[↓] 104.65(2.616%)
現2,937.26 – 4,052.51
前2,937.26 – 4,052.51
S&P500S&P500 Index現在5,346.56
[↓] 100.12(1.838%)
前回5,446.68
[↓] 168.67(3.003%)
現4,103.78 – 5,669.67
前4,103.78 – 5,669.67
NASDAQNASDAQ
Composite Index
現在16,776.16
[↓] 417.98(2.430%)
前回17,194.14
[↓] 1,204.3(6.545%)
現12,543.86 – 18,671.07
前12,543.86 – 18,671.07
VIXCBOE
Volatility Index
現在23.39
[↑] 4.8(25.82%)
前回18.59
[↑] 6.13(49.197%)
現10.62 – 29.66
前10.62 – 23.08
英国株式FTSE 100 Index現在8,174.71
[↓] 108.65(1.311%)
前回8,283.36
[↑] 30.45(0.368%)
現7,215.76 – 8,474.41
前7,215.76 – 8,474.41
独国株式DAX Index現在17,661.22
[↓] 421.83(2.332%)
前回18,083.05
[↓] 665.13(3.547%)
現14,630.21 – 18,892.92
前14,630.21 – 18,892.92
印度株式NIFTY 50 Index現在24,717.70
[↓] 293.2(1.172%)
前回25,010.90
[↑] 508.75(2.076%)
現18,837.85 – 25,078.30
前18,837.85 – 25,078.30
日本株式TOPIX Index現在2,537.60
[↓] 36.37(1.412%)
前回2,573.97
[↓] 320.59(11.075%)
現2,196.95 – 2,946.60
前2,196.95 – 2,946.60
主要株価指数一覧

※ETFにするとマーケットプライスになるので、指数で扱えるものは指数でメモしています。52週範囲は約1年間の値幅の範囲を表します。1年間の範囲に対して現在の価格がどの位置にいるのかなどの確認に使えます。

項目ETF現在価格/
前回との差異
52週範囲
(USD)
先進国株式
(除く米国)
Vanguard
Developed Markets
Index Fund ETF
Ticker:VEA
現在48.74(USD)
[↓] 0.87(1.753%)
前回49.61(USD)
[↓] 1.89(3.669%)
現41.48 – 51.68
前41.48 – 51.68
新興国株式Vanguard
Emerging Markets
Stock Index Fund ETF
Ticker:VWO
現在43.09(USD)
[↓] 0.47(1.078%)
前回43.56(USD)
[↓] 2.03(4.452%)
現37.46 – 45.73
前37.46 – 45.73
米国短期国債SPDR Portfolio
Short Term
Treasury ETF
Ticker:SPTS
現在29.24(USD)
[↑] 0.16(0.550%)
前回29.08(USD)
[↑] 0.11(0.379%)
現28.58 – 29.25
前28.58 – 29.18
米国中期国債SPDR Portfolio
Intermediate Term
Treasury ETF
Ticker:SPTI
現在28.93(USD)
[↑] 0.34(1.189%)
前回28.59(USD)
[↑] 0.28(0.989%)
現27.01 – 28.95
前27.01 – 28.72
米国長期国債SPDR Portfolio
Long Term
Treasury ETF
Ticker:SPTL
現在29.06(USD)
[↑] 0.8(2.830%)
前回28.26(USD)
[↑] 0.47(1.691%)
現24.47 – 29.46
前24.47 – 29.46
米国半導体iShares
Semiconductor ETF
Ticker:SOXX
現在206.81(USD)
[↓] 11.61(5.315%)
前回218.42(USD)
[↓] 41.47(15.956%)
現144.40 – 267.24
前144.40 – 267.24
SPDR Gold Shares
Ticker:GLD
現在225.34(USD)
[↑] 0.43(0.190%)
前回225.77(USD)
[↑] 2.66(1.192%)
現168.30 – 229.65
前168.30 – 229.65
コモディティiShares S&P GSCI
Commodity-Indexed
Trust ETF
Ticker:GSG
現在20.76(USD)
[↓] 0.39(1.843%)
前回21.15(USD)
[↓] 1.01(4.557%)
現19.41 – 23.08
前19.41 – 23.08
アセット別ETFの価格一覧

※こちらは情報の扱いが難しいため、数字の取り易いETFでメモしています。数字は手打ちになりますので、間違っていたらごめんなさい。参考程度に見て下さい

Be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

What is FDA Japan-U.S. Balanced Fund?

レギューラー記事が重くて泣きそうなので、今回も単発記事はライトに。

まずは目論見書から見ていく。

FDA日米バランスファンドとは
  • 長期的な視点で日米の株式・国債へ分散投資を行う
    • 運用には上場投資信託(ETF)を用いる
  • 資産配分の異なる3つのファンドが用意されている
    • 安定型:日本株式10%、米国株式10%、日本国債40%、米国国債40%
    • 成長型:日本株式25%、米国株式25%、日本国債25%、米国国債25%
    • 積極型:日本株式40%、米国株式40%、日本国債10%、米国国債10%
  • ETFへの投資配分比率は、投資助言を行う株式会社エフディアルコの助言に基づき決定
  • 商品分類(型:追加型、対象地域:内外、対象資産:資産複合)
  • 属性区分(資産:その他、決算:年1回、地域:日本・北米、為替ヘッジ:なし)
  • 信託期間は無期限、信託報酬は純資産総額に対して年率0.3850%

ふむー。

これだけ見ると、タクティカル・アセット・アロケーション向けのファンドっぽくも見え。

いわゆる3つのファンド毎に資産配分が異なっているのだけれど、アセットの中身が同じなので追加するファンド次第でアセットの比率を変化させながら運用できる。

例えば、普段は成長型で運用して、ちょっとバブルっぽい過熱感が出てきたら下落に備えて安定型を追加で積み立てる。この先は回復局面かもと感じたら、追加で積極型を積み立てるなど。

最終的には日本株式・米国株式・日本国債・米国国債の4資産を積んでいることに違いはないので、投資家側がその時に増やしたいアセットを多く含むファンドを選んで積んでいく形で運用できる。

取り崩すときも損の出ていないファンドを選んで売却したり、全体のバランスを見ながら比重の多いファンドを減らしていくような形。(どのファンドも日米均等なので、為替に関してはそこまで気にしないでよいのかな?)

ん?

でもさでもさ。

別にバランスファンドじゃなくても、株式と債券個別で持てばもっとフレキシブルに調整できない?というと。

えーっと。

これ、実際やってみると意外と難しくて・・。

債券オンリーとか、コモディティ・オンリーとか、そういったファンドは相場によって値動きが一方向に偏りがちで。いざポートフォリオ内の比率を調整しようとしても含み損になっていたりして、売却という選択肢が取りにくかったりする。

対してバランスファンドという体で複数のアセットが組まれていると、値動きの方向性がゆるくなるため、売却のタイミングを探り易くなる。(購入時も売却時も複数アセットを同時に扱う為、どこかは高く、どこかは安くなっている。)

わかり難いかな?

・・・。

ものすごーく雑な運用例も付け加えると。

若い時は株式比率の高い成長型か積極型を積んで、老後は債券比率の高い安定型を積む。売却は利益の出ている方を売っていくと相場が変動しても損が出にくくてハッピー。

みたいな感じ。

Your daily strategy to avoid stretching yourself.

この仕組みって昔からあるそうで、実は長期積立てに最も向いた戦略なのではないかなーとか。

裁量も含めながら、決してどこかのアセットを入れ忘れたりもしないので、仮にそのままにしていても長期ではおかしなことになったりしない。

・・・。

うーん。

ちょっと気になったので、ひとりごと。

今みたいな荒れた相場。

相場がイイ時にはみんな、じぶんは平気だからとリスクを盛りがちで。

バンバン高リスクなファンドを買い込んで。

分散は効率が落ちる、最も期待値が高い商品だけにした方が儲かるって。

そんな強気な日々をたのしく過ごして。

でも。

そういう方向が続かないのが相場で。

これは法則とかではなくて、マーケットでお金儲けをする仕組みが「方向性が明確になっている方が仕掛けやすい」ようになっているから。

このへんは実際にトレードをしないとわからないことなので長くは書かないけれど。

つまりは上がり続ける相場も、下がり続ける相場も、どちらでも利益を出す方法があるので、楽に儲けられる方向にマーケットは動く。

多くは反対方向に。

対して個人投資家の多くは上ることだけで利益を得ようとしているから、片方向ではよくても反対方向では苦しくなる。

ここの点は理解しておかないと、個人投資家が投資を続けるのは苦しいと思う。

また、相場が大きく崩れた時に。

外野では無責任な乞食がPV稼ぎ目的で宗教染みた発言を繰り返すけれど。

本当にするべきは、そういった宗教じみた行為で現実から目をそらすことではなくて。せっかくの機会に、じぶんなりに無理せず取り組むことなんじゃないかなって。

例えば今回のファンドのようなタクティカル・アセット・アロケーション向けのファンドで方向性にあったファンドを積み立てるのも手だと思うし。(今なら債券が多いファンドを積むのもよいよね。)

そうは言っても辛い。今の資産価値が減っていくのが苦しい。

そういう時は・・。

気晴らしにロボ・アドバイザーを契約してみるのも良いと思う。

何を唐突にと思うかも知れないけれど、ロボ・アドバイザーは基本マルチ・アセット・アロケーションのポートフォリオを安価に構築してくれるので。

最低金額で契約して、今の相場局面を観察すると色々と見えてくると思う。

今保有している資産はそのままにして、ロボ・アドバイザーのポートフォリオだけを日々眺める。

相場が動いた時に資産がどのように変動するか、誰かの発言やコメントを追いかけるのではなく。ロボ・アドバイザーのポートフォリオの変化から何が起きているのかを調べるようにする。

辛いのなら、ロボ・アドバイザーの基準価格を眺めているだけでもいい。

ひとって不思議なもので。時間が経つと「そっかー」になることが時として多かったりするから。

その日感じたこと、疑問に思ったことをぼんやりと消化するようにして。

あ、わたしは大丈夫かも知れないって思えたら。

保有している資産と今後どう付き合って行こうか考えると良いと思う。

ん?

ロボ・アドバイザーはどうするのか?

解約してよいと思う。

このサービス自体、迷える人を支えるサービスだと思うので。心が成長したら、ありがとうってお別れするのが良いと思う。

・・・。

誰かの出した情報や、誰かの発言にすがるのではなく。

ファンドであったり、サービスであったり。そういったものを前向きに利用して、難局を乗り切るのもひとつの考えだよねって。

そんなぼんやりしたひとりごと。

おしまい。

Can we learn anything from the monthly report?

公式によれば、ファンドは2021年の10月から運用をしているようで、まだまだこれからのファンド。信託報酬も特に変わっているようでもなさそうかな。

あれ?違う。運用開始当初は積極型がなかったみたい。

はて。なして追加されたのだろう。

んーと。

積極型のみ、2023年2月から運用開始になってて。

交付運用報告書も積極型だけ独立してる。

うーん、最新の交付目論見書は3つ共取り扱っているし。

特に「地球に隕石が落ちてくる!たすけて」とか「旦那が不倫していた!許せないっ」とか「フライパンの取っ手がもげた・・。かなしい」、みたいな切羽詰まった理由があってのことではないっぽい。

謎だ。

気にはなるけれど、今現在は3つ体制であることは違いないので。ひとまず積極型がニューカマーであることは友達に電話で自慢するくらいの小ネタにしておいて。

・・・。

ええと。

実際の運用はどのようになっているのか気になるので、マンスリーレポートで見てみる。

項目安定型成長型積極型
基準価格11,497円13,163円14,404円
純資産総額36.74憶円129,42憶円61.56憶円
ファンドの基準価格および純資産総額(2024年6月28日付け)

これはファンド毎の基準価格と純資産総額。

あー、こうなるんだ。

基準価格は最近の株高基調で株式の組み入れ比率で並ぶと予想できていたけれど、いちばん人気は成長型。あいや、運用開始時期に2年の開きがあるから、もしかしたら今後逆転するかも。

ここからは債券のターンっぽくもなってきたし、今後どうなるのかたのしみ。

項目安定型
(%)
成長型
(%)
積極型
(%)
過去1ヵ月3.123.914.69
過去3ヵ月1.952.883.81
過去6ヵ月7.3313.6020.06
過去1年6.5514.8223.36
過去3年
過去5年
設定来14.9731.6344.04
ファンドの期間別騰落率(2024年6月28日付け)

これはファンド毎の期間別騰落率。

ん?

あれ?これなして過去3年のデータがないのだろう。

安定型と成長型にはありそうな。えーっと。2021年10月運用開始だから・・。2021年~2022年10月までで1年目、2022年~2023年10月までで2年目、あー、そいうことか。

2024年10月の決算で3年を迎えるからあってる。

なるほろ。

数字的には株式の比率イコール騰落率の高さ、の認識であっていそう。直近、米国の高い政策金利で国債のパフォーマンスが出ないのは仕方がないしネ。

資産ETF安定型
(%)
成長型
(%)
積極型
(%)
米国国債ISHARES 7-10YEAR TREASURY B39.9725.009.82
日本国債iシェアーズ・コア日本国債
38.3223.999.30
米国株式VANGUARD S&P500 ETF10.2625.5240.56
日本株式iシェアーズ 日経225ETF9.7924.4438.45
その他コール・ローン等1.661.051.87
ファンドの構成比率(2024年6月28日付け)

これはファンド毎のポートフォリオ内構成比率。

ズレは誤差の範囲だと思うので(日々の値動きで変動するものだから)、運用はうまいこと出来てるのかなって思う。

あえて突っ込むとすると、S&P500はiShares S&P500 ETFじゃないんかーい!!

とか。

むしろ4個中3個をブラックロックで固めておいて、どーしてS&P500だけバンガードなのよと。パフォーマンスも経費率も同じようなものなのに。

・・・。

じつはSOMPOさんとブラックロックさんって、仲悪いの?(小声。

日本国債とか日経255とかはバンガードが東証に出してくれていないから、iSharesブランドに頼るのはわかる。実は国内運用会社のETFよりも、東証版iSharesブランドの方が大抵お安かったりもするし。(コレスゴイヨネ、タブンコクナイデウンヨウシテルヨ、ソウジャナイトムリナオネダン。)

いやでもそれいったらS&P500だって、東証版をステートストリートさんとブラックロックさん出してくれてるじゃんっ!!為替ヘッジ無し版もあるのに!

ぶーぶー。

もうちょっと日本人はブラックロックさんに感謝してもいいと思うよ。

ほんとにもう。

What can be seen by analyzing the factors behind the rise and fall rate.

騰落率の要因分解の数値もあったのだけれど。ちょっと3つまとめるのは難しそうなので個別に表におこしてみるの巻。

ちょっと気になるんだ。

この債券安の時期にどうやってプラス圏まで持ってきているのか。

項目過去1ヵ月
(%)
年度
(%)
過去1年
(%)
設定来
(%)
基準価格騰落率3.121.956.5514.97
ETF騰落率3.132.037.0215.83
-日本株0.27▲0.221.954.07
-外国株0.480.492.382.81
-円債0.09▲1.51▲3.16▲4.54
-外債0.890.170.41▲4.86
-為替1.403.105.4518.36
-コスト▲0.01▲0.03▲0.10▲0.29
信託報酬▲0.03▲0.10▲0.38▲1.09
その他0.020.01▲0.090.23
安定型の騰落率・要因分解(2024年6月28日付け)

これは安定型の騰落率の要因分解。

見方は・・、えーっと。

これたぶん、基準価格騰落率が最終的な騰落率で。「ETF騰落率」+「信託報酬」+「その他」=「基準価格騰落率」の計算でいいのかな。数字上はつじつまがあるし。

「ETF騰落率」の下の「-」付きの項目は「ETF騰落率」の内訳と読み解いて下さいな。(マンスリーの表記に合わせるのが難しいので。)

その前提で。

安定型は・・、あれ?

円債ってことは日本国債がマイナスなの?!外債は米国国債だから、こちらがマイナスなのはまだ想像できる。安定型だから日本国債40%、米国国債40%のはずで。

むー。

なにこれ。

あー、えー、いー。

むう。

つまりこれ、為替ヘッジなしだから、為替の影響が無い国債はアウトということ?外債もここ1年はプラスなのに設定来だとマイナスなのは・・。たぶん、債券の落ち込みが最も酷かった2022年から2023年前半とかの影響かな。

ファンドの運用は2年以上3年未満なので、表には直近1年の数字とそれ以外の2つになってしまう都合、いきなりマイナスになったように見える。で。恐らくは3年の数字が出た後に並べると全体が見渡せるようになるはず。

あと、ETFの騰落率が15.83で、その内訳の為替の影響が18.36だから、資産価値としてはマイナスになっていて。為替利益だけでプラスにしてる。

債券8割みたいなポートフォリオだと、やはり・・。

こういうのを見ると、債券の為替ヘッジってどっちに振るのがよいのかわからなくなる。値動きを抑える意図ならば為替ヘッジありだと思うけれど。そうすると債券安のダメージをダイレクトに受ける。

うーん。

項目過去1ヵ月
(%)
年度
(%)
過去1年
(%)
設定来
(%)
基準価格騰落率3.912.8814.8231.63
ETF騰落率3.913.0114.9731.01
-日本株0.68▲0.514.9510.41
-外国株1.191.225.977.17
-円債0.07▲0.92▲1.97▲2.85
-外債0.550.110.27▲3.04
-為替1.433.125.7519.32
-コスト▲0.01▲0.02▲0.09▲0.25
信託報酬▲0.03▲0.10▲0.40▲1.14
その他0.02▲0.040.251.76
成長型の騰落率・要因分解(2024年6月28日付け)

これは成長型の騰落率の要因分解。

むー。

うん、株式のプラスと債券のマイナスの低さの分がそのままパフォーマンスに出ていて。

ETFの騰落率が31.01で、その内訳の為替の影響が19.32だから、こちらは資産価値がプラスで残っているのがわかる。

新型コロナのパンデミックからの相場は、債券比率を半分くらいに抑えないと難しい相場という解になるのかも。

今後も同じような結果になる保証はないけれど。

項目過去1ヵ月
(%)
年度
(%)
過去1年
(%)
設定来
(%)
基準価格騰落率4.693.8123.3644.04
ETF騰落率4.673.9222.7340.06
-日本株1.07▲0.817.8916.12
-外国株1.901.959.4813.56
-円債0.03▲0.38▲0.81▲0.46
-外債0.220.040.110.28
-為替1.453.126.0510.56
-コスト▲0.01▲0.02▲0.08▲0.11
信託報酬▲0.03▲0.09▲0.41▲0.62
その他0.05▲0.021.054.60
安定型の騰落率・要因分解(2024年6月28日付け)

最後に積極型の騰落率の要因分解。

こちらは驚きの外債がプラスで着地している。為替パワー恐るべし。まぁ、歴史的な円安とも言われていたから、力持ちではある。たぶん。きっと。

Try to convince me with your performance.

おしまいは恒例のファンド間チャート比較で締めくくり。

今回はー。

ファンド名構成概要
FDA日米バランスファンド
(成長型)
株式50
債券50
日米の株式、国債への分散投資を行う。
運用にはETFを用いる。
資産配分比率はFDAlcoの投資助言に基づき決定。
セゾン・
グローバルバランス
ファンド
株式50
債券50
世界株式、債券への分散投資を行う。
バンガード社のインデックスFを運用に使用。
資産規模・実績・コストを考慮しFを厳選。
株式に対する債券の比率は等倍。
ニッセイ・インデックス
バランスファンド
(4資産均等型)
株式50
債券50
国内と海外の株式と債券へ分散投資を行う。
4つの資産は均等に保有する。
ニッセイ・インデックス
バランスファンド
(6資産均等型)
株式33
債券33
REIT33
国内外の株式、債券、REITに分散投資を行う。
6つの資産は均等に保有する。
グローバル5.5倍
バランスファンド
株式18.2
債券72.7
REIT4.5
金4.5
世界の株式・REIT・債券・金への分散投資を行う。
株式および債券、金への投資には先物取引を使用。
資金に対し550%相当の運用を行う。
株式に対する債券の比率は3.99倍。
比較ファンド一覧

こんな感じで。

FDA日米バランスファンドからは最も純資産総額が多い成長型をチョイス。組成からライバルになると考えられる4資産均等、6資産均等も並べてみる。

とりあえずベンチマークはセゾン・グローバルバランスファンド。これを抜けない事には始まらないバランスファンド事情。

FDAってなんだっけ?頭がよくなるやつ?それDHAや節子。・・みたいな小ネタも忘れず、いってみヨーカドー!

この記事のスクリーンショット画像はマネックス証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。

比較チャート3年から

ところで節子ってだれ?

いや、いいのだけれど。

最初は3年のチャート。2021年8月2日から2024年8月2日が対象。たぶん、FDA日米バランスファンドだけ2ヵ月ほどローンチが遅れているのかな?

1位はセゾン・グローバルバランスファンド、2位にニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)、3位にFDA日米バランスファンド(成長型)、4位にニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)。

例の如くラスボス強し。

半分が国内資産というハンデが大きいのか、基準価格に大きな開きが出る。ニッセイさんちの4資産均等より6資産均等が大きく値を落としているのはREITのパフォーマンスが株式に劣後するせい?

ところでマイナスの・・。いえ、なんでもありません。

比較チャート1年

これは1年のチャート。2023年8月2日から2024年8月2日が対象。

そいえば以前の記事でも空気を読まずに1位を奪取してきたファンドがいらっしゃいましたが、驚いたことに現在も好調なご様子。

1位はミラクル上昇グローバル5.5倍バランスファンド、2位にセゾン・グローバルバランスファンド、3位につけたのはニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)。

残念ながら4位のFDA日米バランスファンド(成長型)、どべはニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)という結果に。

比較チャート半年

これは半年のチャート。2024年2月2日から2024年8月2日が対象。

期間が短くなると1位と2位の順位は入れ替わり、再びセゾン・グローバルバランスファンドが1位に返り咲き。

2位にグローバル5.5倍バランスファンド、3位はニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)、4位はFDA日米バランスファンド(成長型)。

最下位を抜け出せないニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)は5位のまま。

比較チャート年初来

これは年初来のチャート。2024年1月1日から2024年8月2日が対象。

1位と2位は変わらず、3位に上がってくるFDA日米バランスファンド(成長型)。

今更気づいたのだけれど、FDA日米バランスファンド(成長型)とニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は全体を通してパフォーマンスが似ている気がしてきたり。

国内資産の比率は似たような配分だし、当然と言えば当然かもだけれど。その観点だと米国の不調イコール、FDA日米バランスファンド(成長型)の不調という図式が成り立つわけで。ううーん。

最下位はまたしてもニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)、そいえばJ-REITって最近パフォーマンス悪いよね。うん。

比較チャート1ヵ月

最後は1ヵ月のチャート。2024年7月2日から2024年8月2日が対象。

これ、今の現状を分かり易く反映していそうな気がする。

1位のグローバル5.5倍バランスファンドは資産のほとんどが先物のため、為替の影響をほぼ受けない。(もちろん恩恵も受けないので、今日まで債券安とのコンボで死に体だった。)

2位は大番狂わせ、ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)。4資産均等と開きがあるので、REITが影響していそうなことは想像できて。原因解明のためにマンスリーを待ちたいところ。

続く3位にFDA日米バランスファンド(成長型)、4位はニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)。

最後尾でフィニッシュしたのは上位ぶっちぎりだったセゾン・グローバルバランスファンド。

なんてこったい。

セゾン・グローバルバランスファンドが最後尾になった理由を想像すると。んー。国内資産の比率の違い?

グローバル5.5倍バランスファンドは上でも書いているように、そもそも先物おばけなので為替の影響をほぼ受けない。他のファンドもポートフォリオの半分を国内資産で埋めているから半分は為替の影響を受けない。

けれど、セゾン・グローバルバランスファンドは2024年6月28日の月次レポートを読む限り、国内資産は日本株式2.7%、日本国債3.1%しか含んでいない。

資産が円建ての場合、94.2%の資産が為替の影響を受けることになる。

最新の目論見書に為替ヘッジ無しと書かれているから、恐らく大部分が為替の影響を受けるという理解でそこまで外れていないと思う。

ふむー。

・・・。

どんなファンドも、どんな組成のポートフォリオも、一長一短で。

このファンドなら生涯安心。このファンドならずっと安全。

そんなこと、あるわけないって。お話なのだろうなって。

FDA日米バランスファンド(成長型)は全体を通して、ぱっとしない成績ではあったけれど。

実は一度も最下位にはならなかったんだよ。

それもファンドの特徴とか、優れた点なのではないかなって。

そんな、ぼやんとした感想。

・・・。

おつかれさまでした。

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