世界経済インデックスファンドは、GDPベースらしい。

きになる・しらべる

少し前の記事で、楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)が資金流出ランキングに掲載されているのを見つけて。ちょっと気になったので、バランスファンドのスクリーニングとかしてぼんやり眺めていた。

そこで、ほぼスタメンの世界経済インデックスファンドさんの経費率が減っているのに気づいて。色々調べてみると、昨年値下げしていたとかで。

おまけに界隈ではライバルと言われているセゾン・グローバルバランスファンドに対し、ファンドへの資金流入量が上回っているとの驚きの数字も。

(そもそも販売ルートが劇細のセゾンが今まで勝っていたことの方がスゴイことなのだけれど。)

今回は、ついに時代が世界経済インデックスファンドに追いついてきたな、兄者。フフフ・・、ヤツは四天王でどーたらこーたら。いやそれよりこの記事3月に書き始めてますやん。とっとと完成させなさいよ。はぁーい。みたいなお話。たぶん。

Memo

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20230827
基準価額:6,723円 / 前日比(円)-5円 / 前日比(%)-0.07% / 純資産総額101.37億円

項目通貨ペア価格52週範囲
ドル円USD/JPY146.5130(JPY)127.2540 – 151.9370
ビットコインBTC/USD25,985.03(USD)15,599.05 – 31,814.52
イーサリアムETH/USD1,639.17(USD)1,081.14 – 2,137.45
リップルXRP/USD0.516319(USD)0.315938 – 0.887511
ステラルーメンXLM/USD0.119336(USD)0.070841 – 0.183018
為替と通貨の一覧

※為替はそこまでご利用が無いので、暗号通貨も混ぜています。価格の下のマーカーは1年前の価格に対しての状態を色分けしています。赤いマーカーは上昇、青いマーカーは下降になります。

項目指数数値52週範囲
米国株式CRSP US Total Market Index3,166.112,590.36 – 3,321.77
S&P500S&P500 Index4,405.713,491.58 – 4,607.07
NASDAQNASDAQ Composite Index13,590.6510,088.83 – 14,446.55
英国株式FTSE 100 Index 7,338.586,707.62 – 8,047.06
独国株式DAX Index15,731.2411,862.84 – 16,528.97
日本株式TOPIX Index2,299.811,815.30 – 2,337.91
主要株価指数一覧

※ETFにするとマーケットプライスになるので、指数で扱えるものは指数でメモしています。52週範囲は約1年間の値幅の範囲を表します。1年間の範囲に対して現在の価格がどの位置にいるのかなどの確認に使えます。

項目ETF価格
(USD)
52週範囲
(USD)
先進国株式
(除く米国)
Vanguard
Developed Markets Index Fund ETF
Ticker:VEA
44.8635.42 – 47.81
新興国株式Vanguard
Emerging Markets Stock Index Fund ETF
Ticker:VWO
40.2334.88 – 43.22
米国短期国債SPDR Portfolio
Short Term Treasury ETF
Ticker:SPTS
28.7228.60 – 29.44
米国中期国債SPDR Portfolio
Intermediate Term Treasury ETF
Ticker:SPTI
27.8127.55 – 29.40
米国長期国債SPDR Portfolio
Long Term Treasury ETF
Ticker:SPTL
27.8826.87 – 32.71
SPDR Gold Shares
Ticker:GLD
177.62150.57 – 191.36
コモディティiShares
S&P GSCI Commodity-Indexed Trust ETF
Ticker:GSG
21.5018.65 – 23.54
アセット別ETFの価格一覧

※こちらは情報の扱いが難しいため、数字の取り易いETFでメモしています。数字は手打ちになりますので、間違っていたらごめんなさい。参考程度に見て下さい。

Be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

What is a global economy index fund?

世界経済インデックスファンドって、確か株式と債券を半分こで持つファンドで。

債券いらない、経費率が高い、パフォーマンスはセゾン・グローバルバランスファンドに劣る、このファンド誰が買うの?って、よく叩かれているアレ?

・・・。

ええ、アレです。

ドイヒーな1行で説明が終わってしまったものの、せっかくの機会なのでちゃんと調べてみる。

世界経済インデックスファンドは「世界経済」という名前にあるように、「経済」が主軸に設定されている珍しいファンドで。

「経済」を主軸に設定していると何が違うの?逆に「経済」を主軸としてないファンドって何を主軸にしているのかな?みたいな疑問は至極普通で。

とりあえず例にあげるには便利なお方をお呼びすると。eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)さんに登場願うことになる訳で。こちら、「企業の時価総額」を主軸とされている。

ん?

えーっと。

・・・。

・・・。

同じようにも見えて、でも同じではないはずで。

世界の経済と、世界の企業の時価総額、それらが同一のカテゴリであるかのように語られることもあるけれど、やっぱり違う。んだよね。

うーん。

とりあえず、世界の経済を主軸とする世界経済インデックスファンドの目論見書から見ていく。

世界経済インデックスファンドとは

・世界の債券及び株式に分散投資を行いリスクを低減、投資信託財産の成長を目指す
・代表的な指数に連動するマザーファンドを運用に使用
・基本組入比率は、地域別のGDP(国内総生産)総額の比率を参考にする
・商品分類(型:追加型投信、投資対象地域:内外、投資対象資産:資産複合)
・属性区分(その他、決算年1回、グローバル、ファミリーF、為替ヘッジなし)
・信託期間は無期限、信託報酬は純資産総額に対し年率0.55%

ほうほう。ここでは経済イコール、GDPって定義。

指数連動のマザーファンドを用いている点は、よそさまのファンドと同じに見える。確か、たわらノーロードのアセットマネジメントOneさんもそうだったよね。

目論見書を読んでアレ?って思ったのが、株式と債券を均等に持つといった文言が見当たらない点。

途中に株式50%、債券50%といった図はあるのだけれど、そこにも半分ずつであったり、均等に保有するといった文言は見当たらないような・・。

代わりに、主な投資制限のところに(控えめに)株式への実質投資比率は投資信託財産の純資産総額の60%以下とするって書いてある。

この制限によって、実質的に均等に近いポートフォリオを維持しているってこと?

・・・。

なんだろね。

想像できるのは、株式の価格変動率は債券に比べて大きいため、これを常に債券と均等になるように調整を続けるのは難しい。そこで、10%のマージンを持ってそこそこなガンバりで均等っぽいポートフォリオを維持している。とか?

うーん。

月次レポートによれば、マザーファンドの内訳はこんな感じみたい。たわらさんちとは違って、為替ヘッジ別に複数用意していたり、REITのマザーファンドが無い分シンプル。

資産基本組入
比率(%)
連動指数
国内債券5.00NOMURAーBPI総合
先進国債券27.50FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース)
新興国債券17.50JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス
エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド
(円換算ベース)
国内株式5.00TOPIX(東証株価指数)
先進国株式27.50MSCIコクサイ・インデックス(円ベース)
新興国株式17.50MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)
世界経済インデックスファンドのマザーファンド構成(2023年7月31日付け)

ちょっとピンと来ない。株式と債券の国別の比率が全く同じ・・?みたいなことはわかる。それと新興国の債券を割と組み入れているのかな。いや、というよりは新興国の比率に合わせて債券も盛っているだけ。か。

国別の組み入れ比率はというと。

国・地域比率(%)
米国34.39
日本9.79
中国5.25
フランス3.22
ケイマン諸島3.02
ブラジル2.73
英国2.55
メキシコ2.55
台湾2.50
ドイツ2.47
世界経済インデックスファンド組み入れ国・地域上位10(2023年7月31日付け)

んー。GDP基準とのことで予想はしていたけれど、並びに違和感。えっと、特徴としては新興国が上位に数多く並んでいる?

いやいやいや、日本2位っておかしくない?みたいなのはあまりなくて。MSCI ACWIで見ても日本は組み入れ比率世界2位だったりするので。ジンコウガー、エンヤスガーで騒がれてる〇たまわるそうな界隈ほど、現状世界では低く見られていない。(うそだー、という方はMSCIの公式サイトで確認をおすすめ。)

全部足すと68.47%、全体の7割でこのラインナップ・・。

MSCI ACWIあたりと並べてみよう。ええと、MSCI公式さんから数字をもってくるとこんな感じ。

地域世界経済インデックス
ファンド(%)
MSCI ACWI
(%)
国内10.006.10
先進国55.0082.70
新興国35.0011.20
世界経済インデックスファンドとMSCI ACWIの地域別組み入れ比率(2023年8月28日付け)

こうなるのね・・。

どちらかというと、世界経済インデックスファンドの方がバランス取れているようにも見えるけれど。企業の時価総額で考えるとMSCI ACWIのように先進国に大きく軸足を持つようになる。

ここで今更ながらGDPってなんじゃらほい?というと。

国内総生産と日本では訳すらしくて。その国で1年(であったりある一定期間)に生み出された経済的な価値(サービスや生産物)を表す数字とのこと。

むー。

やっぱりこう、一緒じゃないの?という気もしていて。

経済的な価値と、企業の時価総額ってつながっているような気もするし。

いや、つながるよね?サービスとか生産物って、企業が生み出している訳で。何でこの2つがここまで別の数字になるのだろう。

・・・。

ん?

んー。

あれ?

もしかして儲けの部分が差異になってる?

えーっと、つまり。例えばリンゴを育てました、リンゴを売りました。これらの価値は、リンゴを育てたこと、リンゴを売ったことに価値換算される。

でも、企業の経営にはそこに「利益」が乗っている。

更に企業の価値は株式市場によって「期待値」が乗っている。いわゆるマーケットプライスというもので。

つまり企業の価値には「利益」と「期待値」が加えられ、最終的な値として時価総額という数値になる。GDPよりも企業の時価総額の方が付加する値が多いため数字が片寄る。逆に言えば付加する要素が無ければGDPと似た数字になったり・・、しないかな。

それとも提供する側と、享受する側の比率の差を表していると考えるべき?

・・・。

少し前に言われていた企業のグローバル化の流れみたいなお話。

これが無かった頃は、自国内のサービスは自国内が主流だったとすると、GDPがあがればその国への投資のリターンは高いようにも思える。国内で作って、国内で消費して、国内の企業が発展するから。

けれど、企業のグローバル化が進んで、良いサービスなら外国のサービスを積極的に利用しますになった場合。国内のGDPがあがっても、国内の企業へのリターンが直接増えるわけではないので、その国への投資のリターンは比例しなくなるのではないのかな。

このへん。すごいひっかかっていて。

インドとかの投資比率を見ていると、圧倒的に金融業が多くて。

他国に金融業が投資して何を得るの?って考えた時、たぶんだけれどファンドを作って資金を呼び込む。で、呼び込んだ資金で何をするかというと、その国の株式を買う。

資金はドンドコ入ってきて、その国の株式の株価はズンドコあがって。一見投資したひとも、投資してもらった国もハッピーに見える。

株価が上がれば企業は資金調達がし易くなるから、それはもちろん成長率も上がると思う。

思うけれど、そこで市場に溢れた資金って、本当に国内のサービスに使われるの?って部分。Google使わない?Amazonで買い物しない?Appleのスマホ欲しくなったりしない?Netflixでドラマ漬けになったりしない?って。あ、いんちき自動運転車売ってる企業はノーセンキューです。

新興国のGDPあがりましたー!絶好調でーす!って。

みんなが浮かれているその裏で、企業の時価総額を並べたら、先進国が全世界の9割近くを占めてますって事態。

それって。それってそういうことだよね?

GDPが高ければお金は沢山集まるけれど、そのお金がその国の中で使われるかどうかは全く別の問題で。仮にその状態が続くと、その国は本当に豊かになるのかなって。

ううむ。

勉強しないとだ。

What is the IMF?

世界経済インデックスファンドの組み入れ比率は、地域別のGDPの総額を参考にしている。

目論見書には、GDPの数値はIWF「世界経済見通し2022年10月」のデータを元に、三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成、と書いてあるので。

IWFという組織があるのか。

ええと・・。

IWFとは、イギリスに本部を置く非営利のインターネット監視団体のことで・・って、あれ?

あ。

間違い。正しくはIMFだった・・汗。

International Monetary Fundとは

・International Monetary Fund(略称IMF)は、国際通貨基金と呼ばれる組織
・国際連合の専門機関の1つで、1944年ブレトンウッズ会議で設立した
・国際通貨協力を容易にし、為替の安定と秩序ある為替取り決めを促進する
・多角的支払制度の樹立と外国為替制限の撤廃を支援する
・加盟国が国際収支の不均等を是正できるように基金の一般資金を一時的に利用させる

これってニュースでたまに耳にする、国のデフォルトが起きた時に資金援助を行って立て直しを図らせてたりする偉いところ?(←あたまわるい感想。 

加盟国189国の割り当て金から基金を作っていて、国際収支問題を抱える加盟国に一時的な信用を供与することが主な役割。とも書いてある。あ、出典は国際連合の広報センター(いわゆる国連のホームページ)ね。

えーっと、為替だから。日本が円安わっしょいしていることも、IMF的には「やっとるなー」って見守られていて、「まー平気でしょ」的な感じだから口出しされてない感じってことかな。

・・・。

いや、そこは植田さん呼びつけて説教してよ!

ああもう。

でもそうか。為替って国と国同士で起きてしまう不均衡で。それに対して世界のみんなで「あんまり悪くないようにしようよ」って務めている。

戦争もそうだけれど、トワナナさんたちの生きている世界って。スゴい頭のいいひと達が沢山考えて、いっぱい考えて、よりよい世界になるように作っているのだと信じているけれど。たぶん、まだまだその道半ばなんだなって。

スマホを使ってカビの落とし方を調べたり、明日の天気を調べたり、遠くのひとと会話ができるようになっても。沢山沢山、解決すべき課題があるんだなって。

ちょっと、しんなり。

無意味だとわかっていても。やっぱり落ち込むよね。何でじぶんはもっとって。

うつだチノウ。

・・・。

はふん。

ってー!!なんの話さー!!(きー!

本題。本題に戻すよ。

えーっと、IMFが世界の為替の安定に努める組織だということはわかって。

わかっていて・・、でもあれ?

為替の安定に務める国際通貨基金がGDPとどう関係するの?

国際連合の広報センターをふらふら見て回っているのだけれど・・。うーん。それっぽいのは見つからない。代わりに平和維持とか舐めたワードがチラついてイラっとする。肝心な時には役立たずのくせに。ウクライナを見捨てたくせに。

いらいら。

あ、そうか。国際通貨基金のホームページは別にあるのかな。

・・・。

2023 World Economic Outlook

あった!スゴイ、国際通貨基金のサイトは日本語で表示できる。バンガード社の公式にはできない日本語表示ができる!ブラックロック社の公式でも、ステートストリート社の公式でもできるけれど、バンガード社だけはできない日本語表示が(ry。

アラビア語、中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、日本語対応。だ、大体のお言葉がカバーできてる?はて。(何となく国連常任理事国と大口スポンサー寄りなようにも。

GDPで検索すると・・、あった。2023年4月のデータもあるよ。

タイトルに「不安定な回復」とか、めっちゃ不穏なこと書かれているのだけれど。これ、タイトルいらなくない?国連機関が世界を不安にさせるってどうなのさ。そういうのやりたいひとは自筆小説でもAmazonで出版してなさい。

もー。

レポート全文は日本語で読めるので、うおー「不安定な回復」めっちゃ気になる―という方は国際通貨基金の公式サイトで原文を読んでもらえればとして。

概要を更に要約するとこんな感じ?

世界経済見通し(WEO)2023年4月要約

・世界の成長率は2022年3.4%、2023年2.8%、2024年3.0%に落ち着くかも
・先進国の成長率1%切りそう、やべえ
・世界の総合インフレ率2022年8.7%、2023年7.0%に鈍化
・コアインフレ率の低下はもっと遅いよ
・大半のインフレ率が目標値に戻るのは2025年じゃないかなー

冒頭の数字見ているだけで頭痛くなってきた。

これ、トンデモやべー事態って書いてない?うーん、うーん。

とりあえず世界経済の見通し(WEO)による最新の成長率予想の数字があったから表にしてみる。実質GDP、年間の変化率の数字で、2023年と2024年は予想値。(まだnowだしね。

数字は手打ちになるので、間違いが合ったらごめんなさい。

でん。

地域2022年(%)2023年(%)2024年(%)
世界3.42.83.0
先進国2.71.31.4
新興国4.03.94.2
世界の実質GDP、年間の変化率見通し(2023年4月付け)

あー、そういうことか。

これからは新興国投資だ!先進国はダメだ!ってな話題は、この辺りの数字も根拠になっているのかも。

数字だけ見れば新興国は、先進国の3倍成長しそうって予想がされている。

先進国・地域2022年(%)2023年(%)2024年(%)
米国2.11.61.1
ユーロ圏3.50.81.4
ドイツ1.8▲0.11.1
フランス2.60.71.3
イタリア3.70.70.8
スペイン5.51.52.0
日本1.11.31.0
英国4.0▲0.31.0
カナダ3.41.51.5
その他2.61.82.2
先進国の実質GDP、年間の変化率見通し(2023年4月付け)

こっちの数字は先進国の国別の数字。

この中ではスペインの数字が高めに思えるけれど、元がズバ抜けて高いから下落率も一番大きいかも。英国も他で聞くように大分ひどい落ち込み。

あと、日本の安定感はどー捉えたらいいのだろうか・・。2024年は世界と同水準になると喜ぶべきか、その先はズットモでスカイハイを目指すはずと期待に胸を膨らませればいいのか。

よくも悪くもならないよって数字?為替は円安でも、GDPにはそこまで影響なさそうって解釈かなぁ・・。でも秋から電気代ずどーん値上げが待ち受けていたはず。大丈夫かなぁ。電気毛布もう1枚新調しないと冬を越せないのかなー涙。

新興国・地域2022年(%)2023年(%)2024年(%)
アジアの新興市場国・発展途上国4.45.35.1
中国3.05.24.5
インド6.85.96.3
欧州の新興市場国・発展途上国0.81.22.5
ロシア▲2.10.71.3
中南米・カリブ諸国4.01.62.2
ブラジル2.90.91.5
メキシコ3.11.81.6
中東・中央アジア5.32.93.5
サウジアラビア8.73.13.1
サブサハラアフリカ3.93.64.2
ナイジェリア3.33.23.0
南アフリカ2.00.11.8
新興市場国・中所得国3.93.94.0
低所得発展途上国5.04.75.4
先進国の実質GDP、年間の変化率見通し(2023年4月付け)

でもって、こっちの数字は新興国の国別の数字。

いやいや、中国のこの数字はないでしょ。HAHAHA、世界通貨基金も冗談がお上手で。

いくら貰ってるのさ・・って、インドゥ!!

なんてこったい。ここの数字にも出てるインドのお祭り具合。それに対してサウジとブラジルはそこまでGDP上がらない見積もりなのか。今でこそ高騰する資源輸出が落ち着く見通し?

何かよくわからんちな新興市場国・中所得国や低所得発展途上国もお祭り騒ぎだし。

この数字信じてよいのか心配になってきた。

国連の機関だしなぁ・・。

・・・。

でも、世界経済インデックスファンド内の組み入れ比率の数字はレポートを読む限り、なんとなくなく理解できる感じ。

レポートが2023年4月のものなので、データも話題も4ヵ月以上前のもの。事態が進んでしまっていることも多々あって。それでもレポート自体はデータと出来事から組み立てられているので読み物としては面白いなって感想。

ちょっとライターさんのフィルターや、IMF主観を感じはしたものの、情報の収集先としては良い気がした。これからウォッチしよう。

By the way, what is the GDP figure?

ちなみにレポートにある数字は変化率をまとめたもの。いわゆる成長率とかそっちらへんの数字で。

今のGDPはないの?というと、サイトにIMFデータマッパー(英語)というページがあるので、お好きなデータを見て頂戴な作りになってた。残念ながらここは日本語化されてない。

んーっと、たぶんだけれど。

トワナナさんたちがイメージするGDPの数字ってこれかな?一人当たりのGDPで現在の物価高だから、たぶん。地域別の数字はこんな感じ。

RegionValue (thousand)
Caribbean6.45
Central America7.36
Central Asia and the Caucasus8.75
East Asia16.46
Eastern Europe15.17
Europe34
Middle East(Region)13.24
North Africa3.98
Pacific Islands3.63
South America9.31
South Asia5.8
Sub-Saharan Africa(Region)1.82
Western Europe47.35
Western Hemisphere(Region)34.39
GDP per capita, current prices. region list.(IMF. 2023)

地域別もいいけれど、国別も欲しいところ

・・・。

ただちょっと、国の数が3桁なので上で上げていた国に限定してまとめるとこうかな?数字は手打ちなので間違えていたらごめんなさい。

まずは先進国のリスト。

国別には人口の数字と、一人当たりのGDPと人口を掛けた数字として、国のGDPの欄を設けて数字を入れてみる。あってるかな・・?

先進国・地域GDP
(thousand)
Population
(millions)
Country’s
GDP(millions)
米国80.03335.5426.853.26(thousand)
ドイツ51.8383.864.346.46(thousand)
フランス44.4165.832.923.51(thousand)
イタリア36.8158.942.169.58(thousand)
スペイン31.2247.81.492.31(thousand)
日本35.39124.624.410.30(thousand)
英国46.3768.123.158.72(thousand)
カナダ52.7239.642.089.82(thousand)
GDP per capita, current prices+etc.(IMF. 2023)

流石はアメリカさま、ぶっちぎりである。ドイツとカナダもがんばってる。国のGDPとしてみたら、日本はそこまで悲観しなくてもよい気がするのは気のせいかなぁ・・。並べてみると、意外と人口多いんだよ。

でもって新興国はこれ。

新興国・地域GDP
(thousand)
Population
(millions)
Country’s
GDP(millions)
中国13.721.41(thousand)19.345.20(thousand)
インド2.61.44(thousand)3.744.00(thousand)
ロシア14.4143.22.062.08(thousand)
ブラジル9.67215.162.080.59(thousand)
メキシコ12.67131.231.662.68(thousand)
サウジアラビア29.9235.491.061.86(thousand)
ナイジェリア2.28222.18506.57(thousand)
南アフリカ6.4961.53399.32(thousand)
GDP per capita, current prices+etc.(IMF. 2023)

こっちは中国がぶっちぎり。こうやってみると、インドは国民ひとりあたりのGDPは全然低い。これからこれからって感じ?

全体としてみると、米国、中国、日本、ドイツ、インド、英国の順だから、そこまで間違ってないかも。って、インドは英国に比べてひとりあたりのGDPが5.6%程度なのに、国民の数で掛けると英国を抜いてる。そう考えるとスゴイかも・・。

むーう。

この辺の数字の見方もちゃんと勉強しないと。

・・・。

ところで。

サイトを検索したら2023年4月のレポートが上位に出てくるくせに、サイトの最新記事欄をみたら2023年7月のレポートが上がっていた場合の対処方法はどうしたらよいですか?もう今更なのですが。上司には内密にお願いします。

ぇー。

(・・数字的にはそんなに変化がなかったので見なかったことにしよう。そうしよう。

Are you concerned about performance?

ここで話題を世界経済インデックスファンドに戻して。

月次レポートから、パフォーマンスの数字とかを拾ってみる。セゾン・グローバルバランスファンドの記事でもパフォーマンスの数字は拾ったけれど、あれは証券会社の表面の数字だったから。

今回は運用会社の裏の数字。うらー。

まずは期間別の騰落率。

期間騰落率(%)
1ヵ月0.41
3ヵ月9.87
6ヵ月13.03
1年11.64
3年38.46
設定来223.36
世界経済インデックスファンドの期間別の騰落率(2023年7月31日付け)

ポートフォリオの半分を債券で埋めている割にはよい数字にも。直近新型コロナのパンデミックと、世界規模の金融引き締めがあるから、3年程度の数字だけみて「おっしゃー!」ってなってはいけないけど。

これはマザーファンドの月間騰落率。

マザーファンド騰落率(%)
国内債券インデックス▲1.55
国内株式インデックス1.49
外国債券インデックス▲2.16
外国株式インデックス1.53
新興国債券インデックス0.33
新興国株式インデックス3.15
世界経済インデックスファンドのマザーファンド月間騰落率(2023年7月31日付け)

1ヵ月分しかないので直近のことしかわからないタイプ・・。むむ。日興さんやアセットマネジメントOneさんみたいに、一定の期間並べてもらえると嬉しいかも。(いっぱんぴーぽーが見てどないするのさって突っ込みはなしで。

数字的にはここ最近の調べでわかっている通り、国内債券と先進国債券がやられている。

あ。どうでもよい寄りの話題で。なんでか知らないけれど、運用会社さんは先進国を外国と表記することが多いよね。新興国は外国じゃないの?気になる。

ポートフォリオで見ると、新興国債券が踏ん張っている感じ。

新興国債券は金融危機に弱いイメージがあるのに・・、やっぱり期待値の高さでカバーされているのかな。結構な比率ポートフォリオに組み入れているので、分散効果によって基準価格の下落が緩和されている・・、というか新興国株式も含めて今日のポートフォリオを支える屋台骨ですやん!!

乱暴に新興国を盛るのではなく、一定の基準で持って組み入れ比率を決めているから。こういったケースでリスク分散が図られているのはいいよね。

ぷしー。

最後にちょっとした小ネタで締めくくり。

この記事で掲載しているスクリーンショット画像はマネックス証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。

世界経済インデックスファンドの情報

これは全期間の世界経済インデックスファンドのチャート。運用開始が2009年みたいなので、そこそこのベテランさん。やるじゃないかー。

さて問題です。このチャートで普段見慣れないものが紛れていますが、それは何でしょうか?

・・・。

・・・。

はい、正解。(当たったよね?

よくよく見ると、2013年から2015年あたりに分配金を出していたことがあったみたい。

なんでだろ?この前のダイナミックな投資信託もそうだったけれど、純資産総額が少ない時に基準価格が大きく上昇すると、分配金を出さざるを得なくなる何かがあるのかな。

うわー、こんなに儲かったら使い切れないよー、・・・とか。

謎だ・・。

おつかれさまでした。

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