グローバル5.5倍バランスファンド運用状況2023年02月。

運用状況

2023年2月12日、グローバル5.5倍バランスファンドは設定から3周年を向かえましたー。おめでとー!ありがとー。

コロナ禍真っただ中の2020年2月末のスタートで、丁度今のようなヒドイ下落に見舞われて。でも。その後の金融緩和に後押しされた基準価格の高騰で一気にマイナスを取り返して。当時はすごい回復力、すごいファンドって話題になった。対象的に基準価格の戻りが遅かったグローバル3倍3分法ファンドが随分叩かれてもいたっけ。

といってもグローバル3倍3分法ファンドも1年くらいで基準価格を戻したのだから、何もそこまで叩かなくてもいいのにって。せっかちさんが多いなぁ・・って、当時思った記憶。

その後、世界的な金融引き締めだー、米国のQTだーで、今に至るって感じなのかな。まだ進行形だけれど。

うへー。

たぶん、グローバル5.5倍バランスファンドは信託期間が延長されずに2029年に償還されるのだろうと思う。残り7年の間に今ほど大きな金利上昇は流石に無さそうな気もするので、「うらー!!」って上昇してくれるといいなって。

なんてことを考えながら、もう2月も終わり。トワナナさんレポートの季節。

memo

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)20230227
基準価額:6,783円 / 前日比(円)+98円 / 前日比(%)+1.47% / 純資産総額83.02億円

日経平均:27,453.48円 / ドル円:136.50円

ダウ平均:32,816.92 / ナスダック総合指数:11,394.94 / S&P500指数:3,970.04

be careful

この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。(詳しくは、免責事項とPrivacyPolicyを参照下さい。)

「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。

news

最近の出来事

  • ロシアによるウクライナへの軍事侵攻、侵攻開始から1年を目前にバイデン米国大統領がウクライナ首都キーウを訪問、必要な限り支援を続けると約束
  • トルコ南東部カフラマンマンシュで発生した地震の規模はマグネチュード7.5、トルコとシリアで亡くなった方の数は5万人越え
  • 米領空侵犯を行った超高高度を飛行する中国製の偵察気球はF22戦闘機により撃墜、回収した残骸から電子機器・センサーが見つかり解析が続けられる。気球は過去日本にも飛来していた
  • NTT東西は2000年12月サービスを開始したADSL回線サービスの提供を終了した(代替サービスへの移行のため一部地域では2025年まで継続)

my mutual fund

この記事で掲載しているスクリーンショット画像は、松井証券ホームページの画面をキャプチャしたものです。

保有銘柄

保有銘柄

松井証券さんでは経費が一定額を越える投資信託を保有していると、経費から一定の額(松井証券さんの取り分)を抜いた残りをポイントとして還元してもらえるサービスがある。グローバル5.5倍バランスファンドは年0.3%のポイント付与。eMAXIS Slim先進国はポイントを使って積み立てられたもの。

もーだめだー、おしまいだーのターン。ぼすけて・・。

そいえば貰えるポイントが月500円越えてた。eMAXIS Slim先進国の積立てが捗る。

基準価格情報

基準価格情報

8千の壁が厚いー。見方を変えると、この辺りでレンジしているようにも見えてきたり。んー、いや、そんな気もしてきたぞ。6千の底から7千の天井でレンジしてない?

基本リスク指標

基本リスク指標

ちょっとわかり難いので、前回と比較してみる。えーっと。

項目トータル
リターン
累積6ヵ月
(%)
トータル
リターン
年率6ヵ月
(%)
シャープ
レシオ
6ヵ月
リスク
(年率)
6ヵ月
トータル
リターン
累積12ヵ月
(%)
トータル
リターン
年率12ヵ月
(%)
シャープ
レシオ
12ヵ月
リスク
(年率)
12ヵ月
先月▲23.8▲56.7▲1.2345.9▲57.8▲75.9▲1.7343.9
今月▲26.8▲54.5▲1.1846.7▲44.8▲44.4▲0.9845.2
基本リスク指標先月と今月の比較

むー。

トータルリターンは累積6ヵ月のみ、若干悪化して、それ以外は特に12ヵ月が改善。シャープレシオはプラスの方がよかったはずだから、これも改善に向かってるのかな?

ただ、リスクがどちらもあがってるのは何故だろう・・。「あれ?これもしかしてクソファンドじゃない?」って気付き始めたとかでもないと思うし。ううむ。

composition ratio

ここでの数値は日興アセットマネジメント社、グローバル5.5倍バランスファンドの2月マンスリーレポートを参考にしています。

世界株式

銘柄先月の比率
(%)
今月の比率
(%)
変動
(%)
米国米国株先物ミニ(S&P500)63.064.1↑1.1
欧州欧州株先物(ユーロ・ストックス50)16.016.7↑0.7
新興国新興国株先物ミニ(MSCI EM)8.79.6↑0.9
日本日本株式先物(TOPIX)5.95.8↓0.1
英国英国株先物(FT100)3.63.8↑0.2
その他0.0
株式先物合計97.3100.0↑2.7
グローバル5.5倍バランスファンド資産保有比率(世界株式)

世界REIT

銘柄先月の比率
(%)
今月の比率
(%)
変動
(%)
米国VANGUARD REAL ES-ETF15.516.7↑1.2
オーストラリアVANGUARD AU PROP-ETF3.13.4↑0.3
英国ISHARES UK PROPE-ETF2.42.5↑0.1
日本上場インデックスJリート隔月2.22.2
シンガポールNIKKOAM-STRAITST-ETF1.11.0↑0.1
その他0.0
REIT現物合計24.325.8↑1.5
グローバル5.5倍バランスファンド資産保有比率(世界REIT)

先進国債券

銘柄先月の比率
(%)
今月の比率
(%)
変動
(%)
米国米国国債先物2年86.589.3↑2.8
米国米国国債先物10年74.682.8↑8.2
日本日本国債先物10年47.447.50.1
フランスフランス国債先物10年38.539.10.6
米国米国国債先物30年33.134.7↑1.6
ドイツドイツ国債先物10年28.929.3↑0.4
イタリアイタリア国債先物10年21.522.20.7
英国英国国債先物10年17.516.9↑0.6
ドイツドイツ国債先物30年6.86.4↓0.4
日本日本国債現物28.027.5↓0.5
その他0.0
債券先物合計354.7368.213.5
債券現物合計28.027.5↓0.5
グローバル5.5倍バランスファンド資産保有比率(先進国債券)

銘柄先月の比率
(%)
今月の比率
(%)
変動
(%)
米国金先物24.224.90.7
その他0.0
金先物合計24.224.90.7
グローバル5.5倍バランスファンド資産保有比率(金)

全体として比率が押し上げられているように見えるけれど、先月の数値だと思うので株高の影響なのかな?

factors behind price fluctuations

ここでの数値は日興アセットマネジメント社、グローバル5.5倍バランスファンドの2月マンスリーレポートを参考にしています。

基準価額騰落の要因

項目2022/082022/092022/102022/112022/122023/01設定来
基準価格10,0488,5346,3766,7857,3356,41810,000
支払分配金0000000
世界株式▲154▲664375215▲2033412,088
世界REIT▲91▲2756658▲45113250
先進国債券▲1,319▲1,258▲43383▲584439▲5,908
▲45▲85▲24945786246
その他要因9412435▲199▲143▲45676
合計▲1,514▲2,158409550▲917934▲2,648
当月末基準価格8,5346,3766,7857,3356,4187,3527,352
グローバル5.5倍バランスファンド基準価格騰落の要因一覧

運用のコメントによれば・・。

国内株式は日銀の金融緩和継続、中国のゼロコロナ政策解除の期待から株価は上昇。米国はインフレ鈍化によるFRBによる利上げ幅縮小などを材料に株価は上昇。欧州は景気悪化の過度な懸念の解消により株価上昇。新興国株は中国の経済回復期待、米国の利上げ幅縮小が支援材料となり株価上昇。

んー。株式は全部上げ?確かに先月あたりはイケイケ感あったような気も。

国内REITは日銀の金融政策の修正が意識され、都心部オフィスの空室率の上昇、平均賃料の下落などが重しになり下落。国内以外のREITは株式と同様の材料を元に上昇。

ひっかかるのは「日銀の金融政策の修正が意識されって」の部分、これ株式と反対のことを書いているけれど時期が異なるとか?あるいはアセット毎に解釈が異なっているのかな。ちょっと違和感があるかも。

国内債券は日銀の金融緩和政策の修正の思惑で利回りが上昇(価格は下落)。米国の債券は景気の減速懸念、利上げ幅の縮小を受けて利回りが低下(価格は上昇)。欧州債券はインフレ動向の改善期待により利回りが下落(価格は上昇)。

債券は傾向として金利が落ちれば価格があがるので、インフレ減速期待のおかげで価格上昇、なのかな。

金は2022年4月以来の高値。世界的な長期金利の低下とドルの主要通貨に対する下落を材料視され金買いに。

騰落率の数字をみる限りは、その他の要因以外は全てプラス圏になっているので、インフレが収まる、これで勝つる!感が出ていた月だったのだろうなって見て取れる。

このあと地獄の釜が開いちゃうのだけれど・・。

sister mutual funds

おまけ。ぼんくらーず。

ぽんこつ基本情報

これは基本情報。

あれ?Tracers グローバル2倍株の純資産総額9.3憶から8.6憶に減ってる?!基準価格が先月8,409円、今月8,204円だから、そこまで価格面で純資産総額は落ちない気もする。SBI証券を眺めた感じでは資金流出しているようにも見えないのに。

ぽんこつ実績・評価

こっちは実績と評価。グローバル3倍3分法ファンドのシャープレシオは若干回復。

とはいえ。「この中からどれを積み立てたい?」って聞かれたら、「3つから選ぶくらいなら投資しない」って回答が正解みたいな惨状。

冗談はおいておいて。ちょっとグローバル2倍株の純資産総額が6.45%も落ちているのが気になってしまうので、松井証券さんで資金流失ランキングとかみてみる。

でででん。

投資信託の資金流入ランキング

えーっと、あ、これは資金流入ランキングだ。せっかくだからついでにスクリーンショットしておいたやつ。画面に収まらないのでギリギリまで縮小表示しているので見難くてごめんなさい。

1位スゴイ・・、分配金20.88%だって。やっぱりお金持ちがこういった投信買ってセルフ取り崩ししている感じなのかな。純資産総額3千億円だもん。頭くらくらする。

と思ったけれど、9位のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は1兆7千億円かー!スゴイー!!

・・・。

ところで日興さんのファンドが見当たらないようですが・・、いえ、何でもありません。

投資信託の資金流出ランキング

そいでもって、こっちがお待ちかねの流出ランキングぅー。

うー?

やったね!日興さんのファンドが4位と9位にダブル・ランクインしてるよ!!(←煽ってる。

グローバルという名前にびびってしまうけれど、Tracersの姿は見当たらない。

やれやれ。

2位の楽天日本株3.8倍ベア2とか、わざわざベア型ファンドにレバレッジ4倍近くかけなくてもいいのに・・。ううーん。10位にSBI日本株ベア2とかもあるので、空売りやってみたいお年頃の方が逃げ遅れている感じとか。

ちょっと気になるところで楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)が8位に入っている。なして?

これってあれだよね、中身はバンガードのVanguard Total World Stock Index Fund ETF(ティッカーVT)と、聞いたことないけれど経費率がめっぽう安いバンガード債券で組んでいる、経費率も破格の超が付くくらいお行儀のよいファンド。

確か株式70%の債券30%くらいの。これ買っとけばベストでしょ、みたいな。びっくりするほど成績が振るわない均等型より成績もそこそこだったと思ったけれど。

うーん。インフルエンサーで勧めている方がチラホラいらしたから、その関係でもないと思うけれど。ちょっと理由が気になるかも。実は楽天証券投資顧問がバンガード・シリーズ以外〇〇ファンド揃いだって気付かれたとか?

6位の投資のソムリエはまぁ・・、ネ。ファンドの仕組み上守りようがないから、グローバル5.5倍バランスファンドに比べたらベリーイージーモードにしても。抜けてくよね・・。あのパフォーマンスでもいいから保険が欲しかった方々は。

投資のソムリエは、トワナナさんもしばらく持っていたことがあって。配当出るし、ボラは小さいし、金利上昇局面でなければ選択肢としてアリなファンドだとは感じた。何で手放したの?といえば、下落しないファンドは上昇もしないから。当時それに遅まきながら気付いてお別れすることに。

下落局面ではつい怖くなって下落しないファンドを探してしまうけれど、それは意味がなくて。大切なのはきちんと反発して値を戻すかどうかだって。不安に感じるのはファンドの問題だけではなくて、資金管理でリスクを取りすぎるからだって。

それがあっているのかどうかは、今も迷うところではあるのだけれど。

と。とりあえずはグローバル2倍株の名前は見当たらない(というかあの純資産総額ではランキングに乗る事態では吹き飛んでそう。)のでよかった。

次回はもうちょっと暖かめの景色になっているといいな。

おつかれさまでした。

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