ファンドは1月に1周年を向かえたのかな?設定当初も記事にしていたのだけれど、そろそろどんな感じになっているか気になって再度記事にしたところ、事情があって非公開に・・。
なんてこったい。
別に〇ム・クルーズが高所からびょいーんって落下してセーフになったりする壮大なアクション超大作なスパイ活動も関係なく。
あるのよ、大人には色々。
当時も未来の円高に備えるなら面白いかなって、記事にはしていて。
そして実際に円安から円高へ向かう昨今。
いつやるの?
らいねんっ!
・・・。
みたいなダメにんげんをエンジョイする祭日、再度記事のリライトに挑むのでした。
今回は、日銀決定会合の決断をぽっと出の副総裁が「あ、わたし違うと思うんすよ。」発言で台無しに。お友達企業に忖度しくさりやがってタコ助がー相場の真っただ中。SMTAM S&P500戦略ファンド(株価水準レバレッジ比率調整型)は元気かしら的な。たぶんそんな話。
Memo
グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20240812
基準価額:8,260円 / 前日比(円)+175円 / 前日比(%)+2.16% / 純資産総額132.37億円
項目 | 通貨ペア | 現在価格/ 前回との差異 | 52週範囲 |
---|---|---|---|
ドル円 | USD/JPY | 現在146.8230(JPY) [↑] 0.304(0.207%) 前回146.5190(JPY) [↓] 2.856(1.911%) | 現140.2900 – 161.9420 前140.2900 – 161.9420 |
ビットコイン | BTC/USD | 現在58,352.47(USD) [↓] 2,265.23(3.736%) 前回60,617.70(USD) [↓] 4,333.69(6.672%) | 現24,930.30 – 73,750.07 前24,930.30 – 73,750.07 |
イーサリアム | ETH/USD | 現在2,547.44(USD) [↓] 360.36(12.392%) 前回2,907.80(USD) [↓] 284.58(8.914%) | 現1,523.24 – 4,092.28 前1,523.24 – 4,092.28 |
リップル | XRP/USD | 現在0.560608(USD) [↑] 0.006008(1.083%) 前回0.554600(USD) [↓] 0.0337(5.728%) | 現0.391139 – 0.742126 前0.391139 – 0.742126 |
ステラルーメン | XLM/USD | 現在0.098899(USD) [↑] 0.005499(5.887%) 前回0.093400(USD) [↓] 0.0053(5.369%) | 現0.075918 – 0.162129 前0.077280 – 0.162129 |
※為替はそこまでご利用が無いので、暗号通貨も混ぜています。価格の下のマーカーは1年前の価格に対しての状態を色分けしています。赤いマーカーは上昇、青いマーカーは下降になります。
項目 | 指数 | 現在値/ 前回との差異 | 52週範囲 |
---|---|---|---|
米国株式 | CRSP US Total Market Index | 現在3,814.25 [↓] 2.24(0.058%) 前回3,816.49 [↓] 78.5(2.015%) | 現2,937.26 – 4,052.51 前2,937.26 – 4,052.51 |
S&P500 | S&P500 Index | 現在5,344.16 [↓] 2.4(0.044%) 前回5,346.56 [↓] 100.12(1.838%) | 現4,103.78 – 5,669.67 前4,103.78 – 5,669.67 |
NASDAQ | NASDAQ Composite Index | 現在16,745.30 [↓] 30.86(0.183%) 前回16,776.16 [↓] 417.98(2.430%) | 現12,543.86 – 18,671.07 前12,543.86 – 18,671.07 |
VIX | CBOE Volatility Index | 現在20.37 [↓] 3.02(12.911%) 前回23.39 [↑] 4.8(25.82%) | 現10.62 – 65.73 前10.62 – 29.66 |
英国株式 | FTSE 100 Index | 現在8,168.10 [↓] 6.61(0.080%) 前回8,174.71 [↓] 108.65(1.311%) | 現7,215.76 – 8,474.41 前7,215.76 – 8,474.41 |
独国株式 | DAX Index | 現在17,722.88 [↑] 61.66(0.349%) 前回17,661.22 [↓] 421.83(2.332%) | 現14,630.21 – 18,892.92 前14,630.21 – 18,892.92 |
印度株式 | NIFTY 50 Index | 現在24,367.50 [↓] 350.2(1.416%) 前回24,717.70 [↓] 293.2(1.172%) | 現18,837.85 – 25,078.30 前18,837.85 – 25,078.30 |
日本株式 | TOPIX Index | 現在2,483.30 [↓] 54.3(2.139%) 前回2,537.60 [↓] 36.37(1.412%) | 現2,196.95 – 2,946.60 前2,196.95 – 2,946.60 |
※ETFにするとマーケットプライスになるので、指数で扱えるものは指数でメモしています。52週範囲は約1年間の値幅の範囲を表します。1年間の範囲に対して現在の価格がどの位置にいるのかなどの確認に使えます。
項目 | ETF | 現在価格/ 前回との差異 | 52週範囲 (USD) |
---|---|---|---|
先進国株式 (除く米国) | Vanguard Developed Markets Index Fund ETF Ticker:VEA | 現在48.90(USD) [↓] 0.16(0.328%) 前回48.74(USD) [↓] 0.87(1.753%) | 現41.48 – 51.68 前41.48 – 51.68 |
新興国株式 | Vanguard Emerging Markets Stock Index Fund ETF Ticker:VWO | 現在43.55(USD) [↑] 0.46(1.067%) 前回43.09(USD) [↓] 0.47(1.078%) | 現37.46 – 45.73 前37.46 – 45.73 |
米国短期国債 | SPDR Portfolio Short Term Treasury ETF Ticker:SPTS | 現在29.17(USD) [↓] 0.07(0.239%) 前回29.24(USD) [↑] 0.16(0.550%) | 現28.58 – 29.33 前28.58 – 29.25 |
米国中期国債 | SPDR Portfolio Intermediate Term Treasury ETF Ticker:SPTI | 現在28.70(USD) [↓] 0.23(0.795%) 前回28.93(USD) [↑] 0.34(1.189%) | 現27.01 – 29.13 前27.01 – 28.95 |
米国長期国債 | SPDR Portfolio Long Term Treasury ETF Ticker:SPTL | 現在28.49(USD) [↓] 0.57(1.961%) 前回29.06(USD) [↑] 0.8(2.830%) | 現24.47 – 29.51 前24.47 – 29.46 |
米国半導体 | iShares Semiconductor ETF Ticker:SOXX | 現在211.78(USD) [↑] 4.97(2.403%) 前回206.81(USD) [↓] 11.61(5.315%) | 現144.40 – 267.24 前144.40 – 267.24 |
金 | SPDR Gold Shares Ticker:GLD | 現在224.56(USD) [↓] 0.78(0.346%) 前回225.34(USD) [↑] 0.43(0.190%) | 現168.30 – 229.65 前168.30 – 229.65 |
コモディティ | iShares S&P GSCI Commodity-Indexed Trust ETF Ticker:GSG | 現在21.11(USD) [↑] 0.35(1.685%) 前回20.76(USD) [↓] 0.39(1.843%) | 現19.41 – 23.08 前19.41 – 23.08 |
※こちらは情報の扱いが難しいため、数字の取り易いETFでメモしています。数字は手打ちになりますので、間違っていたらごめんなさい。参考程度に見て下さい
Be careful
この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)
「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。
What is SMTAM S&P500 Strategic Fund?
三度のおさらい。もう良い子のみなさんは耳にタコ助状態ではあると思いつつ。
三井住友トラスト・アセットマネジメントが誇るSMTAM S&P500戦略ファンド(株価水準レバレッジ比率調整型)とは?を目論見書から読み取る。
とどのつまり、このファンドには特徴が2つある。
ひとつは先物取引でS&P500を保有するファンドだという点。現物のS&P500は保有していないので、為替のフルヘッジになる。
で。
もうひとつの特徴が、S&P500(米ドルベース)が最高値からどのくらい下落しているかによって最大2倍まで段階的にレバレッジを設ける設計。
下落が一定以上になるたびにレバレッジ比率が上るのだけれど、そこから値を戻して最高値からの下落が小さくなっても、一度大きくなったレバレッジ比率は元に戻らないよってルール。
そしてS&P500(米ドルベース)が最高値に戻るとレバレッジは解除される。
ファンドは、S&P500(米ドルベース)が最高値に戻るまでの間はレバレッジがかかったままなので「S&P500は下落しても必ず値を戻す」という前提で作られたファンド。
具体的にどのくらいの基準でレバレッジ比率を変動させるのかはこんな感じ。
ドローダウン | 景気局面判断 好景気 | 景気局面判断 景気後退 |
---|---|---|
5%未満 | 1倍 | 1倍 |
5%以上で10%未満 | 1.25倍 | 1倍 |
10%以上で20%未満 | 1.5倍 | 1倍 |
20%以上で30%未満 | 1.75倍 | 1.75倍 |
30%以上 | 2倍 | 2倍 |
これをみるとー。
「好景気」の局面では、S&P500は反転が早いと考えていて。「景気後退」の局面では反転が鈍いと考えている。
のかな?
2つの局面の差異は最高値からのドローダウン20%未満までのレバレッジ倍率。
「景気後退」の局面だと、ドローダウン20%未満ではレバレッジを1倍に留めている。
たぶん「景気後退」の局面において、ドローダウンが浅いタミングでは株価が反転しないで落ち続ける可能性が高いから、レバレッジ比率を上げないようにしておくロジックに見える。
機関や大口の調整売りの度合いとか、過去の数字から組み立ててるのかな。
この考えに基づくと、最高値で一旦レバレッジ比率をゼロに戻すのは上昇相場からの急落でのダメージを回避させる意図なのだろうなって。
ふむり。
What is the operation like?
時間が経過してしまったので、マンスリーレポートの最新を見てみる。
期間別騰落率はこんな感じ。
項目 | 1ヵ月 (%) | 3ヵ月 (%) | 6ヵ月 (%) | 1年 (%) | 3年 (%) | 設定来 (%) |
---|---|---|---|---|---|---|
ファンド | 4.36 | 2.76 | 12.59 | 23.85 | - | 42.04 |
参考指数 | 4.76 | 4.35 | 14.62 | 24.71 | - | 37.38 |
参考指数はS&P500(ドルベース)とのこと。
えーっと・・。
ドルベースという表現なので、こちらも為替影響しない方?という表現が適切かはおいておいて。この認識があっているなら、参考指数は国内のひと的に為替ヘッジの数字でいいのかな。
全体を通して眠むたい感じだけれど、設定来だと逆転するのか。
マンスリーのチャートを眺めた感じでは、2023年末前後に「むくり」と参考指数を1段追い抜いた感じ。今はそのまま差を広げるでもなく、価格の開きを維持したまま同じような線を描いている。
このへん値動きが独特でおもしろい。
次は資産内訳。
項目 | 比率(%) |
---|---|
S&P500先物 | 105.67 |
短期金融資産など | ▲5.67 |
合計 | 100.00 |
資産内訳から見えるのは、このファンドの組成そのもの。
S&P500の先物を使い、下落時にレバレッジ比率を動的に切り替えていくファンドで。それ以上でもそれ以下でもないファンド。
何か難しいファンドに見えちゃうんだよ。このコ。
マンスリーレポートにはレポート作成時点での目標レバレッジ比率等が書いてあって。
今現在のレバレッジ比率はこんな感じ。
項目 | 内容 |
---|---|
S&Pの過去最高値からの下落率 | ▲0.48% |
景気局面判断 | 景気後退 |
7月初の目標レバレッジ比率 | 1.00倍 |
レバレッジ比率はルール通り?
目に付くのは景気局面判断が「景気後退」となっている点で。
これ前回記事にした時、えーっと、1月かな?も景気後退局面だったと思う。
昨今は米国市場やべえとか、景気後退煽っているけれど。ファンドの方はちゃんと判断してたんだなーってぼんやり。
Let’s take a look at the performance!
為替フルヘッジのS&P500の投資信託は比較対象が少なく、ネット証券では取り扱いがSBI証券さんとauカブコム証券さんしかない。
仕方がないのでチャート抜きで為替ヘッジあり・なしを混ぜる形でファンド間の比較を試みることに。
(SBI証券さんとauカブコム証券さんは、ホームページのスクリーンショット利用禁止なので別の場所から数字を持ってきたヨ。がんばったよ。)
ファンド | 1ヵ月 (%) | 3ヵ月 (%) | 6ヵ月 (%) | 1年 (%) | 3年 (%) | 5年 (%) | 設定来 (%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | ▲6.10 | 3.53 | 14.70 | 28.88 | 77.93 | 170.51 | 198.51 |
Tracers S&P500 配当貴族インデックス | ▲0.69 | 1.32 | 10.05 | 15.37 | - | - | 21.52 |
eMAXIS Slim S&P500クオリティ 高配当インデックス | ▲0.57 | 2.29 | 12.79 | 19.06 | - | - | 31.14 |
iFreeレバレッジ S&P500 | ▲2.78 | 9.67 | 14.90 | 24.89 | 15.82 | 125.49 | 133.40 |
S&P500・ 4倍ブル型ファンド | ▲6.08 | 18.57 | 28.25 | 43.31 | - | - | 3.95 |
S&P500 (マルチアイ搭載) | ▲0.99 | 7.27 | 8.31 | 10.58 | 11.90 | - | 23.78 |
Tracers S&P500 ゴールドプラス | ▲3.31 | 4.41 | 30.86 | 47.91 | - | - | 89.57 |
SMTAM S&P500戦略ファンド | ▲0.88 | 7.28 | 8.28 | 14.98 | - | - | 40.44 |
期間で最も数値がよいものを赤い線、期間で最も数字が悪いものを青い線を引いてみた。
設定来の数字は運用年数が長いほど数字が大きくなるので、参考程度に見て下さいな。(同じ期間の数字を比較するとよさげ。)
・・・。
改めて数字を取り直していて気付いた。
前回比較に含めていた、SBI S&P500パリ協定インデックス・ファンドは7月5日に繰り上げ償還されちゃってたんだね・・。ううう。
信託財産が伸び悩んで6憶かな?効率的な運用ができないからごめんねって報告が出てた。
成績よいコだったのに・・涙。
結局残るのは成績の劣る信託報酬が安いだけのファンド。
・・・。
かなしい。
・・・。
・・・。
ああ、えーっと。
数字的には形容が難しい感じ。このコは2023年1月からの運用だったと思うので、なんとも難しい運用期間で。その中での長い期間の数字は、円安の恩恵を受けられていない点が現れていて。
このへんでダメなファンドの烙印を押されてしまいがち。
でも。今後が円高株安であれば、円建てファンドに対して大きなアドバンテージを発揮する設計。
3ヵ月、1ヵ月の数字は円建てファンドに比べて数字よいみたいだし、今後の数字に期待したいなって。
The need to prepare for the coming day.
為替ヘッジって、その名の通り為替の影響をヘッジするためのもの。
個人投資家が運用する資産額で、それを不要と論じるひとが多いのは知っていて。
えー、じゃあ、トワナナさんもいらないと思うのー?といえば。
ドラスティックに全部を切り替えて運用するとか、全部をどちらかに寄せる極端な運用は危ういかもとは思っていて。
んー。
思うのは。
こういう「役割を持った設計」のファンドはツールなので。
そのツールを局面局面で便利に使うと。
そのツールをどう使うとどんな影響がでるのかを考えていくと。
勉強になって、たのしいかなって。
今みたいな時期にサテライトで脇を固めるのにも役立ちそうだし。
ツールとうまく付き合っていけたらいいなーって。
そんなことを、このコを見ると思う。
(決してやけくそナンピン自動化ファンドではないよ、ほんとだよ。)
・・・。
おつかれさまでした。