変動相場で守る、グローバルX S&P500ETF(ダイナミック・プロテクション)

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大層なお名前から、それはそれは期待しメモしていた銘柄。

公式で概要を見た限り、基本はS&P500のロング・ポジションを持ちながら、「やべぇ!相場荒れてきたー」って時にはカバード・コール戦略を構築するというイカれた・・、もとい、ロックなファンド。

あーはいはい。いつものアレね。優秀なファンドマネージャーさんが伝統的な投資判断するんでしょ?と思いきや。

これ、インデックスだそうで。

またまた、御冗談を。

んー。

・・・。

あらほんとだ。

S&Pグローバルさんちのコだネ。

これは面白くなってきた。

今回は、銘柄コード(379A)グローバルX S&P500ETF(ダイナミック・プロテクション)をちょこっと調べてみるお話。

Be careful

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「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

What is Global X S&P 500 ETF (Dynamic Protection)?

ひとまずETF側の基本情報に目を通す。

グローバルX S&P500ETF(ダイナミック・プロテクション)とは
  • S&P500 Dynamic Covered Call Index(配当込み、円換算)への連動を目指す
    1. S&P500のロング・ポジションを構築
    2. 短期的に相場変動が大きいと判断した場合に限定し、S&P500を原資産とするカバード・コール戦略を構築
  • カバードコール戦略実施の判断は週次で行う
    • カバードコール戦略実施時は、S&P500の終値に対し3%上乗せした水準の権利行使価格で「翌週金曜日に満期を迎えるコール・オプション」を売却、満期日前営業日にポジションを解消する
  • 商品分類(型:追加、地域:海外、資産:株式、区分:ETF、分類:インデックス)
  • 属性区分(資産:株式一般、決算:年4回、地域:北米、為替ヘッジ:なし)
  • 信託期間は無期限、信託財産留保額は無し
  • 信託報酬は純資産総額に対して年率0.11%(税込み)

ふむり。

ロング・ポジションという表現から先物に思えるけれど、カバード・コール側は現物だと思うから。先物+ETFあたりのハイブリッド?

マンスリー出てるかな・・。

えーっと。

・・・。

あってそうかな。

2025年7月31日のマンスリーレポートによれば、組入れ上位10銘柄にティッカーコード(SPLG)SPDR PORTFOLIO S&P500 ETFが80.79%保有になってる。

資産銘柄数比率(%)
外国投資信託180.79
外国株式先物119.23
コールローンその他19.21
グローバルX S&P500ETF(ダイナミック・プロテクション)の資産別構成(2025月7月31日)付け

上記は資産別構成。

先物が2割、ETFが8割がベースっぽい?

目論見書によれば円換算はグローバルX社独自の計算によるものらしいので、オプションプレミアムあたりで調整をかけているのかな。

んー。

これ一見すると、先物2割、株式8割のポートフォリオに見えもするけれど、内訳はどうなっているのだろう。

カバード・コールの売りモノが必要なのに株式はETF以外持っていないので、恐らくはETFがカバード・コールの売りモノ相当。

先物でどのくらいの建玉を持っているのだろう。

その辺りの記載が見当たらないのが気になる。

ただ、レバレッジをかけるのであれば属性として申告する必要があるはずで。そうなっていないことから推測すると純資産の100%相当で運用がされているのかな。

海外株式先物は運用上用いているだけで、運用資産額を嵩増しする意図で用いられていない。

とか。

・・・。

こっからはインデックス側の資料を見ないとわからない。

What is the S&P 500 Dynamic Covered Call Index?

S&Pグローバルさんちで資料を読んでる感じ。

むー。

特に目新しい情報は無さそうかも。あくまで計算式でコール・オプションのショートを入れるくらい。これ結構、運用サイドの技量に依存するところ大きい?

グローバルX社はカバード・コールETFの長ではあるので、そのへんはあれだけれど。

S&P 500 Dynamic Covered Call Indexとは
  • S&P500 Dynamic Volatility Covered Call Indexの仲間
  • S&P500 Total Reruen Indexのローリング・ロング・ポジションと、標準的なS&P500 ウィークリー・コール・オプションの条件付ショート・ポジションのパフォーマンスを測定する
  • S&P500の10日ボラティリティが、20日、100日、200日のボラティリティより大きい場合にショート・コール・ポジションが開始される
    • 当面のボラティリティを短期、中期、長期のボラティリティと比較することで、ボラティリティの低い期間中の上昇参加を見送ることなく、ボラティリティの高い期間を活用するためにコール・オプションを利用する

額面通りに受け取るのであれば、相場が荒れて来た時にショート・コール・ポジションを追加する。

つまり「下落することがわかっている」からショート・コール・ポジションを追加するのではなくて、「下落するかも知れない」から両建てのような保険をかける設計?

利には適っているか。

相場が荒れてきたらオプションで保険をかけるという、古くからある取引手法をインデックス化してみたってこと。かな。

たぶんだけれど。

ETFの運用開始が2025年7月7日なので、まだ日が浅いことと、S&Pグローバルさんちで調べた限りでは、同インデックスを採用しているETFはコレいっぽんのみ。

新しいものスキーさんのグローバルX社らしい。

Is it profitable? Or not?

インデックス側には10年分のデータがあるようなので、最後にS&P500のパフォーマンスと並べて見る。

INDEX1
mo
3
mos
YTD1
YR
3
YR
5
YRS
10
YRS
S&P5002.2414.218.5916.3317.1015.8813.66
S&P500
Dynamic Covered Call
2.2414.2110.2517.1917.5416.7014.19
S&P500とS&P500 Dynamic covered callのリターン比較(2025年7月)単位はパーセント

1ヵ月から3ヵ月、年初来はリターンの数値、1年から10年は年率の数値。

ほうほう。

直近1ヵ月から3ヵ月の数値が全く同じなのって、そういうこと?

実現方法ではなく、理論でインデックスは設計されていて。実現方法としてグローバルX社は今のポートフォリオを構築している的な。

ETFとしては「インデックスに連動する」ことを目指しているので、中身が全てデリバティブであっても、債券であっても、設計した通り(申請した通り)であれば問題は無くて。

仮にインデックス側が実現方法まで定義しているのであれば、先物を用いるポートフォリオと先物を用いる必要のないポートフォリオのリターンを同じに出来るわけがない。

ううーん。

・・・。

リターン比較だと10年の年率では0.53%上回る成績。

えー?たった0.53%なのー?ETFの手数料を考えたら赤にならないー?という点に関しては。

恐らく、この設計なら下落時期のダメージを軽減させることができると思うので、ポートフォリオのリスクが落ちていることが予想される。

見方を変えると、資産の目減りを抑える効果があるはず。

取り崩し時期であったり、出来るだけ資産が減らないで育てたいなーという方にはよいかも。

ちょっと長めに眺めてみたいETFだネ。

・・・。

おつかれさまでした。

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